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第三章 日常時々非日常
勘違いのセレナーデ7
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--「宮田さん。あなたにはついていきません。こういうこともyarnも迷惑なんです。もうやめて下さい!」
意を決して光は宮田に言い放った。
宮田は大きく目を見開いて光の方を見ている。
時間にしてほんの数秒。
しかし光には数分にも感じる間。
静寂が辺りを包み込む。
「----は?何言ってんの?」
宮田が口を開いた。
「だ、だから!迷惑なんです!つきまといはやめて下さい!」
光は声を荒げてもう一度言った。
「迷惑・・・?俺が?君の為を思ってやってるのに?」
宮田は信じられないという顔をしている。
「私の為だと言うなら、私のことは忘れて関わらないで下さい!」
またも静寂。
宮田の思考回路が追いついていないのだろうか。
よもや光からここまで拒絶されるとは夢にも思っていなかったのだろう。
「あははははははははははははははは!」
宮田は壊れたように大笑いしだした。
その光景に光は思わず後ずさった。
「迷惑?そんなわけないよね。だって論理的に考えて、俺についてくる方が良いわけだからさ!なに言ってんの?」
宮田は笑いながらわけのわからないことを言いだした。
全然論理的ではない。
「戸籍の無い最底辺とも言える光ちゃんを勝ち馬に乗せてあげるって言ってんの!わかるよね!?そんなこともわからない!?」
「わかりません!」
流石に光も反論した。
この言葉には宮田の本性が現れていた。
「そっか・・・じゃあしょうがないね。」
宮田はふぅと一息つくと、肩の力を抜いた。
それを見て光もわかってもらえたかもと少しホッとした。
だが--
「しょうがないね。光ちゃんの為だし、無理やりでも一緒に来てもらおうかな。一緒にいればわかるだろうし」
そう言うと宮田はギョロリと見開いた目を光に向けた。
余りの恐ろしさに光は身構えた。
「そう身構えなくていいよ。どうせ一緒に来るしかないんだから。」
「何言ってるんですか・・・?一緒になんて行きません!」
「そうかなぁ?例えば、今この場に警察呼ぶって言ったらどうだろう、ね?」
「!!」
光は驚き、少し汗をかいた。
「な、なんで警察なんですか・・・?」
「さあ、なんでだろう。例えば、友人の家に無戸籍の女性が不法侵入してるからかな?」
「な!?」
「他には、友人が女性を誘拐して監禁してるとかもあるかな?」
「そ、そんなの私が否定すれば!」
「無戸籍の光ちゃんが?否定したところで、どんな事になるのかなぁ?」
もはや光は声を出せずにいた。
「試しに警察呼んで、無戸籍の人間のその後を見てみるのも良いかもね。吉田が逮捕されるってのも面白そうだし。」
宮田はケラケラと笑っている。
光の顔は青ざめていた。
これが同じ人間のすることか。
人の弱みに付け込んで、それを利用して自分の望みを叶えようとしている。
人間はここまで醜い事が出来るのか。
光は恐怖と悔しさで涙が出てきた。
「さあ、どうする?俺と来る?それとも逮捕される?吉田が逮捕される方にする?好きにしていいよ。」
まるで光を嘲笑うかのような、悪意のこもった笑みを浮かべていた。
--
この人は悪魔だ。
同じ人間だと思ったのが間違いだった。
自分の為なら人を陥れることになんの躊躇もない。
逮捕は困る。
逮捕じゃなくても、警察に事情聴取されるだけでもかなり困る。
タク君が逮捕されるなんて以ての外だ。
かと言ってこんな人についていったら何をされるかわからない。
誰か、誰か助けて--
「早く選びなよー。まぁ選択肢なんてないだろうけど。何、俺について来ればすぐにわかるよ。俺が正しかったって。」
そう言いながら宮田がにじり寄ってきた。
--もうダメだ。
この人は本当に警察を呼ぶ。
まともな思考回路をしていない。
この人の言うことを聞くしか--
そう思った時、光の視線にもう一人の人物が映った。
その人物は口の前に指を立てながら二人に歩み寄っていた。
静かに?いや、黙っててと言うジェスチャーか?
光を見つめながら歩いてくる宮田は気づいていない。
光はその人物を見て、安堵で涙が零れ堕ちた。
「さあ、光ちゃん。俺と--」
「おー、やっぱり宮田じゃん!何してんの!?」
宮田は不意に話しかけられ、ビクッっとして歩みを止めた。
そして話しかけてきた人物の方に首を回した。
「た、唯志・・・?」
声をかけたのは唯志だった。
宮田は戸惑いながらその唯志に返事をした。
光は唯志が現れたことにホッとし、唯志がさっきしていたジェスチャーの通り黙っている。
「大学の頃以来じゃん。お前この辺に住んでるの?」
唯志はあくまで旧知の友人に偶然出会った体で話しかけている。
「え、いや。住んでるのはこの辺じゃないよ。」
「へぇ。じゃあ職場がこの辺とか?てか宮田って何の仕事だっけ?」
「あ、いや。眼鏡チェーンのJiffの社員やってる。」
「おー、大手じゃん!凄いな!どこの店舗!?今度買いに行くよ!」
「え、ああ、中央区の店舗だよ。区内に一店舗だけだからわかると思う。」
唯志は何気ない世間話をしている。
久しぶりに会った同級生に話す内容としては何ら不思議ではない内容だ。
「へぇ。・・・で、今何してたの?」
唯志は急に冷めた口調で言った。
そしてその目は道端のゴミでも見るかのように冷たかった。
----
一方その頃の拓哉はと言うと・・・
(早く帰って光ちゃんと図書館デートの計画を立てよう!親密度アップだ!告白されたらどうしようか!?)
どうしようかって、答えは決まっているくせに・・・
もうすぐ定時と言うことで、るんるん状態だった。
意を決して光は宮田に言い放った。
宮田は大きく目を見開いて光の方を見ている。
時間にしてほんの数秒。
しかし光には数分にも感じる間。
静寂が辺りを包み込む。
「----は?何言ってんの?」
宮田が口を開いた。
「だ、だから!迷惑なんです!つきまといはやめて下さい!」
光は声を荒げてもう一度言った。
「迷惑・・・?俺が?君の為を思ってやってるのに?」
宮田は信じられないという顔をしている。
「私の為だと言うなら、私のことは忘れて関わらないで下さい!」
またも静寂。
宮田の思考回路が追いついていないのだろうか。
よもや光からここまで拒絶されるとは夢にも思っていなかったのだろう。
「あははははははははははははははは!」
宮田は壊れたように大笑いしだした。
その光景に光は思わず後ずさった。
「迷惑?そんなわけないよね。だって論理的に考えて、俺についてくる方が良いわけだからさ!なに言ってんの?」
宮田は笑いながらわけのわからないことを言いだした。
全然論理的ではない。
「戸籍の無い最底辺とも言える光ちゃんを勝ち馬に乗せてあげるって言ってんの!わかるよね!?そんなこともわからない!?」
「わかりません!」
流石に光も反論した。
この言葉には宮田の本性が現れていた。
「そっか・・・じゃあしょうがないね。」
宮田はふぅと一息つくと、肩の力を抜いた。
それを見て光もわかってもらえたかもと少しホッとした。
だが--
「しょうがないね。光ちゃんの為だし、無理やりでも一緒に来てもらおうかな。一緒にいればわかるだろうし」
そう言うと宮田はギョロリと見開いた目を光に向けた。
余りの恐ろしさに光は身構えた。
「そう身構えなくていいよ。どうせ一緒に来るしかないんだから。」
「何言ってるんですか・・・?一緒になんて行きません!」
「そうかなぁ?例えば、今この場に警察呼ぶって言ったらどうだろう、ね?」
「!!」
光は驚き、少し汗をかいた。
「な、なんで警察なんですか・・・?」
「さあ、なんでだろう。例えば、友人の家に無戸籍の女性が不法侵入してるからかな?」
「な!?」
「他には、友人が女性を誘拐して監禁してるとかもあるかな?」
「そ、そんなの私が否定すれば!」
「無戸籍の光ちゃんが?否定したところで、どんな事になるのかなぁ?」
もはや光は声を出せずにいた。
「試しに警察呼んで、無戸籍の人間のその後を見てみるのも良いかもね。吉田が逮捕されるってのも面白そうだし。」
宮田はケラケラと笑っている。
光の顔は青ざめていた。
これが同じ人間のすることか。
人の弱みに付け込んで、それを利用して自分の望みを叶えようとしている。
人間はここまで醜い事が出来るのか。
光は恐怖と悔しさで涙が出てきた。
「さあ、どうする?俺と来る?それとも逮捕される?吉田が逮捕される方にする?好きにしていいよ。」
まるで光を嘲笑うかのような、悪意のこもった笑みを浮かべていた。
--
この人は悪魔だ。
同じ人間だと思ったのが間違いだった。
自分の為なら人を陥れることになんの躊躇もない。
逮捕は困る。
逮捕じゃなくても、警察に事情聴取されるだけでもかなり困る。
タク君が逮捕されるなんて以ての外だ。
かと言ってこんな人についていったら何をされるかわからない。
誰か、誰か助けて--
「早く選びなよー。まぁ選択肢なんてないだろうけど。何、俺について来ればすぐにわかるよ。俺が正しかったって。」
そう言いながら宮田がにじり寄ってきた。
--もうダメだ。
この人は本当に警察を呼ぶ。
まともな思考回路をしていない。
この人の言うことを聞くしか--
そう思った時、光の視線にもう一人の人物が映った。
その人物は口の前に指を立てながら二人に歩み寄っていた。
静かに?いや、黙っててと言うジェスチャーか?
光を見つめながら歩いてくる宮田は気づいていない。
光はその人物を見て、安堵で涙が零れ堕ちた。
「さあ、光ちゃん。俺と--」
「おー、やっぱり宮田じゃん!何してんの!?」
宮田は不意に話しかけられ、ビクッっとして歩みを止めた。
そして話しかけてきた人物の方に首を回した。
「た、唯志・・・?」
声をかけたのは唯志だった。
宮田は戸惑いながらその唯志に返事をした。
光は唯志が現れたことにホッとし、唯志がさっきしていたジェスチャーの通り黙っている。
「大学の頃以来じゃん。お前この辺に住んでるの?」
唯志はあくまで旧知の友人に偶然出会った体で話しかけている。
「え、いや。住んでるのはこの辺じゃないよ。」
「へぇ。じゃあ職場がこの辺とか?てか宮田って何の仕事だっけ?」
「あ、いや。眼鏡チェーンのJiffの社員やってる。」
「おー、大手じゃん!凄いな!どこの店舗!?今度買いに行くよ!」
「え、ああ、中央区の店舗だよ。区内に一店舗だけだからわかると思う。」
唯志は何気ない世間話をしている。
久しぶりに会った同級生に話す内容としては何ら不思議ではない内容だ。
「へぇ。・・・で、今何してたの?」
唯志は急に冷めた口調で言った。
そしてその目は道端のゴミでも見るかのように冷たかった。
----
一方その頃の拓哉はと言うと・・・
(早く帰って光ちゃんと図書館デートの計画を立てよう!親密度アップだ!告白されたらどうしようか!?)
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