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23 客の多い一日
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結界が張ってあるから間宮に襲われることはないとはいえ、くれぐれも注意するよう何度も究竟から釘を刺された蒼衣は、おとなしく屋敷の敷地内で生活していた。
庭で野菜や花を育てたり薪割りなどの野良仕事、本を読んだり三味線の練習などもしたりして、究竟たちがいなくて寂しい日々を紛らわしながら過ごしていた。
一日も早く無事に帰って来て欲しい。毎日帰りを待ったがその願いむなしく、究竟と琥太郎は旅立ってから9日が過ぎても帰って来なかった。
そして、約束の10日目となった。
遅くとも今日の夜にはきっと帰って来るはず。帰ってきたら琥太郎にご褒美をあげよう。
琥太郎のために木天蓼の匂袋を蒼衣が作っていると、玄関先から「頼もう」と声が聞こえてきた。結界があるから間宮は屋敷内に入って来られないはずだが、間宮の回し者の場合もあるかもしれない。
用心しながら玄関に行くと、白髪に長い白髭の、歳は優に百歳を超えていそうなよぼよぼの翁が立っていた。腰は90度に曲がってしまっているのに、背中に大きな風呂敷包を背負っている。
「何か御用ですか?」
悪人には到底見えなかったが、それでもまだ用心した。
「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ。わしは流離の道具売りでな。ひとつ道具を買ってくれんかの。あんたが買ってくれんとわしゃあ食べるもんがのうて、今宵のうちに飢え死にするだろうて」
かわいそうに思った蒼衣は、道具をひとつくらい買ったところで何も起こらないだろうと買ってあげることにした。
「ありがとよ。よっこいしょ」
翁が大きな風呂敷包を玄関の土間の上に広げる。中から出てきたのは釜やら鍋やら竹細工など、正直いらない我楽多ばかりだった。
「この中で一番高いものを買いますね。どれですか?」
「あんた、いい人じゃの。じゃ、これ」
翁は着物の袂から小さな鉄剣を取り出した。
「そんなとこから出してくるとは。まさかそれだけとても高いんじゃ?」
「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ。十六文でよいわ。十六文あれば蕎麦が一杯食べれるからの」
「逆に十六文だと安すぎるんじゃ?」
「よいよい。そもそもあんた、鉄剣など使わんだろ」
「はい、僕には必要ないです」
「この鉄剣はな、持っている者の『怒り』を吸収することによって、はじめて使いものになるんじゃ」
「怒りですか?」
「あんた、気弱そうじゃ。怒ることあるか?」
「そりゃあ僕だってあるにはあるけど、そういう感情はあまり好きじゃないから」
「あんたにしてみればこの鉄剣も、この釜や鍋と同じように無用の長物ということか。まあいい。買っとくれ」
「はい。今、お金持ってきますね」
蒼衣が金を奥の部屋に取りに行こうとした時だった。
開いていた玄関の戸の間から一羽の黒い鴉が物凄い速さで蒼衣目掛けて飛んで入ってきて、その鋭い爪で蒼衣を襲おうとした。
「きゃあああ!」
蒼衣が悲鳴を上げる。
その時、それまで腰を90度に曲げていた翁が急に真っ直ぐに立ったかと思うと、鋭い形相で持っていた鉄剣を素早い動きで黒い鴉に向けて投げた。
鉄剣は見事に命中して鴉の身体を貫き、鈍い悲鳴を上げた鴉は玄関の土間の上に落ちて絶命した。すると忽ちにその鴉は狩衣を着た式神の姿になり、すぐにその姿は消え白い紙人形となった。
土間の上で白い紙人形を貫いている鉄剣は、鉄が高熱で溶かされる時のように紅い光を放っている。
「何が起きたの!?」
混乱している蒼衣に翁は冷静に言った。
「間宮が送った式神だろうて」
「間宮を知ってるの!? お爺さんは一体何者!?」
問い掛けを無視して翁は腰をまた90度に曲げると、土間の上に落ちている鉄剣を拾い蒼衣に渡した。
「ほれ」
「これを僕にどうしろと?」
「肌身離さず持っておれ。まあ、すっぽんぽんにされたら持てんじゃろうが。ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ」
「どういう意味?」
「いつか使う時が来るじゃろうて。それじゃ」
それだけ言い残すと翁は玄関から出て行ってしまった。土間の上に釜や鍋などをすべて残したままで。
「あっ! 待って!」
蒼衣は釜や鍋を風呂敷に包んで急いで追いかけたが、もうその姿はなかった。
「十六文だってまだ払ってないのに。何しにきたんだろう……」
あの翁は一体何者なのだろうか? 助けてくれた上に間宮のことも知っていた。それにかなりよぼよぼに見えたのに、あの鉄剣を投げた時の鋭い視線と俊敏さと正確な剣さばき。とても只者とは思えない。
翁が残していった鉄剣を見つめる。それは既に焼けるような紅い光を失い、ただの鈍色の鉄剣となっていた。
その日は客の多い一日だった。
夜になると久しぶりに百合江が遊びに来たのである。究竟たちが帰って来るのを御馳走を用意して待っていたので、百合江にも振る舞い一緒に食べた。
「琥太郎様は? 最近全然顔を見せてくれないんだけど」
「今、究竟様と一緒に西国へ行ってるんです」
「西国へ? そんなところに何をしに?」
百合江まで巻き込まない方がいいだろう。
「僕にもよくわかりません……」
「そうかい。じゃあ、あたしが振られたわけじゃないんだね。最近琥太郎様が全然逢いにきてくれないから。それならよかった」
百合江はすっかり琥太郎に惚れ込んでいるようだ。
「そういえば、縁談はどうなったんですか?」
「どうもこうも善は急げとかで、来週結納だよ。この前相手の男に会ったけど、噂どおり不細工な男だった。あれのどこが善なのさ。でも仕方ないさ、大金持ちの後ろ盾を得る。それがあたしがこの世に生まれてきた意味なんだから」
百合江は琥太郎と遊びながらも哀しい宿命を受け入れようとしていた。自分より年下なのに。
「でもそんな西国に行けるほど元気なら、究竟様の神通力は取り戻せたんだね。よかった」
「えっ? どうして百合江お嬢様がそのことを?」
「前に琥太郎様が言ってたんだよ。早く究竟様の神通力を取り戻さないと、あと数日の命かもしれないって」
「なんですって!?」
「お前、知らなかったのかい? あたしったら余計なことを……でもきっと大丈夫さ、この話をしてたのはずっと前だから。もう取り戻せたんだよ」
いや、究竟の神通力は取り戻せていないはずだ。10日前に抱かれた夜も、究竟に触れられると六芒星の印は青白く光っていた。蒼衣の結界はまだ張られたままだ。
となれば、神通力を取り戻せていない究竟の命はあと僅かということではないのか? 会えなくなってすでに10日も経っている。まだ帰ってこないのはもしかしたら最早究竟は……。
こうしてはいられない。時は一刻を争うのだ。自分はどうなってもいい。究竟が神通力を取り戻せることができるなら。
「ちょっと出かけてきます。今夜中に究竟様たちは帰って来るはずですから、百合江お嬢様はここで待っていてください」
「どこへ行くんだい?」
「すぐに帰ってきますから!」
蒼衣は走って屋敷を出て行った。
その後ろ姿を、ほくそ笑んで見つめている百合江がいた。
庭で野菜や花を育てたり薪割りなどの野良仕事、本を読んだり三味線の練習などもしたりして、究竟たちがいなくて寂しい日々を紛らわしながら過ごしていた。
一日も早く無事に帰って来て欲しい。毎日帰りを待ったがその願いむなしく、究竟と琥太郎は旅立ってから9日が過ぎても帰って来なかった。
そして、約束の10日目となった。
遅くとも今日の夜にはきっと帰って来るはず。帰ってきたら琥太郎にご褒美をあげよう。
琥太郎のために木天蓼の匂袋を蒼衣が作っていると、玄関先から「頼もう」と声が聞こえてきた。結界があるから間宮は屋敷内に入って来られないはずだが、間宮の回し者の場合もあるかもしれない。
用心しながら玄関に行くと、白髪に長い白髭の、歳は優に百歳を超えていそうなよぼよぼの翁が立っていた。腰は90度に曲がってしまっているのに、背中に大きな風呂敷包を背負っている。
「何か御用ですか?」
悪人には到底見えなかったが、それでもまだ用心した。
「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ。わしは流離の道具売りでな。ひとつ道具を買ってくれんかの。あんたが買ってくれんとわしゃあ食べるもんがのうて、今宵のうちに飢え死にするだろうて」
かわいそうに思った蒼衣は、道具をひとつくらい買ったところで何も起こらないだろうと買ってあげることにした。
「ありがとよ。よっこいしょ」
翁が大きな風呂敷包を玄関の土間の上に広げる。中から出てきたのは釜やら鍋やら竹細工など、正直いらない我楽多ばかりだった。
「この中で一番高いものを買いますね。どれですか?」
「あんた、いい人じゃの。じゃ、これ」
翁は着物の袂から小さな鉄剣を取り出した。
「そんなとこから出してくるとは。まさかそれだけとても高いんじゃ?」
「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ。十六文でよいわ。十六文あれば蕎麦が一杯食べれるからの」
「逆に十六文だと安すぎるんじゃ?」
「よいよい。そもそもあんた、鉄剣など使わんだろ」
「はい、僕には必要ないです」
「この鉄剣はな、持っている者の『怒り』を吸収することによって、はじめて使いものになるんじゃ」
「怒りですか?」
「あんた、気弱そうじゃ。怒ることあるか?」
「そりゃあ僕だってあるにはあるけど、そういう感情はあまり好きじゃないから」
「あんたにしてみればこの鉄剣も、この釜や鍋と同じように無用の長物ということか。まあいい。買っとくれ」
「はい。今、お金持ってきますね」
蒼衣が金を奥の部屋に取りに行こうとした時だった。
開いていた玄関の戸の間から一羽の黒い鴉が物凄い速さで蒼衣目掛けて飛んで入ってきて、その鋭い爪で蒼衣を襲おうとした。
「きゃあああ!」
蒼衣が悲鳴を上げる。
その時、それまで腰を90度に曲げていた翁が急に真っ直ぐに立ったかと思うと、鋭い形相で持っていた鉄剣を素早い動きで黒い鴉に向けて投げた。
鉄剣は見事に命中して鴉の身体を貫き、鈍い悲鳴を上げた鴉は玄関の土間の上に落ちて絶命した。すると忽ちにその鴉は狩衣を着た式神の姿になり、すぐにその姿は消え白い紙人形となった。
土間の上で白い紙人形を貫いている鉄剣は、鉄が高熱で溶かされる時のように紅い光を放っている。
「何が起きたの!?」
混乱している蒼衣に翁は冷静に言った。
「間宮が送った式神だろうて」
「間宮を知ってるの!? お爺さんは一体何者!?」
問い掛けを無視して翁は腰をまた90度に曲げると、土間の上に落ちている鉄剣を拾い蒼衣に渡した。
「ほれ」
「これを僕にどうしろと?」
「肌身離さず持っておれ。まあ、すっぽんぽんにされたら持てんじゃろうが。ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ」
「どういう意味?」
「いつか使う時が来るじゃろうて。それじゃ」
それだけ言い残すと翁は玄関から出て行ってしまった。土間の上に釜や鍋などをすべて残したままで。
「あっ! 待って!」
蒼衣は釜や鍋を風呂敷に包んで急いで追いかけたが、もうその姿はなかった。
「十六文だってまだ払ってないのに。何しにきたんだろう……」
あの翁は一体何者なのだろうか? 助けてくれた上に間宮のことも知っていた。それにかなりよぼよぼに見えたのに、あの鉄剣を投げた時の鋭い視線と俊敏さと正確な剣さばき。とても只者とは思えない。
翁が残していった鉄剣を見つめる。それは既に焼けるような紅い光を失い、ただの鈍色の鉄剣となっていた。
その日は客の多い一日だった。
夜になると久しぶりに百合江が遊びに来たのである。究竟たちが帰って来るのを御馳走を用意して待っていたので、百合江にも振る舞い一緒に食べた。
「琥太郎様は? 最近全然顔を見せてくれないんだけど」
「今、究竟様と一緒に西国へ行ってるんです」
「西国へ? そんなところに何をしに?」
百合江まで巻き込まない方がいいだろう。
「僕にもよくわかりません……」
「そうかい。じゃあ、あたしが振られたわけじゃないんだね。最近琥太郎様が全然逢いにきてくれないから。それならよかった」
百合江はすっかり琥太郎に惚れ込んでいるようだ。
「そういえば、縁談はどうなったんですか?」
「どうもこうも善は急げとかで、来週結納だよ。この前相手の男に会ったけど、噂どおり不細工な男だった。あれのどこが善なのさ。でも仕方ないさ、大金持ちの後ろ盾を得る。それがあたしがこの世に生まれてきた意味なんだから」
百合江は琥太郎と遊びながらも哀しい宿命を受け入れようとしていた。自分より年下なのに。
「でもそんな西国に行けるほど元気なら、究竟様の神通力は取り戻せたんだね。よかった」
「えっ? どうして百合江お嬢様がそのことを?」
「前に琥太郎様が言ってたんだよ。早く究竟様の神通力を取り戻さないと、あと数日の命かもしれないって」
「なんですって!?」
「お前、知らなかったのかい? あたしったら余計なことを……でもきっと大丈夫さ、この話をしてたのはずっと前だから。もう取り戻せたんだよ」
いや、究竟の神通力は取り戻せていないはずだ。10日前に抱かれた夜も、究竟に触れられると六芒星の印は青白く光っていた。蒼衣の結界はまだ張られたままだ。
となれば、神通力を取り戻せていない究竟の命はあと僅かということではないのか? 会えなくなってすでに10日も経っている。まだ帰ってこないのはもしかしたら最早究竟は……。
こうしてはいられない。時は一刻を争うのだ。自分はどうなってもいい。究竟が神通力を取り戻せることができるなら。
「ちょっと出かけてきます。今夜中に究竟様たちは帰って来るはずですから、百合江お嬢様はここで待っていてください」
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