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1章 大好きなパイオツを我が者に

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Ryuzeのプロデューサーになったわけだが
はたしてどうするか。

俺は目的もなくふらふら歩いていた。
たまに通行者に心配されるが愛想笑いしかでない。
疲れた、という表現ではなくまた違ったものだ。

これから、どうするかもよく分からないし、
プロデューサーになったはいいが、
こんな素人がプロデュースしていける
わけもない。

「はぁ………」

「お疲れのようじゃな!」

急に目の前の通行人がそう言った。
いや、だれ。

「…ん?我が誰かわからないのか?昨日あったではないか」

…え。なんで、そんな大きかったけ?

「いや、まぁ…いいや。で、何」
「すごい流された気がするのぅ。お主に頼み事があるのじゃ」
「…………………………何」
「すごい葛藤があったように見えるが、じゃあ言うぞ」

正直めんどいっす。

「女神力を集めてほしいのじゃ!」

なんすかそれ。めがみりょく?ヨクワカンナイ。

「んー、力じゃ力じゃよ」
「だからその力をどう集めんの」
「お!乗り気じゃの…それはだなぁ」

どうせ、変な事なんだろう。仕方ないやる事がわかんないしやってや───、

「性行為をしまくるのじゃ!」

ほんとに変な事じゃないかぁあああ!!
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