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17.予想以上な場でしたよ
突然増えた人物は、跪づいて私の目をじっと見ていた。姿勢を低くしてくれているのに存在感が強すぎる。でも失礼かなと逸らせずに気まずい。あ、この人の目の色は。
──なんか分かった。
「キャルさんの…お兄さんですか?」
笑みが深くなった。偽物じゃない素がみえてなんだか嬉しくなる。冷たそうな雰囲気も一気に優しくなった。
「ライアン・ティグ・メイラーと申します」
笑うとキャルさんに似ている。ん? キャルさんがお兄さんに似ているのか。立ち上がると背が高いなぁ。
そうそう自己紹介か。
「野々村 未来です。ミライと呼んで下さい。えっと…ライアン様」
「ライとお呼び下さい。ミライ様の事は存じ上げております。妹がよこす手紙でよくお名前が出てくるので」
えっ。キャルさん、何書いたの? 私の趣味が陰からこっそり騎士様方の美しい筋肉を堪能する事とかばらしてないよね?!
「くくっ! 別に変な内容ではない。だからそんな険しい顔をされる必要はない」
ムッ。そんな笑わなくても。見上げたら穏やかな視線を返されて。なんだろう。浅黒い肌に袖に金の刺繍が施された黒い制服。学ランみないなのに全く違う。あれ? パーティーなのに剣って必要なのかな。
「ああ、今夜は貴方の護衛も兼ねているので。まぁないと落ち着かないのが本音ですが」
私の視線に気づきわざわざ説明してくれた。話すのが好きではないようなタイプなのに真面目だ。
「では行きましょうか」
白い手袋に包まれた大きな手が前にだされ、恐る恐るその上に手を触れるか触れないかぐらいに近づけたら、また笑われて。私の手は優雅な動作でライさんの腕に収まった。
はっ!
一番確認しなければいけない事がありましたよ。首がつりそうになりながら見上げたら「どうした?」というようにライアンさんの片眉が動いた。
「あの、奥様はいらっしゃいますか?」
「いや」
「では恋人、または婚約者様はいらっしゃいますか?」
ライアンさんの眉間の皺が質問するごとに増えていくけど譲れないのです。
「いない。跡継ぎはいずれは必要だが、国境近くに位置する場所に好き好んで来る者はいない。何故そんな事を?」
何故って。
「恨まれたら怖いじゃないですか! 水をかけられたりとか嫌だし! 平穏にいきたいだけです!」
あっ、また。
「肩、震え過ぎですよ。我慢せず笑えばいいじゃないですか。何が可笑しいのかわかりませんが」
なんなんだ。この人は笑い上戸なのかな?
目的地迄ライアンさんの肩は震えっぱなしだった。そんな二人に遭遇した者達は、無表情、女嫌いと影で呼ばれている辺境伯の笑う姿が信じられず、二度見され既に注目を浴びていた事を未来は知るよしもなかった。
*~*~*
「何これ…予想以上なんだけど…」
重たそうな観音開きの扉の先には、色の洪水と香水の混ざりあった、強烈な別世界が待ち受けていた。
だけど一番は。
四方からの視線の嵐。
「心配ない」
歩みを止めてしまった私に、周囲の視線を遮るように少し体の向きを変え私の目線にまで合わせてくれた瞳はキャルさんと同じ紫。
添えていた手の上を反対の手で一瞬だけど軽く握ってくれた。威圧感タップリのライアンさんは、とても優しかった。
「…お兄ちゃんいたらこんな感じなのかな」
翼の中に守られているような安心感につい口から言葉がもれた。 至近距離のパートナーに聞こえないはずもなく、ちょっとだけ隣を見上げたら片眉を上げて微笑んでいた。
うわっ。なんかフェロモン倍増してますよ。
私の感想は間違ってない証拠に黄色い声があがっているのをキャッチした。気づいてないのか当の本人は、その破壊力抜群の笑みのまま。
「陛下が踊られたら我々も踊る」
ダンスフロアに誘導されながら、悪巧みをしている子供のような顔を近づけてきて耳元で言われた。
「一曲お相手願えますか? 異世界の姫君」
くっそう!
低音ボイスは凶器だ!
しかも、あれよと中央まで誘導されていまさら抜け出せない!
レッスンをつけてくれた先生の「ミライ様はあと落ち着きを身に付ければ完璧だ」と言われた言葉を信じるしかない。
「お手柔らかに」
私の言葉にニヤリとしたライアン様の顔。
イケメンは黒い笑顔も素敵である。
私は、手をとられ弾むような音にのせて一歩を踏み出した。
さて、人生初の人前でのダンスはどうかって?
意外にもすっごく楽しい!
「上手いな」
低音ボイスで誉めてくれるのも嬉しい。身長差があるしどうかなと思ったけれど、全く問題ない。
むしろ先生より踊りやすくてビックリなんですけど。きっとライアンさんのリードが上手いんだろうな。
曲が終盤にさしかかった事に気づいた私は、ライアンさんにお願いをしてみた。練習の時、先生が見せてくれたターンをどうしてもやってみたくなったのだ。
お願いは見事叶えられた。
いや、回しすぎです。目が回る! ライアンさんの腕の中で回され、ふんばりきれず少しよろめいた私の背中に手が添えられて。
あぁ!今夜の私の背中は破廉恥気味だった!
手袋ごしだけど素肌に感じた感覚に背中がパックリ開いたデザインだったのを思い出し恥ずかしくなった。
「もう一曲だけお付き合い願いたい」
「えっ?」
そう囁かれ始まった次の曲はスローテンポで、ライアンさんに腰を引き寄せられた。密着が半端ない!
そんな赤面の私に投下されたのは。
「この俺に殺気を出すとは」
笑いを含みながらも更に低く小さな声に止まりそうになった足を慌てて動かしライアンさんの顔を見上げた。
「あの、密着状態の私に嫉妬の視線では?」
腰を寄せられた時、悲鳴が各方面から上がったのだ。勿論確認する勇気はない。
「いや、殺気だ。何人かの警備の手が一瞬だが柄にまわった。まぁあれだけ滲ませれば気づくだろうな。しかし警護する側の奴が何をやっているのか」
そう言うと私を見下ろし。
「貴方に触れているのがよほど気に入らないらしい」
え?
「私…ですか?」
そう訊いたらライアンさんは、ニヤリと笑い何故か向きを変えられて。
「私の肩越しだ」
足元を踏まないように意識しながら言われた方向に目をやれば。
ダークブルーの制服に長いマントを纏ったグラン君、いやグランさんが壁を背に立っているのが見えた。その表情はとっても硬い。勿論距離があり目は合わないけど。
私が確認したのがわかったのかライアンさんが、今の殺気は奴だと教えてくれた。
えっと、でも何で? はてなマークの私にまた囁くようにさらなる爆弾発言が。
「あの馬鹿は、貴方しか見えてない」
バカ呼ばわりしているのに、ライアンさんの口調は優しい。紫の瞳が私を見下ろす。
「私や妹のキャル、ヴィセル殿下、グランは幼い時よく宮殿で遊んだ仲でね」
話ながでもライアンさんは、背後のペアを綺麗によけて空いたスペースへとスマートに誘導してくれる。尊敬しちゃうな。
「グランの才能は計り知れない。だが」
間が空いた。
「まだ若いのもあるが、時にとても不器用だ」
だからどうしろと?
「婚約の話を受け入れた方がよいと?」
私の、怒りと困惑の混じった口調にライアンさんは、口角だけ上げた。
「恐らく強要されたのだろう?」
うん。
「あのバカの事だ。焦って力で押さえこんだか」
うん。
「怖かったな」
異議あり。
「いえ。悲しかったんです」
私は、義務感、同情で守ろうとしてくれた彼に、悲しくなった。
だって。
私は好きだったから。
「グランさんは、優しいです。でも私は、欲張りな私はもっと欲しかったんです」
未成年だからとかじゃなくて、そんな簡単に婚約とか違う。なにより私の「好き」とは違うのだ。
「それはどうかな」
いやにライアンさんの声が近いと思ったら。
チュッ
ありえない音がして。
私は、目尻に溜まった涙を吸われていた。
曲も同時に終わった。でも、それだけじゃない異様な静けさ。
「しょっぱいな」
頭の上から降る声に現実だと知らされて。一気に顔に熱が集まった。そんな私に追い討ちをかける言葉が。
「胸元まで赤いな」
ボフンと爆発しそうだ。
いや爆発した!
「な、何しちゃってんですか! 私の呼吸止める気ですか?!」
怒りと恥ずかしさで自分でも体が震えるのがわかる。キッと睨み付ければ。
「ははっ! 可愛らしいな! だが涙は止まっただろう?」
何故か大ウケのイケメン。
というか恥ずかしいから可愛らしいとか大声でやめて下さいよ!
ああ。この怒りをどうしたらいいの。
そうだ。全て放棄してお酒飲みまくって明日じゃなくて今、今すぐ帰ろう。部屋に戻る宣言をしようとしたら。
「どうやら我慢の限界らしい。やっとお出ましだ」
「えっ」
腰に何か白いのが巻き付いたと思えば、浮遊感がきて。同時に嗅ぎなれた香りがした。
「返して下さい」
そして聞きなれた、だけど初めて聞くひどく冷たい声。
私は、グラン君の腕の中にいた。
──なんか分かった。
「キャルさんの…お兄さんですか?」
笑みが深くなった。偽物じゃない素がみえてなんだか嬉しくなる。冷たそうな雰囲気も一気に優しくなった。
「ライアン・ティグ・メイラーと申します」
笑うとキャルさんに似ている。ん? キャルさんがお兄さんに似ているのか。立ち上がると背が高いなぁ。
そうそう自己紹介か。
「野々村 未来です。ミライと呼んで下さい。えっと…ライアン様」
「ライとお呼び下さい。ミライ様の事は存じ上げております。妹がよこす手紙でよくお名前が出てくるので」
えっ。キャルさん、何書いたの? 私の趣味が陰からこっそり騎士様方の美しい筋肉を堪能する事とかばらしてないよね?!
「くくっ! 別に変な内容ではない。だからそんな険しい顔をされる必要はない」
ムッ。そんな笑わなくても。見上げたら穏やかな視線を返されて。なんだろう。浅黒い肌に袖に金の刺繍が施された黒い制服。学ランみないなのに全く違う。あれ? パーティーなのに剣って必要なのかな。
「ああ、今夜は貴方の護衛も兼ねているので。まぁないと落ち着かないのが本音ですが」
私の視線に気づきわざわざ説明してくれた。話すのが好きではないようなタイプなのに真面目だ。
「では行きましょうか」
白い手袋に包まれた大きな手が前にだされ、恐る恐るその上に手を触れるか触れないかぐらいに近づけたら、また笑われて。私の手は優雅な動作でライさんの腕に収まった。
はっ!
一番確認しなければいけない事がありましたよ。首がつりそうになりながら見上げたら「どうした?」というようにライアンさんの片眉が動いた。
「あの、奥様はいらっしゃいますか?」
「いや」
「では恋人、または婚約者様はいらっしゃいますか?」
ライアンさんの眉間の皺が質問するごとに増えていくけど譲れないのです。
「いない。跡継ぎはいずれは必要だが、国境近くに位置する場所に好き好んで来る者はいない。何故そんな事を?」
何故って。
「恨まれたら怖いじゃないですか! 水をかけられたりとか嫌だし! 平穏にいきたいだけです!」
あっ、また。
「肩、震え過ぎですよ。我慢せず笑えばいいじゃないですか。何が可笑しいのかわかりませんが」
なんなんだ。この人は笑い上戸なのかな?
目的地迄ライアンさんの肩は震えっぱなしだった。そんな二人に遭遇した者達は、無表情、女嫌いと影で呼ばれている辺境伯の笑う姿が信じられず、二度見され既に注目を浴びていた事を未来は知るよしもなかった。
*~*~*
「何これ…予想以上なんだけど…」
重たそうな観音開きの扉の先には、色の洪水と香水の混ざりあった、強烈な別世界が待ち受けていた。
だけど一番は。
四方からの視線の嵐。
「心配ない」
歩みを止めてしまった私に、周囲の視線を遮るように少し体の向きを変え私の目線にまで合わせてくれた瞳はキャルさんと同じ紫。
添えていた手の上を反対の手で一瞬だけど軽く握ってくれた。威圧感タップリのライアンさんは、とても優しかった。
「…お兄ちゃんいたらこんな感じなのかな」
翼の中に守られているような安心感につい口から言葉がもれた。 至近距離のパートナーに聞こえないはずもなく、ちょっとだけ隣を見上げたら片眉を上げて微笑んでいた。
うわっ。なんかフェロモン倍増してますよ。
私の感想は間違ってない証拠に黄色い声があがっているのをキャッチした。気づいてないのか当の本人は、その破壊力抜群の笑みのまま。
「陛下が踊られたら我々も踊る」
ダンスフロアに誘導されながら、悪巧みをしている子供のような顔を近づけてきて耳元で言われた。
「一曲お相手願えますか? 異世界の姫君」
くっそう!
低音ボイスは凶器だ!
しかも、あれよと中央まで誘導されていまさら抜け出せない!
レッスンをつけてくれた先生の「ミライ様はあと落ち着きを身に付ければ完璧だ」と言われた言葉を信じるしかない。
「お手柔らかに」
私の言葉にニヤリとしたライアン様の顔。
イケメンは黒い笑顔も素敵である。
私は、手をとられ弾むような音にのせて一歩を踏み出した。
さて、人生初の人前でのダンスはどうかって?
意外にもすっごく楽しい!
「上手いな」
低音ボイスで誉めてくれるのも嬉しい。身長差があるしどうかなと思ったけれど、全く問題ない。
むしろ先生より踊りやすくてビックリなんですけど。きっとライアンさんのリードが上手いんだろうな。
曲が終盤にさしかかった事に気づいた私は、ライアンさんにお願いをしてみた。練習の時、先生が見せてくれたターンをどうしてもやってみたくなったのだ。
お願いは見事叶えられた。
いや、回しすぎです。目が回る! ライアンさんの腕の中で回され、ふんばりきれず少しよろめいた私の背中に手が添えられて。
あぁ!今夜の私の背中は破廉恥気味だった!
手袋ごしだけど素肌に感じた感覚に背中がパックリ開いたデザインだったのを思い出し恥ずかしくなった。
「もう一曲だけお付き合い願いたい」
「えっ?」
そう囁かれ始まった次の曲はスローテンポで、ライアンさんに腰を引き寄せられた。密着が半端ない!
そんな赤面の私に投下されたのは。
「この俺に殺気を出すとは」
笑いを含みながらも更に低く小さな声に止まりそうになった足を慌てて動かしライアンさんの顔を見上げた。
「あの、密着状態の私に嫉妬の視線では?」
腰を寄せられた時、悲鳴が各方面から上がったのだ。勿論確認する勇気はない。
「いや、殺気だ。何人かの警備の手が一瞬だが柄にまわった。まぁあれだけ滲ませれば気づくだろうな。しかし警護する側の奴が何をやっているのか」
そう言うと私を見下ろし。
「貴方に触れているのがよほど気に入らないらしい」
え?
「私…ですか?」
そう訊いたらライアンさんは、ニヤリと笑い何故か向きを変えられて。
「私の肩越しだ」
足元を踏まないように意識しながら言われた方向に目をやれば。
ダークブルーの制服に長いマントを纏ったグラン君、いやグランさんが壁を背に立っているのが見えた。その表情はとっても硬い。勿論距離があり目は合わないけど。
私が確認したのがわかったのかライアンさんが、今の殺気は奴だと教えてくれた。
えっと、でも何で? はてなマークの私にまた囁くようにさらなる爆弾発言が。
「あの馬鹿は、貴方しか見えてない」
バカ呼ばわりしているのに、ライアンさんの口調は優しい。紫の瞳が私を見下ろす。
「私や妹のキャル、ヴィセル殿下、グランは幼い時よく宮殿で遊んだ仲でね」
話ながでもライアンさんは、背後のペアを綺麗によけて空いたスペースへとスマートに誘導してくれる。尊敬しちゃうな。
「グランの才能は計り知れない。だが」
間が空いた。
「まだ若いのもあるが、時にとても不器用だ」
だからどうしろと?
「婚約の話を受け入れた方がよいと?」
私の、怒りと困惑の混じった口調にライアンさんは、口角だけ上げた。
「恐らく強要されたのだろう?」
うん。
「あのバカの事だ。焦って力で押さえこんだか」
うん。
「怖かったな」
異議あり。
「いえ。悲しかったんです」
私は、義務感、同情で守ろうとしてくれた彼に、悲しくなった。
だって。
私は好きだったから。
「グランさんは、優しいです。でも私は、欲張りな私はもっと欲しかったんです」
未成年だからとかじゃなくて、そんな簡単に婚約とか違う。なにより私の「好き」とは違うのだ。
「それはどうかな」
いやにライアンさんの声が近いと思ったら。
チュッ
ありえない音がして。
私は、目尻に溜まった涙を吸われていた。
曲も同時に終わった。でも、それだけじゃない異様な静けさ。
「しょっぱいな」
頭の上から降る声に現実だと知らされて。一気に顔に熱が集まった。そんな私に追い討ちをかける言葉が。
「胸元まで赤いな」
ボフンと爆発しそうだ。
いや爆発した!
「な、何しちゃってんですか! 私の呼吸止める気ですか?!」
怒りと恥ずかしさで自分でも体が震えるのがわかる。キッと睨み付ければ。
「ははっ! 可愛らしいな! だが涙は止まっただろう?」
何故か大ウケのイケメン。
というか恥ずかしいから可愛らしいとか大声でやめて下さいよ!
ああ。この怒りをどうしたらいいの。
そうだ。全て放棄してお酒飲みまくって明日じゃなくて今、今すぐ帰ろう。部屋に戻る宣言をしようとしたら。
「どうやら我慢の限界らしい。やっとお出ましだ」
「えっ」
腰に何か白いのが巻き付いたと思えば、浮遊感がきて。同時に嗅ぎなれた香りがした。
「返して下さい」
そして聞きなれた、だけど初めて聞くひどく冷たい声。
私は、グラン君の腕の中にいた。
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