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同棲
ep.94
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『ご馳走様。美味しかったです』
「お粗末さま」
私は綺麗に平らげた食器を重ねて片付けようと、腰を上げようとした。
だが、それは蒼ちゃんによって阻止される。
私の手から食器を奪い、キッチンへ片付けてくれた。
『ありがとう…』
「今日はいいよ。疲れたでしょ」
『明日、私ご飯作るからね』
「楽しみにしてる」
ここ最近、ずっと彼に作ってもらってばかり。
明日は自分が作りたい。
凝った料理は作れないが。
『私、明日父親んとこ行ってくるね』
「ん?急に…?」
『契約してるマンション解約してこなきゃ』
「………大丈夫?一緒に行こうか?」
『平気。蒼ちゃん仕事でしょ』
「それはまぁ…」
『多分、蒼ちゃん一緒だと色々言われちゃうだろうからいいよ。一人でいく』
ようやく身体を休める休日だが、マンションの解約をしなければ。
顔を合わせるのも億劫だが、仕方ない。
実家ではなく、父親の会社へ赴く必要がある。
後で連絡は一本入れておこう。
「悪いね、急がせて」
『いいよ。どっちみち通らないといけない道だし…』
「引っ越し作業は手伝うからね」
『早ければ再来週には引っ越せるかな』
「了解」
結局、引っ越しの準備をする手間も含めたら一緒に住むのは月末になるだろう。
少しずつ荷造りをしていかなくてはならない。
余分な家具や家電は処分しよう。
忙しくなりそうだ。
「酒でも飲む?」
『うん。飲みたい』
「ウイスキー?」
『うん。ハイボール』
「了解。待ってて」
蒼ちゃんはキッチンへ赴いてお酒を作ってくれた。
その間私はソファーに身を預けて、目を閉じる。
このまま眠ってしまいたいが、酒は飲みたい。
まだ寝るには早すぎた。
「…眠い?」
『…平気』
「飲んだら寝ようか」
『…ん』
蒼ちゃんはすぐに戻ってきてくれた。
氷がぶつかり合う音を鳴らして、ハイボールが注がれたグラスを手渡してくれる。
彼は酒が飲めないので、炭酸飲料水を手にしていた。
「お疲れ」
『お疲れ様』
カチン、とグラスがぶつかり合う音を鳴らして互いに喉を潤した。
ここ連日、酒を飲む余裕などなかった。
久々の飲酒。
アルコールが私の身体に染みて心地いい。
『あー…おいし』
「火曜日は休みとれたんだよね?」
『ん?ああ…うん』
「行きたいとこなければ家具とか買いに行く?」
『行きたい!』
私は身を乗り出して頷いた。
ようやく家具家電を買い揃えられる。
楽しみだ。
あーでもないこうでもない、と言い合いたい。
「楽しみ?」
『うん』
「俺も。早めに出て午後はゆっくりしよう」
その提案には大賛成だ。
楽しみではあるが、たくさん渡り歩くだろうから疲労感は出るだろう。
遅くても夕方までには部屋でのんびりしたい。
翌日はお互い仕事だ。
早めに解散しなくてはない。
「お粗末さま」
私は綺麗に平らげた食器を重ねて片付けようと、腰を上げようとした。
だが、それは蒼ちゃんによって阻止される。
私の手から食器を奪い、キッチンへ片付けてくれた。
『ありがとう…』
「今日はいいよ。疲れたでしょ」
『明日、私ご飯作るからね』
「楽しみにしてる」
ここ最近、ずっと彼に作ってもらってばかり。
明日は自分が作りたい。
凝った料理は作れないが。
『私、明日父親んとこ行ってくるね』
「ん?急に…?」
『契約してるマンション解約してこなきゃ』
「………大丈夫?一緒に行こうか?」
『平気。蒼ちゃん仕事でしょ』
「それはまぁ…」
『多分、蒼ちゃん一緒だと色々言われちゃうだろうからいいよ。一人でいく』
ようやく身体を休める休日だが、マンションの解約をしなければ。
顔を合わせるのも億劫だが、仕方ない。
実家ではなく、父親の会社へ赴く必要がある。
後で連絡は一本入れておこう。
「悪いね、急がせて」
『いいよ。どっちみち通らないといけない道だし…』
「引っ越し作業は手伝うからね」
『早ければ再来週には引っ越せるかな』
「了解」
結局、引っ越しの準備をする手間も含めたら一緒に住むのは月末になるだろう。
少しずつ荷造りをしていかなくてはならない。
余分な家具や家電は処分しよう。
忙しくなりそうだ。
「酒でも飲む?」
『うん。飲みたい』
「ウイスキー?」
『うん。ハイボール』
「了解。待ってて」
蒼ちゃんはキッチンへ赴いてお酒を作ってくれた。
その間私はソファーに身を預けて、目を閉じる。
このまま眠ってしまいたいが、酒は飲みたい。
まだ寝るには早すぎた。
「…眠い?」
『…平気』
「飲んだら寝ようか」
『…ん』
蒼ちゃんはすぐに戻ってきてくれた。
氷がぶつかり合う音を鳴らして、ハイボールが注がれたグラスを手渡してくれる。
彼は酒が飲めないので、炭酸飲料水を手にしていた。
「お疲れ」
『お疲れ様』
カチン、とグラスがぶつかり合う音を鳴らして互いに喉を潤した。
ここ連日、酒を飲む余裕などなかった。
久々の飲酒。
アルコールが私の身体に染みて心地いい。
『あー…おいし』
「火曜日は休みとれたんだよね?」
『ん?ああ…うん』
「行きたいとこなければ家具とか買いに行く?」
『行きたい!』
私は身を乗り出して頷いた。
ようやく家具家電を買い揃えられる。
楽しみだ。
あーでもないこうでもない、と言い合いたい。
「楽しみ?」
『うん』
「俺も。早めに出て午後はゆっくりしよう」
その提案には大賛成だ。
楽しみではあるが、たくさん渡り歩くだろうから疲労感は出るだろう。
遅くても夕方までには部屋でのんびりしたい。
翌日はお互い仕事だ。
早めに解散しなくてはない。
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