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26.銀の龍のお話
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遥か昔、金色と銀色の竜がおりました。
ある日、この一対の竜達の住まう世界と繋がる裏側の世界で人間達の争いが始まりました。彼らは領土を奪い合い、それは終わりがないほどに広がっていき土地は荒れ、人だけでなく他の生き物達までもが穢れていきました。
そんな時、一対のうちの金の竜が崩壊しかけている裏の世界を救う為に旅たちました。
希有な種であり膨大な力を持つ竜でも世界を渡るのはとても大変です。一度裏側に行ってしまえば戻る事はできないかもしれません。
それでも、裏側を救わなければ表の世界も滅んでしまいます。
金の竜はかたわれの銀の竜に必ず戻ると誓い、裏側に旅たちました。その背に一人の男を乗せて。
残された銀の竜も表の世界を守るために深く閉ざされた山脈へ旅立ちました。
一人の女を伴いながら。
表と裏の世界は長い時を経て少しづつ変わっていきました。
そんな落ち着いてきた頃、対の竜達は、ある石に自分達の力を注ぎ始めました。しかし邪な人間が壊してしまいました。それらは欠片となり、また別の世界へと散りじりになってしまいました。
それから気の遠くなるような歳月が流れていき、ついに銀の竜は弱り動けなくなっていきました。
それを見守り続けた何代目かになる女は、自分の血をひく子供に託します。
"欠片をさがせ"と。
ある日、この一対の竜達の住まう世界と繋がる裏側の世界で人間達の争いが始まりました。彼らは領土を奪い合い、それは終わりがないほどに広がっていき土地は荒れ、人だけでなく他の生き物達までもが穢れていきました。
そんな時、一対のうちの金の竜が崩壊しかけている裏の世界を救う為に旅たちました。
希有な種であり膨大な力を持つ竜でも世界を渡るのはとても大変です。一度裏側に行ってしまえば戻る事はできないかもしれません。
それでも、裏側を救わなければ表の世界も滅んでしまいます。
金の竜はかたわれの銀の竜に必ず戻ると誓い、裏側に旅たちました。その背に一人の男を乗せて。
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一人の女を伴いながら。
表と裏の世界は長い時を経て少しづつ変わっていきました。
そんな落ち着いてきた頃、対の竜達は、ある石に自分達の力を注ぎ始めました。しかし邪な人間が壊してしまいました。それらは欠片となり、また別の世界へと散りじりになってしまいました。
それから気の遠くなるような歳月が流れていき、ついに銀の竜は弱り動けなくなっていきました。
それを見守り続けた何代目かになる女は、自分の血をひく子供に託します。
"欠片をさがせ"と。
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