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第六章「そして山百合は咲きこぼれる」
第十五話「百合をもって百合を制す」
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下山後の休憩が終わり、晴れやかな日差しの下でテントの設営審査が始まった。
今日の会場は『三瓶山 北の原キャンプ場』だ。
芝生が整備されていて、大会用に五メートル四方のロープが張られている。
このロープの中こそが戦場。
一〇分以内にテントをきれいに張れるのかの審査が行われる。
練習した通りにやれば大丈夫なのだが……、さっきから美嶺と手が触れ合い、私はドキドキの胸の高鳴りに包まれていた。
「あ……」
「すっ、すまん……」
テントの柱になるポールを伸ばす作業をしているのだが、次のポールをつかもうとするたびに、同じ作業をしている美嶺と手が触れ合ってしまうのだ。
「えへ。なんか、さっきから手がよく触れ合っちゃうね~」
「べ、別にアタシはわざとじゃないからなっ」
「分かってるよぉ~。私たちが息がぴったりなだけ~」
私がニッコリと笑いかけると、美嶺は顔を赤く染める。
いつもは勇ましい顔つきの美嶺が表情を崩すので、余計に可愛い。
「それ以上、言うな。……は、恥ずかしいだろっ」
「ましろちゃん、美嶺ちゃ~ん。ポールを差し込んで、膨らませるよっ」
ほたかさんもそんな私たちが微笑ましいのか、ニコニコしている。寝不足から来た疲れも和らいでいるようだ。
時計を見ると、まだ三分ぐらいしか経ってない。これはなかなか順調かもしれない。
練習をしていたので、手順や分担にも迷いはなくなっている。
テントが膨らんだ後は、千景さんと私とでペグの打ち込み。
ペグ袋からたくさんの金属の棒とハンマーを出し、それを手に取ろうとした時だった。
「あ。手が触れました……」
そう言いながら、千景さんは小さな手を私の手の甲にペトリと置いていた。
なんか……偶然に触れたにしては、すごく落ち着いたリアクションだ……。
「えへへ……。ふ、触れちゃいましたね」
「うん」
千景さんの表情はいつもと変りなく、無表情だ。
そのまま数本のペグを持って立ち去っていくので、私も同じように数本のペグを持ってテントを固定していく。
そして次の数本を取りに戻った時、同じタイミングで千景さんもやってきた。
「あ。また触れました」
そう言って、再び私の手に千景さんの手が重なる。
「あ、あの……千景さん。もしかして、わざとなのでは……」
「偶然です。偶然。ましろさんと息があっただけ」
そうか、偶然なら仕方がない。……本当に偶然なら。
しかし千景さんはその後もその後も、ペグを取りに来るたび、私の手に触れるのだった。
「あのぅ……。千景さん、やっぱりわざとですよぉ」
「……バレましたか。美嶺さんと息があっていて、うらやましかったので」
そう言って、千景さんは微笑む。
裏表のない千景さんの事だから、言葉の通りなのだろう。
つまり、私と触れ合いたかったということ。
こうなっては顔がニヤケてしまって止められない……。
「伊吹さん、なんか積極的っすね……。これはヤバいなぁ」
「千景ちゃんっ。ふれあいはそのぐらいにして、ペグを打とうねっ」
ほたかさんも美嶺も苦笑している。
その時、もっと遠くから視線を感じた。
悪寒を感じ、気配の方向を探る。
そこには……五竜さんがいた。
今はこちらを見てないけど、なめまわすような独特の視線は五竜さんのものに違いない。
私は気になり、試しに千景さんの手に触れてみることにした。
「……千景さん。ちょっと失礼しますね」
「あ……ましろさんっ」
千景さんはビックリしながら頬を赤らめる。
すると、五竜さんの視線がこっちを向いた。
思った通り、さっきから視線を送ってきたのは五竜さんだったのだ。
こんな瞬間も見逃さないとは、さすがは百合が好きなだけはある。
そしてこの時、私は秘策を思いついたのだった。
△ ▲ △ ▲ △
急いでペグを打ちこみ、私は自分の仕事を終えた。
腕時計を見ると、まだあと二分以上もある。
私は秘密のたくらみのため、ほたかさんの元に駆け寄った。
「私、終わりましたっ。一緒に見回りしましょっ!」
「あっ……。ましろちゃん、そんな……腕を組まれると困っちゃう……」
恥ずかしそうに照れているので、私は「えいえいっ」と大げさに体をこすりつける。
「うおお……。ましろ、審査中にイチャつくなよぉ……」
「た、ただの見回りだよぉ」
私が言った途端、美嶺と千景さんが猛烈なスピードで作業しはじめた。
「くそ、こうなったらアタシも作業を終わらせて……こうだ!」
「……ボクも」
二人を焚きつける意図はなかったけど、美嶺と千景さんも作業を終わらせ、私たちに合流する。こうして四人がぞろぞろとテントの周りを歩き回る格好になった。
「あんっ。……み、みんな。そんなにくっつくと歩きづらいよっ」
ほたかさんが困っているけど、作業は終わっているのでみんな余裕だ。
一〇分が経過する前に範囲外で整列すればいい。
ほたかさんは真剣に張り綱やペグの刺さり具合をチェックしているけど、私の目的はあくまでも五竜さん。
そんなに百合が好きで、そんなに私たちに興味があるのなら、その目をくぎ付けにして時間切れを誘うのだ!
これは五竜さんの性癖を利用した攻略法。
あくまでも正々堂々と戦いながら、私たちの絆で勝利を導いてみせる。
(見て! 私たちを見て!)
五竜さんの目を奪い続けるために、私はみんなに密着し続けた。
こうなったらサービス満点に、ほたかさんの腕に胸を密着させる!
ついでに頬ずりだってしちゃう!
(ど、どうだぁ!)
視線を送ると、見事なまでに五竜さんは手を止めて私たちを凝視していた。
ペグを打つ手が完全に止まっている。
彼女がこういう女の子同士のイチャイチャを見逃すはずがないのは分かっていた。
時間いっぱいまでイチャイチャし、一〇分が経過する直前で整列するのだ。
そして、審査終了の笛が鳴り響いた。
△ ▲ △ ▲ △
一〇分が経過したとき、五竜さんはテントを張る範囲内に残ったままだった。
「天音さんっ、天音さんっ!」
つくしさんや双子の両神姉妹が呼ぶ声で、ようやく五竜さんは現実に戻ったようだ。
周りを見渡し、愕然としている。
その手には、まだ地面に打ち込んでいない数本のペグが握られていた。
「……なんということ。わたくしが……こんな失態を犯すとは……」
百合をもって百合を制す。
……それは五竜さんが相手だからこそ、なし得た勝利。
大会全体の中では小さな勝利かもしれないけど、私たちはみんなで抱きしめ合い、喜びを分かちあった。
今日の会場は『三瓶山 北の原キャンプ場』だ。
芝生が整備されていて、大会用に五メートル四方のロープが張られている。
このロープの中こそが戦場。
一〇分以内にテントをきれいに張れるのかの審査が行われる。
練習した通りにやれば大丈夫なのだが……、さっきから美嶺と手が触れ合い、私はドキドキの胸の高鳴りに包まれていた。
「あ……」
「すっ、すまん……」
テントの柱になるポールを伸ばす作業をしているのだが、次のポールをつかもうとするたびに、同じ作業をしている美嶺と手が触れ合ってしまうのだ。
「えへ。なんか、さっきから手がよく触れ合っちゃうね~」
「べ、別にアタシはわざとじゃないからなっ」
「分かってるよぉ~。私たちが息がぴったりなだけ~」
私がニッコリと笑いかけると、美嶺は顔を赤く染める。
いつもは勇ましい顔つきの美嶺が表情を崩すので、余計に可愛い。
「それ以上、言うな。……は、恥ずかしいだろっ」
「ましろちゃん、美嶺ちゃ~ん。ポールを差し込んで、膨らませるよっ」
ほたかさんもそんな私たちが微笑ましいのか、ニコニコしている。寝不足から来た疲れも和らいでいるようだ。
時計を見ると、まだ三分ぐらいしか経ってない。これはなかなか順調かもしれない。
練習をしていたので、手順や分担にも迷いはなくなっている。
テントが膨らんだ後は、千景さんと私とでペグの打ち込み。
ペグ袋からたくさんの金属の棒とハンマーを出し、それを手に取ろうとした時だった。
「あ。手が触れました……」
そう言いながら、千景さんは小さな手を私の手の甲にペトリと置いていた。
なんか……偶然に触れたにしては、すごく落ち着いたリアクションだ……。
「えへへ……。ふ、触れちゃいましたね」
「うん」
千景さんの表情はいつもと変りなく、無表情だ。
そのまま数本のペグを持って立ち去っていくので、私も同じように数本のペグを持ってテントを固定していく。
そして次の数本を取りに戻った時、同じタイミングで千景さんもやってきた。
「あ。また触れました」
そう言って、再び私の手に千景さんの手が重なる。
「あ、あの……千景さん。もしかして、わざとなのでは……」
「偶然です。偶然。ましろさんと息があっただけ」
そうか、偶然なら仕方がない。……本当に偶然なら。
しかし千景さんはその後もその後も、ペグを取りに来るたび、私の手に触れるのだった。
「あのぅ……。千景さん、やっぱりわざとですよぉ」
「……バレましたか。美嶺さんと息があっていて、うらやましかったので」
そう言って、千景さんは微笑む。
裏表のない千景さんの事だから、言葉の通りなのだろう。
つまり、私と触れ合いたかったということ。
こうなっては顔がニヤケてしまって止められない……。
「伊吹さん、なんか積極的っすね……。これはヤバいなぁ」
「千景ちゃんっ。ふれあいはそのぐらいにして、ペグを打とうねっ」
ほたかさんも美嶺も苦笑している。
その時、もっと遠くから視線を感じた。
悪寒を感じ、気配の方向を探る。
そこには……五竜さんがいた。
今はこちらを見てないけど、なめまわすような独特の視線は五竜さんのものに違いない。
私は気になり、試しに千景さんの手に触れてみることにした。
「……千景さん。ちょっと失礼しますね」
「あ……ましろさんっ」
千景さんはビックリしながら頬を赤らめる。
すると、五竜さんの視線がこっちを向いた。
思った通り、さっきから視線を送ってきたのは五竜さんだったのだ。
こんな瞬間も見逃さないとは、さすがは百合が好きなだけはある。
そしてこの時、私は秘策を思いついたのだった。
△ ▲ △ ▲ △
急いでペグを打ちこみ、私は自分の仕事を終えた。
腕時計を見ると、まだあと二分以上もある。
私は秘密のたくらみのため、ほたかさんの元に駆け寄った。
「私、終わりましたっ。一緒に見回りしましょっ!」
「あっ……。ましろちゃん、そんな……腕を組まれると困っちゃう……」
恥ずかしそうに照れているので、私は「えいえいっ」と大げさに体をこすりつける。
「うおお……。ましろ、審査中にイチャつくなよぉ……」
「た、ただの見回りだよぉ」
私が言った途端、美嶺と千景さんが猛烈なスピードで作業しはじめた。
「くそ、こうなったらアタシも作業を終わらせて……こうだ!」
「……ボクも」
二人を焚きつける意図はなかったけど、美嶺と千景さんも作業を終わらせ、私たちに合流する。こうして四人がぞろぞろとテントの周りを歩き回る格好になった。
「あんっ。……み、みんな。そんなにくっつくと歩きづらいよっ」
ほたかさんが困っているけど、作業は終わっているのでみんな余裕だ。
一〇分が経過する前に範囲外で整列すればいい。
ほたかさんは真剣に張り綱やペグの刺さり具合をチェックしているけど、私の目的はあくまでも五竜さん。
そんなに百合が好きで、そんなに私たちに興味があるのなら、その目をくぎ付けにして時間切れを誘うのだ!
これは五竜さんの性癖を利用した攻略法。
あくまでも正々堂々と戦いながら、私たちの絆で勝利を導いてみせる。
(見て! 私たちを見て!)
五竜さんの目を奪い続けるために、私はみんなに密着し続けた。
こうなったらサービス満点に、ほたかさんの腕に胸を密着させる!
ついでに頬ずりだってしちゃう!
(ど、どうだぁ!)
視線を送ると、見事なまでに五竜さんは手を止めて私たちを凝視していた。
ペグを打つ手が完全に止まっている。
彼女がこういう女の子同士のイチャイチャを見逃すはずがないのは分かっていた。
時間いっぱいまでイチャイチャし、一〇分が経過する直前で整列するのだ。
そして、審査終了の笛が鳴り響いた。
△ ▲ △ ▲ △
一〇分が経過したとき、五竜さんはテントを張る範囲内に残ったままだった。
「天音さんっ、天音さんっ!」
つくしさんや双子の両神姉妹が呼ぶ声で、ようやく五竜さんは現実に戻ったようだ。
周りを見渡し、愕然としている。
その手には、まだ地面に打ち込んでいない数本のペグが握られていた。
「……なんということ。わたくしが……こんな失態を犯すとは……」
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