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サイドストーリー2
美咲の企て
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29.
サイドストーリー2
◎美咲の企て
(『暗躍する美咲』の裏側、美咲視点)
最近、お兄ちゃんが女とメッセージをやり取りしてる。相手の女は誰なのか分かってる。『あやの食堂』に居た赤いお姉さんだ。名前はなんか2文字だったような……忘れちゃった。とにかく、赤いお姉さん。
あの人は絶対いい人。そのくらいはわかる。でもさー、私はお義姉さんにするのはあやのさんがいいな~。だってごはんが美味しいじゃない。
……私はちょっと食いしん坊すぎるかな。
そんなわけで、私はとある計画を立てた。その名も『あやのさんとお兄ちゃんをくっつけちまえ計画!』うん、ネーミングセンスは皆無だ。そのまますぎるね。
だってー、あやのさんだってお兄ちゃんのこと本当に好きなの分かるもん。いや、赤いお姉さんも本気っぽいけどさ。
プランはこうだ。
1.私があやのさんの連絡先を聞いてくる
2.お兄ちゃんにそれを教える
うん、穴のない完璧なプラン! そう思ってたんだけど、さすがお兄ちゃんの妹よね。そう簡単には行かなかったわ。
どうしてかって? それはね……こんな感じだったから――
計画実行
1日目
あやのさんは他のお客さんと終始話してたので話しかけるタイミングがなかった。唐揚げ定食だけ食べて帰る。とても美味しかった。失敗。
2日目
あやのさんが私に話しかけてくれた。美人すぎる。おっぱい大きい。小玉スイカくらいはある。緊張して何を話したかわからない。失敗。
3日目
メタさんに絡まれる。メタさんのお話しがめっちゃオモロくて終始笑っていた。いのりちゃんもやって来て3人でたくさんお話しした。目的を忘れて帰ってくる。失敗。
4日目
面子が集まったのでコーヒーフロートを飲みながら麻雀を楽しむ。麻雀は不完全燃焼の三着で終わり、アツ続行したら今度はラス。もう遅い時間なのでしぶしぶ帰る。もちろん目的は忘れている。失敗。
5日目
遅い時間に来店。珍しくお客さんがいなくて私だけだった。カレーライスを注文。夏野菜たっぷりのカレーがとっても美味しいかった。これが450円ってどういう仕組みなんだろう。サービス品かな?
そして……
「私の連絡先? いいよ。忙しい時は出れないからね。電話とらないなと思ったらメールにしてくれたら必ず読んでおくから」
目的はやっと果たせました。めっちゃ緊張したし時間もかけすぎたけど。
こうして、私はあやのさんの連絡先を入手し、お兄ちゃんに教えていいかと確認して、許可を取り。恋のキューピッド的な役割を果たしたのだった。
でもね、驚いたんだけどあやのさんは私より20も歳上だったの。びっくり。お兄ちゃんより11歳上だけど、まあ愛があれば年齢差は関係ないよね! 見た目は若いし問題ないっしょ!
あ、お兄ちゃんとあやのさんが結婚したとしたらいのりちゃんから見たら私って『おばさん』になるのかな。そこは『みさきちゃん』って呼んでもらえるよう頼んでおこう。まだ17歳でおばさんは嫌よ。
後日
次のバイトの日は仕事に行く前にあやの食堂に行ってきた、もちろんそれはいのりちゃんに会うため。
「いのりちゃーん」
「なあに?」
「おねえちゃんは『みさき』っていうの。『みさきちゃん』って呼んでね」
「わかった~。『みさきちゃん』ね」
ふふふ、これで準備は万端だ。
サイドストーリー2
◎美咲の企て
(『暗躍する美咲』の裏側、美咲視点)
最近、お兄ちゃんが女とメッセージをやり取りしてる。相手の女は誰なのか分かってる。『あやの食堂』に居た赤いお姉さんだ。名前はなんか2文字だったような……忘れちゃった。とにかく、赤いお姉さん。
あの人は絶対いい人。そのくらいはわかる。でもさー、私はお義姉さんにするのはあやのさんがいいな~。だってごはんが美味しいじゃない。
……私はちょっと食いしん坊すぎるかな。
そんなわけで、私はとある計画を立てた。その名も『あやのさんとお兄ちゃんをくっつけちまえ計画!』うん、ネーミングセンスは皆無だ。そのまますぎるね。
だってー、あやのさんだってお兄ちゃんのこと本当に好きなの分かるもん。いや、赤いお姉さんも本気っぽいけどさ。
プランはこうだ。
1.私があやのさんの連絡先を聞いてくる
2.お兄ちゃんにそれを教える
うん、穴のない完璧なプラン! そう思ってたんだけど、さすがお兄ちゃんの妹よね。そう簡単には行かなかったわ。
どうしてかって? それはね……こんな感じだったから――
計画実行
1日目
あやのさんは他のお客さんと終始話してたので話しかけるタイミングがなかった。唐揚げ定食だけ食べて帰る。とても美味しかった。失敗。
2日目
あやのさんが私に話しかけてくれた。美人すぎる。おっぱい大きい。小玉スイカくらいはある。緊張して何を話したかわからない。失敗。
3日目
メタさんに絡まれる。メタさんのお話しがめっちゃオモロくて終始笑っていた。いのりちゃんもやって来て3人でたくさんお話しした。目的を忘れて帰ってくる。失敗。
4日目
面子が集まったのでコーヒーフロートを飲みながら麻雀を楽しむ。麻雀は不完全燃焼の三着で終わり、アツ続行したら今度はラス。もう遅い時間なのでしぶしぶ帰る。もちろん目的は忘れている。失敗。
5日目
遅い時間に来店。珍しくお客さんがいなくて私だけだった。カレーライスを注文。夏野菜たっぷりのカレーがとっても美味しいかった。これが450円ってどういう仕組みなんだろう。サービス品かな?
そして……
「私の連絡先? いいよ。忙しい時は出れないからね。電話とらないなと思ったらメールにしてくれたら必ず読んでおくから」
目的はやっと果たせました。めっちゃ緊張したし時間もかけすぎたけど。
こうして、私はあやのさんの連絡先を入手し、お兄ちゃんに教えていいかと確認して、許可を取り。恋のキューピッド的な役割を果たしたのだった。
でもね、驚いたんだけどあやのさんは私より20も歳上だったの。びっくり。お兄ちゃんより11歳上だけど、まあ愛があれば年齢差は関係ないよね! 見た目は若いし問題ないっしょ!
あ、お兄ちゃんとあやのさんが結婚したとしたらいのりちゃんから見たら私って『おばさん』になるのかな。そこは『みさきちゃん』って呼んでもらえるよう頼んでおこう。まだ17歳でおばさんは嫌よ。
後日
次のバイトの日は仕事に行く前にあやの食堂に行ってきた、もちろんそれはいのりちゃんに会うため。
「いのりちゃーん」
「なあに?」
「おねえちゃんは『みさき』っていうの。『みさきちゃん』って呼んでね」
「わかった~。『みさきちゃん』ね」
ふふふ、これで準備は万端だ。
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