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第二章「陰になり日向になり」
第一話「ましろは飛雨に、喜び勇む」
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「ましろぉ……。初日からサボるなんて、ダメなのだよ」
「あぅぅ。小桃ちゃん、あんまり引っ張らないで……」
終業のチャイムが鳴ってしばらくした頃。
私がいつまでも教室から出ないので、小桃ちゃんは手を引いて、強引に部室棟に連れて行こうとしていた。
だけど、私の足は重い。
いざ登山部に入部することを決めたというのに、剱さんも一緒だと考えると憂鬱なのだ。
校舎と部室棟をつなぐ渡り廊下に出ると、冷たい風に乗って雨粒が降り注いできた。
今日は朝から雨が降っていて、四月も下旬だというのに肌寒い。渡り廊下の細い屋根なんてないも同然のように、コンクリートの床はぐっしょりと濡れていた。
この雨はたぶん天の神様のお恵みなのだ。「休んでいいよ」と言ってくれているに違いない。
「こんなに雨降ってるし、運動部なら、きっと休みだよぉ……」
「先輩が待ってるかもしれないし、とりあえず部室に顔を出すのだよ」
「あぅぅ~。小桃ちゃんはまじめすぎるよぉ~」
私があんまりにも動かないので、小桃ちゃんは少し困ったように微笑んで、私の頭をやさしくなでてくれた。
「ましろって基本的に臆病なのに、いざっていう時にはすっごい行動力を出すじゃない? 今だって、思い切って行動すればいいのだよ」
そう言われると、ちょっと恥ずかしくなる。
自分でも分かってる。でもそれは大抵はダメな方向にばかり力が発揮されてしまうわけなので、私にとっては悩みの種だった。
私は追い詰められると、とんでもない事をしてしまうのだ。
昨日だって、妄想ノートを回収しようとして剱《つるぎ》さんを転ばせてしまうし、逃げようとして二階から飛び降りるし、自分でもどうかと思う。
(というか、昨日の行動はぜ~んぶ、剱さんがらみだよ、私! 剱さんがいるだけで、私は死んじゃうのでは?)
小桃ちゃんが元気づけてくれたのに、私はいっそう落ち込んでしまった。
私が部室の前でモジモジしていると、小桃ちゃんは勢いよく部室の扉を開け、私の背中を押した。
私はつんのめって一歩、二歩と歩みを進める。
なんとか倒れないように踏みとどまった時、もうそこは登山部の部室の中だった。
「あぅー、小桃ちゃん! な、なんで押すのかね?」
「がんばるのだよ! ほたか先輩も、ましろをお願いしますね~」
小桃ちゃんは笑うと、扉を閉めて去っていった。
▽ ▽ ▽
(こ、ここ、心の準備ができてないのに、強引すぎるよ、小桃ちゃん!)
私は慌てて身構え、とっさに部室の中に視線を巡らせる。
しかし部室にいたのは体操服姿のほたか先輩と千景《ちかげ》さん。二人だけだった。
剱さんの姿はどこにもない。
「ましろちゃ~ん! 今日からよろしくね!」
「お……お邪魔……します。……ところで剱さんは?」
「えへへ。えっとね……帰っちゃったみたい」
「……え? 初日から、いきなりですか?」
サボろうとしていた自分のことを完全に棚に上げて、私は驚いた。
「天城《あまぎ》先生が見たらしいの。詳しくは分からないけどね、呼び止めてもダメだったみたいなの」
そう言って、ほたか先輩は寂しそうに笑った。
先輩は部活に熱い人だから、残念さも人一倍かもしれない。
でも、私の気分はとても晴れやかになった!
剱さんは不良なんて言われているし、考えてみれば部活をサボるぐらいは普通にありえそうだ。ひょっとしたら、雨だから帰っちゃったのかもしれない。
そう考えると、今日の雨は本当に神様のお恵みに思えてきた。
ほたか先輩には申し訳ないけど、なんか元気になってしまう。
「あ、あの。ほたか先輩!」
私は姿勢を正し、ひときわ明るい声であいさつする。
「そういえば昨日はきちんと名乗れていませんでした。私、一年の空木ましろです! 登山経験は小学校の遠足ぐらいなんですが、よろしくお願いしますっ!」
深々とお辞儀をすると、千景さんはコクリとうなずいてくれる。
ほたか先輩も少し明るさを取り戻してくれたのか、やさしく微笑んでくれた。
「そういえば、ちゃんと自己紹介してなかったねぇ。お姉さんは梓川《あずさがわ》ほたか。二年生だよ! 大好きなのは北アルプスの森林限界《しんりんげんかい》。特技はフリークライミング! 垂直の壁をね、自分の力だけで登るの!」
「ほたかは……クライミングの競技で、優勝してる」
千景さんもつぶやくように補足してくれる。
優勝と聞いて、私は昨日のほたか先輩との出会いを思い出した。
部室棟の横にある崖を難なく登ってきたのだ。その姿を想像すると、大会での活躍も目に浮かぶようだった。
ハーフパンツの体操服姿からは、ほたか先輩の均整の取れた脚線美がのぞいている。
しなやかな曲線を描くふくらはぎと、たるみのない引き締まった太もも。そしてすべすべのお肌。
(ふおおぉ。最高の被写体ですよ! イラストのモデルになって欲しくてたまりません!)
私は興奮する気持ちを決して顔に出さないように気を付けつつ、脚線美を見つめ続けた。
私が煩悩《ぼんのう》を全開にしてるなんて気づいていないように、ほたか先輩は屈託なく微笑んでいる。
「じゃあ、次、千景ちゃんね!」
ほたか先輩に促され、千景さんはおずおずと私に視線を向けた。
「……ボクは伊吹《いぶき》千景《ちかげ》。特技は……特にないです」
か細い声でそうつぶやくと、自信なさそうに視線を落とす。
「何言ってるの! 千景ちゃんはね、知識がすご~く豊富なんだよ!」
「要領が悪いから、全部覚えようとしてるだけ。でも、とっさに使えないから、意味がない。力も弱いし、いつもほたかに迷惑をかけてる」
「も~、千景ちゃん! お姉さんは千景ちゃんがいないとダメなんだから、そんな風に言っちゃダメ!」
千景さんは妙に後ろ向きだ。自分に自信がないのだろうか?
私はもったいないなあと思った。
千景さんは自分の魅力に気が付いていない。前髪で隠れているけど、素顔はかわいいし、片目隠しキャラなんて、最高にそそるのに!
しかもボクッ娘《こ》で小っちゃくて、おっぱいが大きいんですよ?
あと、いい匂いがするし!
(もお~、一人でどんだけ属性を盛るんですか!)
私は心の声を大にして叫んだ。
ドン引きされるので、絶対に声には出せないけど。
私がジレンマに苦しんでいるうちに、ほたか先輩は千景さんを抱きしめて頬ずりしている。
私は二人の抱擁《ほうよう》の真ん中に飛び込みたい気持ちを必死に抑え、気になっていたことを質問する。
「そういえば……登山部は今まで、お二人だけだったんですか?」
「うん。そうだよ! うちの部は三年生はいないんだ~。二年生も二人だけなの。よろしくね!」
そう言って微笑むほたか先輩を見て、私の心には安堵感が広がっていく。
新しい人間関係に飛び込むことは不安だったけど、この二人の先輩のことは昨日のやり取りもあり、とても親しみを感じている。
人見知りの私にとって、まだ出会っていない誰かのことを考えるだけで不安があったので、この状況はとてもありがたかった。
(入ってよかった、登山部に……)
私がしみじみと噛みしめていると、ほたか先輩はおもむろに大きなペットボトルを何本もリュックに詰め込み始めた。
見たところ、ペットボトルは二リットルの大きなものだ。中には水がたっぷり詰まっている。
ほたか先輩の動きは止まらない。
「あ、あぅ……。何をしてるんですか? それって、部活に関係するんでしょうか?」
「うん、今日の部活をはじめよっか! 今日は雨だから、階段で歩荷《ぼっか》トレーニングだよ~」
ぼっか。
聞きなれない単語に私は首をかしげる。それなのに、嫌な予感が渦巻いている。
「ぼっか……って、何をするんですか?」
「えっとね、水をたくさん背負って、階段を上り下りするの! 体力がつくよ!」
ほたか先輩は笑顔のままでペットボトルを詰め込み続ける。
「あぅ……。どう見ても二リットルのボトルですけど……。何キロ背負うんですか?」
「今日は三十キロにしとこうかな!」
前言撤回。
ほたか先輩は鬼でした。
ペットボトルが十五本も詰まった大きなリュックに手をかけるが、全然持ち上がらない。
三十キロとは私の体重の半分よりも重いのだ。
私の心には急速に暗雲が立ち込めていく。
(ムリムリムリ! しかも階段昇り降り? 雨だし、ゆっくりティータイムにしましょうよ~)
私が目を白黒させているのに、ほたか先輩は大きなリュックを軽々と背負って笑っていた。
「あぅぅ。小桃ちゃん、あんまり引っ張らないで……」
終業のチャイムが鳴ってしばらくした頃。
私がいつまでも教室から出ないので、小桃ちゃんは手を引いて、強引に部室棟に連れて行こうとしていた。
だけど、私の足は重い。
いざ登山部に入部することを決めたというのに、剱さんも一緒だと考えると憂鬱なのだ。
校舎と部室棟をつなぐ渡り廊下に出ると、冷たい風に乗って雨粒が降り注いできた。
今日は朝から雨が降っていて、四月も下旬だというのに肌寒い。渡り廊下の細い屋根なんてないも同然のように、コンクリートの床はぐっしょりと濡れていた。
この雨はたぶん天の神様のお恵みなのだ。「休んでいいよ」と言ってくれているに違いない。
「こんなに雨降ってるし、運動部なら、きっと休みだよぉ……」
「先輩が待ってるかもしれないし、とりあえず部室に顔を出すのだよ」
「あぅぅ~。小桃ちゃんはまじめすぎるよぉ~」
私があんまりにも動かないので、小桃ちゃんは少し困ったように微笑んで、私の頭をやさしくなでてくれた。
「ましろって基本的に臆病なのに、いざっていう時にはすっごい行動力を出すじゃない? 今だって、思い切って行動すればいいのだよ」
そう言われると、ちょっと恥ずかしくなる。
自分でも分かってる。でもそれは大抵はダメな方向にばかり力が発揮されてしまうわけなので、私にとっては悩みの種だった。
私は追い詰められると、とんでもない事をしてしまうのだ。
昨日だって、妄想ノートを回収しようとして剱《つるぎ》さんを転ばせてしまうし、逃げようとして二階から飛び降りるし、自分でもどうかと思う。
(というか、昨日の行動はぜ~んぶ、剱さんがらみだよ、私! 剱さんがいるだけで、私は死んじゃうのでは?)
小桃ちゃんが元気づけてくれたのに、私はいっそう落ち込んでしまった。
私が部室の前でモジモジしていると、小桃ちゃんは勢いよく部室の扉を開け、私の背中を押した。
私はつんのめって一歩、二歩と歩みを進める。
なんとか倒れないように踏みとどまった時、もうそこは登山部の部室の中だった。
「あぅー、小桃ちゃん! な、なんで押すのかね?」
「がんばるのだよ! ほたか先輩も、ましろをお願いしますね~」
小桃ちゃんは笑うと、扉を閉めて去っていった。
▽ ▽ ▽
(こ、ここ、心の準備ができてないのに、強引すぎるよ、小桃ちゃん!)
私は慌てて身構え、とっさに部室の中に視線を巡らせる。
しかし部室にいたのは体操服姿のほたか先輩と千景《ちかげ》さん。二人だけだった。
剱さんの姿はどこにもない。
「ましろちゃ~ん! 今日からよろしくね!」
「お……お邪魔……します。……ところで剱さんは?」
「えへへ。えっとね……帰っちゃったみたい」
「……え? 初日から、いきなりですか?」
サボろうとしていた自分のことを完全に棚に上げて、私は驚いた。
「天城《あまぎ》先生が見たらしいの。詳しくは分からないけどね、呼び止めてもダメだったみたいなの」
そう言って、ほたか先輩は寂しそうに笑った。
先輩は部活に熱い人だから、残念さも人一倍かもしれない。
でも、私の気分はとても晴れやかになった!
剱さんは不良なんて言われているし、考えてみれば部活をサボるぐらいは普通にありえそうだ。ひょっとしたら、雨だから帰っちゃったのかもしれない。
そう考えると、今日の雨は本当に神様のお恵みに思えてきた。
ほたか先輩には申し訳ないけど、なんか元気になってしまう。
「あ、あの。ほたか先輩!」
私は姿勢を正し、ひときわ明るい声であいさつする。
「そういえば昨日はきちんと名乗れていませんでした。私、一年の空木ましろです! 登山経験は小学校の遠足ぐらいなんですが、よろしくお願いしますっ!」
深々とお辞儀をすると、千景さんはコクリとうなずいてくれる。
ほたか先輩も少し明るさを取り戻してくれたのか、やさしく微笑んでくれた。
「そういえば、ちゃんと自己紹介してなかったねぇ。お姉さんは梓川《あずさがわ》ほたか。二年生だよ! 大好きなのは北アルプスの森林限界《しんりんげんかい》。特技はフリークライミング! 垂直の壁をね、自分の力だけで登るの!」
「ほたかは……クライミングの競技で、優勝してる」
千景さんもつぶやくように補足してくれる。
優勝と聞いて、私は昨日のほたか先輩との出会いを思い出した。
部室棟の横にある崖を難なく登ってきたのだ。その姿を想像すると、大会での活躍も目に浮かぶようだった。
ハーフパンツの体操服姿からは、ほたか先輩の均整の取れた脚線美がのぞいている。
しなやかな曲線を描くふくらはぎと、たるみのない引き締まった太もも。そしてすべすべのお肌。
(ふおおぉ。最高の被写体ですよ! イラストのモデルになって欲しくてたまりません!)
私は興奮する気持ちを決して顔に出さないように気を付けつつ、脚線美を見つめ続けた。
私が煩悩《ぼんのう》を全開にしてるなんて気づいていないように、ほたか先輩は屈託なく微笑んでいる。
「じゃあ、次、千景ちゃんね!」
ほたか先輩に促され、千景さんはおずおずと私に視線を向けた。
「……ボクは伊吹《いぶき》千景《ちかげ》。特技は……特にないです」
か細い声でそうつぶやくと、自信なさそうに視線を落とす。
「何言ってるの! 千景ちゃんはね、知識がすご~く豊富なんだよ!」
「要領が悪いから、全部覚えようとしてるだけ。でも、とっさに使えないから、意味がない。力も弱いし、いつもほたかに迷惑をかけてる」
「も~、千景ちゃん! お姉さんは千景ちゃんがいないとダメなんだから、そんな風に言っちゃダメ!」
千景さんは妙に後ろ向きだ。自分に自信がないのだろうか?
私はもったいないなあと思った。
千景さんは自分の魅力に気が付いていない。前髪で隠れているけど、素顔はかわいいし、片目隠しキャラなんて、最高にそそるのに!
しかもボクッ娘《こ》で小っちゃくて、おっぱいが大きいんですよ?
あと、いい匂いがするし!
(もお~、一人でどんだけ属性を盛るんですか!)
私は心の声を大にして叫んだ。
ドン引きされるので、絶対に声には出せないけど。
私がジレンマに苦しんでいるうちに、ほたか先輩は千景さんを抱きしめて頬ずりしている。
私は二人の抱擁《ほうよう》の真ん中に飛び込みたい気持ちを必死に抑え、気になっていたことを質問する。
「そういえば……登山部は今まで、お二人だけだったんですか?」
「うん。そうだよ! うちの部は三年生はいないんだ~。二年生も二人だけなの。よろしくね!」
そう言って微笑むほたか先輩を見て、私の心には安堵感が広がっていく。
新しい人間関係に飛び込むことは不安だったけど、この二人の先輩のことは昨日のやり取りもあり、とても親しみを感じている。
人見知りの私にとって、まだ出会っていない誰かのことを考えるだけで不安があったので、この状況はとてもありがたかった。
(入ってよかった、登山部に……)
私がしみじみと噛みしめていると、ほたか先輩はおもむろに大きなペットボトルを何本もリュックに詰め込み始めた。
見たところ、ペットボトルは二リットルの大きなものだ。中には水がたっぷり詰まっている。
ほたか先輩の動きは止まらない。
「あ、あぅ……。何をしてるんですか? それって、部活に関係するんでしょうか?」
「うん、今日の部活をはじめよっか! 今日は雨だから、階段で歩荷《ぼっか》トレーニングだよ~」
ぼっか。
聞きなれない単語に私は首をかしげる。それなのに、嫌な予感が渦巻いている。
「ぼっか……って、何をするんですか?」
「えっとね、水をたくさん背負って、階段を上り下りするの! 体力がつくよ!」
ほたか先輩は笑顔のままでペットボトルを詰め込み続ける。
「あぅ……。どう見ても二リットルのボトルですけど……。何キロ背負うんですか?」
「今日は三十キロにしとこうかな!」
前言撤回。
ほたか先輩は鬼でした。
ペットボトルが十五本も詰まった大きなリュックに手をかけるが、全然持ち上がらない。
三十キロとは私の体重の半分よりも重いのだ。
私の心には急速に暗雲が立ち込めていく。
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