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第七話「名を捨てる、その理由(わけ)」
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第七話「名を捨てる、その理由(わけ)」
火足軽・一蔵の名は、戦場の裏で静かに広まり始めていた。
「斥候として百戦を生き延びた男」
「影から出てきた火」
「銃より先に火が届く」――
噂は肥大し、真実と虚構の境目は曖昧になっていった。
一蔵自身は、そのどれにも価値を感じていなかった。
けれど、戦場とは“名”で動く世界だった。
名のある者が得をし、名のない者が潰される。
その日、一蔵に“出頭命令”が下った。
場所は、上級司令部――戦場の指揮と命令が下る高台の屋敷。
「お前の名前、ここに記録されることになるぞ。火足軽・一蔵としてな」
村井小隊長は、そう言って黙って書状を渡した。
「命は軽くても、“名前”は重くなる。覚悟して行け。」
***
屋敷に入ると、空気が違った。
床は畳、天井には花の紋が描かれ、香が焚かれていた。
前線とは別世界。だが、それが“命令の源”であることは変わらなかった。
上座には、黒羽織の若侍が座っていた。
細面で、目が笑っていない。
名を、葉山左京亮(はやま・さきょうのすけ)という。中央の直轄軍から派遣された冷徹な軍監。
「火足軽・一蔵、か。随分と名が通っているらしいな」
「名など、戦の余波にすぎません」
「つまらぬ謙遜だ。だが……お前に命じる任務は、“名”がなければ受けられぬ仕事だ」
そう言って葉山が差し出したのは、一通の密書だった。
内容は――「潜入任務」。
敵軍に偽装し、内部に潜り込み、兵站情報と指揮系統を探る。
「……生きて戻る保証は?」
「あるわけがない。だが、成功すれば、お前は“正式な火足軽隊創設者”として、歴史に名を残すことになる」
歴史。名。記録。
――それが欲しいか?
一蔵の胸に、答えが浮かびかけて、すぐ霧散した。
「……名前など、残ってどうする。
骨になるとき、名札なんてつけて燃えるわけじゃねぇ」
「だが、名は他人に残る。お前が死んだあと、火足軽の名を見た誰かが、お前を思い出すかもしれん」
一蔵は、しばらく黙っていた。
やがて、巻物を受け取り、言った。
「この任務、受けます。ただし――」
「条件か?」
「“一蔵”の名は、捨てさせてください」
葉山が目を細める。
「……理由は?」
「“名前”に、俺の命が縛られるのが嫌なんです。
俺はただ、“火として燃える”だけでいい。
それで誰かが勝ち、誰かが生き延びるなら、それでいい」
「ならば、どう名乗る?」
「“無名火(むみょうび)”で」
葉山は小さく笑った。
「面白い。“無名火”――名を捨てた火か。
だがそれは、お前の命が“誰かの言葉にならない”ということだぞ?」
一蔵は頷いた。
「だからこそ、やる意味があります」
***
その夜、一蔵は最後の荷物をまとめ、砦の裏手の焚き火の前にいた。
手には、かつての戦友・蓮見兵庫の木札。
それを見つめながら、心の中で呟いた。
「俺は、名を残さない。
でも、お前のことは、忘れねぇ」
そして、木札を火にくべた。
パチ、と小さな音を立てて燃えた木は、煙となって空に溶けていった。
火は、風に運ばれ、消えていった。
だがその匂いだけは、確かに一蔵の中に残っていた。
敵陣に忍び込むという任務は、ただの命知らずでは務まらない。
事前に髪を切り、装束を変え、火薬の匂いを消し、出身地も偽る。
一蔵は、“無名火”としての準備をすべて終えた。
もはや自分が誰であったか――それすら忘れる必要があった。
夜明け前、敵方の補給隊に紛れ込む。
老兵のふりをし、盗まれた荷車を押し、火薬樽を運ぶ。
会話は最小限。名を聞かれれば、「無用にございます」と答える。
名乗らない者は怪しまれる。だが名乗った名が通じてしまえば、それはもっと危険だった。
***
敵の補給拠点は、河のほとりにあった。
仮設の物資小屋、炊き出しの囲炉裏、巡回する若い兵――
一蔵はその中で、完全に“影”となって潜伏していた。
そして、四日目の夜。
古びた地図とすり減った靴の感触だけを頼りに、彼はある倉庫の鍵を開けた。
中には――やはりあった。
大量の火薬樽。それも、見慣れぬ印が押されている。
“鬼火”。
それは、骨火薬を使った密造火薬を示す印だった。
かつて老婆が語っていた“埋火の書”――その技術が、敵の陣地で再び使われていたのだ。
(間に合わなかったか……!)
一蔵は、冷たい怒りを噛みしめた。
そのとき、背後で声がした。
「――やっぱり、来てたか。“無名火”」
振り向くと、そこには黒装束の男がいた。
顔には布を巻き、しかし目だけがはっきりと笑っていた。
狼丸だった。
「……なぜ、お前がここに?」
「骨の匂いを辿ったら、またお前に会った。それだけさ」
「お前、こいつらと……」
「違う。俺は、止めに来た。
“骨で作った火”を、もう二度と誰にも使わせないために」
一蔵は、狼丸の目にかつての獣の輝きではなく、
戦友としての決意を見た。
「だったら――共に焼くか?」
「火足軽のやることにしちゃ、ずいぶん豪快だな」
「俺はもう、“火足軽”ですらない。“無名火”だ。
燃え尽きるまで、ただの火だよ」
***
ふたりは、樽の間に導火線を巡らせた。
倉庫の壁に火打石を掛け、風の向きを見計らい――
あとは、“最後の火”を灯すだけ。
狼丸が火をつけた。
炎が導火線を走る。
「名を捨てたその理由、今ならわかるぜ。一蔵」
「理由なんてないよ。ただ、命を“言葉”にされたくなかっただけだ」
「じゃあ、俺が死んだら、俺のことを話にしてくれ。名前はいらねぇ。ただ、“そんなやつがいた”って」
「わかった。火で燃やすには、惜しいやつだって言っとくよ」
***
炎が樽に届いた瞬間、
ふたりはすでに裏口から脱出していた。
爆風が夜空を照らす。
空気がねじれ、河の水が爆ぜた。
その火は、誰にも知られず、誰にも記録されなかった。
ただ、敵軍の火薬庫が吹き飛び、戦況はわずかに傾いた。
だがその“火”を起こした者の名は、どこにも残らなかった。
後日。
村井小隊長のもとに、一通の手紙が届いた。
「火足軽は、もうおりません。
名を捨てた火は、ただ風にまかれ、消えていくだけです。
ただひとつ――火は誰かを照らすためにある。
そのことだけ、どうか忘れないでください。」
――“無名火”より
村井は、その手紙を火鉢にくべた。
紙が燃える音の向こうで、彼は小さく呟いた。
「……あいつのことを、“火”とは呼べんな。“魂”だ」
名を捨てた男がいた。
誰にも知られず、誰にも呼ばれず。
だが、命の火は今も誰かの心に燃えている。
火足軽・一蔵の名は、戦場の裏で静かに広まり始めていた。
「斥候として百戦を生き延びた男」
「影から出てきた火」
「銃より先に火が届く」――
噂は肥大し、真実と虚構の境目は曖昧になっていった。
一蔵自身は、そのどれにも価値を感じていなかった。
けれど、戦場とは“名”で動く世界だった。
名のある者が得をし、名のない者が潰される。
その日、一蔵に“出頭命令”が下った。
場所は、上級司令部――戦場の指揮と命令が下る高台の屋敷。
「お前の名前、ここに記録されることになるぞ。火足軽・一蔵としてな」
村井小隊長は、そう言って黙って書状を渡した。
「命は軽くても、“名前”は重くなる。覚悟して行け。」
***
屋敷に入ると、空気が違った。
床は畳、天井には花の紋が描かれ、香が焚かれていた。
前線とは別世界。だが、それが“命令の源”であることは変わらなかった。
上座には、黒羽織の若侍が座っていた。
細面で、目が笑っていない。
名を、葉山左京亮(はやま・さきょうのすけ)という。中央の直轄軍から派遣された冷徹な軍監。
「火足軽・一蔵、か。随分と名が通っているらしいな」
「名など、戦の余波にすぎません」
「つまらぬ謙遜だ。だが……お前に命じる任務は、“名”がなければ受けられぬ仕事だ」
そう言って葉山が差し出したのは、一通の密書だった。
内容は――「潜入任務」。
敵軍に偽装し、内部に潜り込み、兵站情報と指揮系統を探る。
「……生きて戻る保証は?」
「あるわけがない。だが、成功すれば、お前は“正式な火足軽隊創設者”として、歴史に名を残すことになる」
歴史。名。記録。
――それが欲しいか?
一蔵の胸に、答えが浮かびかけて、すぐ霧散した。
「……名前など、残ってどうする。
骨になるとき、名札なんてつけて燃えるわけじゃねぇ」
「だが、名は他人に残る。お前が死んだあと、火足軽の名を見た誰かが、お前を思い出すかもしれん」
一蔵は、しばらく黙っていた。
やがて、巻物を受け取り、言った。
「この任務、受けます。ただし――」
「条件か?」
「“一蔵”の名は、捨てさせてください」
葉山が目を細める。
「……理由は?」
「“名前”に、俺の命が縛られるのが嫌なんです。
俺はただ、“火として燃える”だけでいい。
それで誰かが勝ち、誰かが生き延びるなら、それでいい」
「ならば、どう名乗る?」
「“無名火(むみょうび)”で」
葉山は小さく笑った。
「面白い。“無名火”――名を捨てた火か。
だがそれは、お前の命が“誰かの言葉にならない”ということだぞ?」
一蔵は頷いた。
「だからこそ、やる意味があります」
***
その夜、一蔵は最後の荷物をまとめ、砦の裏手の焚き火の前にいた。
手には、かつての戦友・蓮見兵庫の木札。
それを見つめながら、心の中で呟いた。
「俺は、名を残さない。
でも、お前のことは、忘れねぇ」
そして、木札を火にくべた。
パチ、と小さな音を立てて燃えた木は、煙となって空に溶けていった。
火は、風に運ばれ、消えていった。
だがその匂いだけは、確かに一蔵の中に残っていた。
敵陣に忍び込むという任務は、ただの命知らずでは務まらない。
事前に髪を切り、装束を変え、火薬の匂いを消し、出身地も偽る。
一蔵は、“無名火”としての準備をすべて終えた。
もはや自分が誰であったか――それすら忘れる必要があった。
夜明け前、敵方の補給隊に紛れ込む。
老兵のふりをし、盗まれた荷車を押し、火薬樽を運ぶ。
会話は最小限。名を聞かれれば、「無用にございます」と答える。
名乗らない者は怪しまれる。だが名乗った名が通じてしまえば、それはもっと危険だった。
***
敵の補給拠点は、河のほとりにあった。
仮設の物資小屋、炊き出しの囲炉裏、巡回する若い兵――
一蔵はその中で、完全に“影”となって潜伏していた。
そして、四日目の夜。
古びた地図とすり減った靴の感触だけを頼りに、彼はある倉庫の鍵を開けた。
中には――やはりあった。
大量の火薬樽。それも、見慣れぬ印が押されている。
“鬼火”。
それは、骨火薬を使った密造火薬を示す印だった。
かつて老婆が語っていた“埋火の書”――その技術が、敵の陣地で再び使われていたのだ。
(間に合わなかったか……!)
一蔵は、冷たい怒りを噛みしめた。
そのとき、背後で声がした。
「――やっぱり、来てたか。“無名火”」
振り向くと、そこには黒装束の男がいた。
顔には布を巻き、しかし目だけがはっきりと笑っていた。
狼丸だった。
「……なぜ、お前がここに?」
「骨の匂いを辿ったら、またお前に会った。それだけさ」
「お前、こいつらと……」
「違う。俺は、止めに来た。
“骨で作った火”を、もう二度と誰にも使わせないために」
一蔵は、狼丸の目にかつての獣の輝きではなく、
戦友としての決意を見た。
「だったら――共に焼くか?」
「火足軽のやることにしちゃ、ずいぶん豪快だな」
「俺はもう、“火足軽”ですらない。“無名火”だ。
燃え尽きるまで、ただの火だよ」
***
ふたりは、樽の間に導火線を巡らせた。
倉庫の壁に火打石を掛け、風の向きを見計らい――
あとは、“最後の火”を灯すだけ。
狼丸が火をつけた。
炎が導火線を走る。
「名を捨てたその理由、今ならわかるぜ。一蔵」
「理由なんてないよ。ただ、命を“言葉”にされたくなかっただけだ」
「じゃあ、俺が死んだら、俺のことを話にしてくれ。名前はいらねぇ。ただ、“そんなやつがいた”って」
「わかった。火で燃やすには、惜しいやつだって言っとくよ」
***
炎が樽に届いた瞬間、
ふたりはすでに裏口から脱出していた。
爆風が夜空を照らす。
空気がねじれ、河の水が爆ぜた。
その火は、誰にも知られず、誰にも記録されなかった。
ただ、敵軍の火薬庫が吹き飛び、戦況はわずかに傾いた。
だがその“火”を起こした者の名は、どこにも残らなかった。
後日。
村井小隊長のもとに、一通の手紙が届いた。
「火足軽は、もうおりません。
名を捨てた火は、ただ風にまかれ、消えていくだけです。
ただひとつ――火は誰かを照らすためにある。
そのことだけ、どうか忘れないでください。」
――“無名火”より
村井は、その手紙を火鉢にくべた。
紙が燃える音の向こうで、彼は小さく呟いた。
「……あいつのことを、“火”とは呼べんな。“魂”だ」
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