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第1章~すみれの陥落~
最初で最後の掃除らしい掃除
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すみれは特に怪しまれることもなく、その日1日を過ごすことができた。いじめっ子は頭が良く、絶対に他人に見られる可能性がある場所には傷を作らない。また、他人がいじめを確信するような行動はすみれに起こさせない。だから今朝もわざわざ制服に手を加えることをしなかったのである。すみれも自分がいじめられていることを周囲に知られなくないため、もう周囲がその関係を知ることはほぼ不可能である。これはすみれにとって良いことでもあり、同時に悪いことでもある。
すみれは教室では明るく笑顔を保っていたものの、やはり放課後のことを考えると憂鬱で仕方がなかった。しかし少しでも暗い顔をすると友人に心配されるので笑顔を絶やさなかった。この気遣いが思いのほか重労働であった。すみれはこれを残り1年ずっと続ける必要がある。
帰りの学活が終わるとすみれは旧校舎へ向かった。3人組の声が女子トイレの方から聞こえたので、すみれはまずそちらに入った。
「...こんにちは」
「なんで来たの?」
「え?」
「そっか~、そんなにすみれちゃんいじめられたかったんだ~」
思いもしない言葉を言われ、すみれは困惑した。
「いえ、そういうわけでは...」
「昨日、私たちは明日も来いとは一言も言ってないよ。まぁ来なかったら来なかったで大変な目にあってただろうけどね笑」
「ほら、わざわざ自分から来たんだから、今日も私をいじめてください~、って言えよ」
「きょうも...わたしを...」
「うずうずするなもう一度!」
「今日も私をいじめてください!」
「さすがマゾ奴隷だな。そんなに言うなら仕方がないな。早速ブルマに着替えて来いよ」
すみれは教室では明るく笑顔を保っていたものの、やはり放課後のことを考えると憂鬱で仕方がなかった。しかし少しでも暗い顔をすると友人に心配されるので笑顔を絶やさなかった。この気遣いが思いのほか重労働であった。すみれはこれを残り1年ずっと続ける必要がある。
帰りの学活が終わるとすみれは旧校舎へ向かった。3人組の声が女子トイレの方から聞こえたので、すみれはまずそちらに入った。
「...こんにちは」
「なんで来たの?」
「え?」
「そっか~、そんなにすみれちゃんいじめられたかったんだ~」
思いもしない言葉を言われ、すみれは困惑した。
「いえ、そういうわけでは...」
「昨日、私たちは明日も来いとは一言も言ってないよ。まぁ来なかったら来なかったで大変な目にあってただろうけどね笑」
「ほら、わざわざ自分から来たんだから、今日も私をいじめてください~、って言えよ」
「きょうも...わたしを...」
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