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魔神討伐
第103話 夢それは
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カグラ達はやっと帰ってきた。
街道を西へ向かった所にある王都。オウギを後回しにして東へ。ズィクムントの町へ来たのだ。
一応、数千の兵など泊まれるわけは無いので、三千は先触れもかねて王都側へと向かわせた。
だがこれを後で、少しだけ後悔をした。
到着をしてすぐに、エーレはあわてて、自身の店兼住宅へ向かう。
だが危惧したとおり、住民の証である人頭税も払わずに五年以上も行方不明。
とっくに住宅は競売に掛けられて、他人の物となっていた。
あの地獄から脱出をして数年。やっと手に入れた場所だったのに……
彼女は泣きながら帰って来た。
なぜか、ユスティの家はそのままで建っていた。
消えた家主が帰ってきたときに困るだろうと、奇特な数人が商業ギルドに圧力を掛けていた。そう。買った土地などは個人の物だが、町に住む権利は人頭税を払わないと失効する。その場合、未払い税金を固定資産の売却などで補うために、大抵すぐに売却をされる。
中へ入ると、積もった埃が年数を教えてくれる。
カグラはさっと浄化をすると、皆の思いとは別に、さっさと出て行ってしまった。
そう、ユスティが辛くてジルヴィの部屋に触れられなかったのと同じ。
まあかわいい男の子。自分のベッドへ誘ったのは、彼女に下心がなかったわけでは無いが。
そしてまあ、バーリフェルトは自宅がまだあることに安堵する。
元々は、チームでの持ち家だから、アンジェラが住んでいる以上、なくなることは無いだろう。
少し家を眺めていたのだが、さすがに報告もあるし、ギルドへ顔を出すか。
そう思って、冒険者ギルドに向かう。
中に入ると年月を感じる。
「おう流石に見たことがない連中が増えたな」
ギルドのドアを開けた感想がそれである。
十年は少し長すぎたようだ。
「おっさん。この町では問題を起こすなよ」
若い冒険者達が、自分たちが言われたことを、見慣れない冒険者である彼に、余所から来た、この地では新人だと思い教育をする。
だが、普通に立っているだけでも、その体躯は鍛えられていて、少し目のある連中はやばい奴が来たと考える。
そんな中で、今ギルド内を仕切っている黄昏の五人。
つまり、ルッツ達が気が付く。
「バーリフェルトさん。帰ってこられたんですね」
彼等は、おおよそ冒険者だと思えない服装に身を包んでいたが、面影はある。
「見たことがあるな」
「はい。新人の頃はお世話になりました。あーでも。いない間に姉御。ユスティさんが亡くなって」
「ああ聞いた。事故なんだってな」
「聞いた? 誰から?」
「まあいい。アンジェラが先だ」
そう言って彼は、カウンターへ向かう。
「ギルドマスターはいるかい?」
そう言って金級のカードを目の前に出す。
「げっ。すぐにお呼びいたします」
カウンターの中には、ローザ十八歳とアラベル十六歳が座っていた。
流石にレーナとフィネッティは引退をしたようだ。
十年は長かったようだ。
ローザは十八歳で薬問屋の娘。親達とギルドは護衛だったり色々と繋がりがあって、ここへ来た。
アラベルは十六歳で、親が冒険者。親馬鹿で目の届く範囲で安全なところに居させようと、ギルドに就職させた。父親はウェイド。一時期銀級だったのだが、今は妻であるレスリーさんとともに銅級へとランクを下げている。
安全のためにランクを下げて、共稼ぎでなんとか暮らしている。
「マスター。バーリフェルトさんて方が来ています。金ですよ金」
「アラベル。口のきき方を直せと行っただろう」
そう言いながら出てきたアンジェラ。
彼女の心中は複雑だった。
バーリフェルトが行方不明。
カグラも行方不明。
だが、なんと言うか、妄想の中でカグラと逢瀬を重ねて、付き合っていたバーリフェルトへの思いは小さくなっていた。
まあ一度は思いを断ち切り、貴族との愛人契約を結んだり色々があったのだが……
その雰囲気に、バーリフェルトも気がつく。
だが彼も大人の男。仕方が無いと割り切る。
「十年以上ぶりだ。お互い老けたな」
そう言ってにやっと笑う。
「あたしゃまだ若い。お帰り。ライセンスはどうやって?」
それに対して、彼女は、多少引きつった笑いを見せる。
「あーちょっと、他国の王様が少し力で。一応復帰試験は受けたぞ」
それはギルド的には良くない情報。
「ふーん。どのくらい落ちた?」
彼女はライセンスを持て遊びながら、少し睨む。
「分からんが、弱くなったの確かだ」
そう彼は、道中の訓練でも、ヒモロギに良い様にやられている。
若い彼の駆使する、巧みなフェイント。それは、筋肉の動きだったり、視線だったり、呼吸だったり。すべてが真であり偽であった。
空中で、彼の手から離れた剣が舞う。
よし切り上げて剣を飛ばした。
そう、一瞬だけ目で追ってしまった。
その時には、彼はすでに自身の懐に入り込み、真下から掌底がバーリフェルトの顎を突き上げる。
それは軽いものであったが十分。
幾度ノックアウトをさせられたのか分からない。
そのおかげで彼は、すっかり自信を無くしていた。
「他の国では金だったようだがここじゃあ通じない。見てやるから訓練所へ行け」
「あーまあ良いだろう」
まだ、剣技のアルヴィンと体術のルッジェーロは現役だった。
そこへ、アンジェラが混ざり三人対一人。
訓練所では、めったに見られないものだと冒険者達が押し寄せる。
だが…… 十年ぶりの彼はすごかった。
自身で弱いと言っていた。
謙遜? そんな事を言うタイプでは無い。
基本は脳筋で、エッチ大好き男。
そう本能だけで動く男だったはず。
圧倒的な身体能力と天賦の才。
それに、あぐらをかいてそれでも強かった。
女に対してもひたすら暴力的で、持久力で押し通すタイプ。
ユスティがのろけて言った、カグラとの情事。
それを聞いて、優しくてとろけそうな睦み事を知らず、損をしたと彼女は怒ったくらいだ。バーリフェルトは、ひたすら突くタイプだったらしい。
だが、月日のせいなのか、バーリフェルトも変わっていた。
久しぶりに、組み打ち中の触れあい。
それでも少し、ゾクゾクが蘇る。
「ええい。こしゃくな」
そう、良いように騙される。
ともに運動したせいか、コロッとやられる。
アンジェラはその晩、バーリフェルトとよりを戻してしまう。
すぐ近くに、夢に見たカグラが居ることを知らず。
そして、多分。いつもの様に、相手にはされないのだが。
夢は夢。現でかなう保証はなく、夢見ていた方が幸せだったのかもしれない。
街道を西へ向かった所にある王都。オウギを後回しにして東へ。ズィクムントの町へ来たのだ。
一応、数千の兵など泊まれるわけは無いので、三千は先触れもかねて王都側へと向かわせた。
だがこれを後で、少しだけ後悔をした。
到着をしてすぐに、エーレはあわてて、自身の店兼住宅へ向かう。
だが危惧したとおり、住民の証である人頭税も払わずに五年以上も行方不明。
とっくに住宅は競売に掛けられて、他人の物となっていた。
あの地獄から脱出をして数年。やっと手に入れた場所だったのに……
彼女は泣きながら帰って来た。
なぜか、ユスティの家はそのままで建っていた。
消えた家主が帰ってきたときに困るだろうと、奇特な数人が商業ギルドに圧力を掛けていた。そう。買った土地などは個人の物だが、町に住む権利は人頭税を払わないと失効する。その場合、未払い税金を固定資産の売却などで補うために、大抵すぐに売却をされる。
中へ入ると、積もった埃が年数を教えてくれる。
カグラはさっと浄化をすると、皆の思いとは別に、さっさと出て行ってしまった。
そう、ユスティが辛くてジルヴィの部屋に触れられなかったのと同じ。
まあかわいい男の子。自分のベッドへ誘ったのは、彼女に下心がなかったわけでは無いが。
そしてまあ、バーリフェルトは自宅がまだあることに安堵する。
元々は、チームでの持ち家だから、アンジェラが住んでいる以上、なくなることは無いだろう。
少し家を眺めていたのだが、さすがに報告もあるし、ギルドへ顔を出すか。
そう思って、冒険者ギルドに向かう。
中に入ると年月を感じる。
「おう流石に見たことがない連中が増えたな」
ギルドのドアを開けた感想がそれである。
十年は少し長すぎたようだ。
「おっさん。この町では問題を起こすなよ」
若い冒険者達が、自分たちが言われたことを、見慣れない冒険者である彼に、余所から来た、この地では新人だと思い教育をする。
だが、普通に立っているだけでも、その体躯は鍛えられていて、少し目のある連中はやばい奴が来たと考える。
そんな中で、今ギルド内を仕切っている黄昏の五人。
つまり、ルッツ達が気が付く。
「バーリフェルトさん。帰ってこられたんですね」
彼等は、おおよそ冒険者だと思えない服装に身を包んでいたが、面影はある。
「見たことがあるな」
「はい。新人の頃はお世話になりました。あーでも。いない間に姉御。ユスティさんが亡くなって」
「ああ聞いた。事故なんだってな」
「聞いた? 誰から?」
「まあいい。アンジェラが先だ」
そう言って彼は、カウンターへ向かう。
「ギルドマスターはいるかい?」
そう言って金級のカードを目の前に出す。
「げっ。すぐにお呼びいたします」
カウンターの中には、ローザ十八歳とアラベル十六歳が座っていた。
流石にレーナとフィネッティは引退をしたようだ。
十年は長かったようだ。
ローザは十八歳で薬問屋の娘。親達とギルドは護衛だったり色々と繋がりがあって、ここへ来た。
アラベルは十六歳で、親が冒険者。親馬鹿で目の届く範囲で安全なところに居させようと、ギルドに就職させた。父親はウェイド。一時期銀級だったのだが、今は妻であるレスリーさんとともに銅級へとランクを下げている。
安全のためにランクを下げて、共稼ぎでなんとか暮らしている。
「マスター。バーリフェルトさんて方が来ています。金ですよ金」
「アラベル。口のきき方を直せと行っただろう」
そう言いながら出てきたアンジェラ。
彼女の心中は複雑だった。
バーリフェルトが行方不明。
カグラも行方不明。
だが、なんと言うか、妄想の中でカグラと逢瀬を重ねて、付き合っていたバーリフェルトへの思いは小さくなっていた。
まあ一度は思いを断ち切り、貴族との愛人契約を結んだり色々があったのだが……
その雰囲気に、バーリフェルトも気がつく。
だが彼も大人の男。仕方が無いと割り切る。
「十年以上ぶりだ。お互い老けたな」
そう言ってにやっと笑う。
「あたしゃまだ若い。お帰り。ライセンスはどうやって?」
それに対して、彼女は、多少引きつった笑いを見せる。
「あーちょっと、他国の王様が少し力で。一応復帰試験は受けたぞ」
それはギルド的には良くない情報。
「ふーん。どのくらい落ちた?」
彼女はライセンスを持て遊びながら、少し睨む。
「分からんが、弱くなったの確かだ」
そう彼は、道中の訓練でも、ヒモロギに良い様にやられている。
若い彼の駆使する、巧みなフェイント。それは、筋肉の動きだったり、視線だったり、呼吸だったり。すべてが真であり偽であった。
空中で、彼の手から離れた剣が舞う。
よし切り上げて剣を飛ばした。
そう、一瞬だけ目で追ってしまった。
その時には、彼はすでに自身の懐に入り込み、真下から掌底がバーリフェルトの顎を突き上げる。
それは軽いものであったが十分。
幾度ノックアウトをさせられたのか分からない。
そのおかげで彼は、すっかり自信を無くしていた。
「他の国では金だったようだがここじゃあ通じない。見てやるから訓練所へ行け」
「あーまあ良いだろう」
まだ、剣技のアルヴィンと体術のルッジェーロは現役だった。
そこへ、アンジェラが混ざり三人対一人。
訓練所では、めったに見られないものだと冒険者達が押し寄せる。
だが…… 十年ぶりの彼はすごかった。
自身で弱いと言っていた。
謙遜? そんな事を言うタイプでは無い。
基本は脳筋で、エッチ大好き男。
そう本能だけで動く男だったはず。
圧倒的な身体能力と天賦の才。
それに、あぐらをかいてそれでも強かった。
女に対してもひたすら暴力的で、持久力で押し通すタイプ。
ユスティがのろけて言った、カグラとの情事。
それを聞いて、優しくてとろけそうな睦み事を知らず、損をしたと彼女は怒ったくらいだ。バーリフェルトは、ひたすら突くタイプだったらしい。
だが、月日のせいなのか、バーリフェルトも変わっていた。
久しぶりに、組み打ち中の触れあい。
それでも少し、ゾクゾクが蘇る。
「ええい。こしゃくな」
そう、良いように騙される。
ともに運動したせいか、コロッとやられる。
アンジェラはその晩、バーリフェルトとよりを戻してしまう。
すぐ近くに、夢に見たカグラが居ることを知らず。
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