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フランケンシュタイン『作られたものの恋』
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翌朝、アリスより早くチクタクは目覚めた。固いソファの上ではやはり眠りは浅かったらしく、窓外で誰かの言い争う声で簡単に目が覚めた。寝ぼけ眼で見ると、いざ天に昇らんとする太陽と、まだ出番を保っていたい月とが言い争っているようであった。どっちでもいい、とチクタクは思った。
やがてアリスが目を覚ました時にその話をすると、何それ、と言って呆れて笑った。なるほど、とチクタクは一つを学んだ。この世界でもありえないものはありえないこともある。太陽と月の言い争いは単にチクタクが寝ぼけていただけで、今朝も空には太陽が輝いていた。
アリスはしっかりと二時間も掛けて身支度をして、いつもと同じようにビビッドな服装に着替えると、うんざりと待ちくたびれてしまったチクタクに溜息をついた。
「ねえ、気合い入れてよね。」
「もう随分待った。」チクタクは不機嫌に言った。
「ふうん」とアリスは少し考えてから「行こう!」と言った。
隣町は、貧困街であった。食べ物の腐ったような臭いとアルコールの臭いがそこら中に充満していた。すれ違う者は皆不機嫌であるように見えた。空腹に耐えるように見えた。それでは誰が食べ物を腐らせたのだろう、とチクタクは思うが、それはこの街では腐りかけた食べ物しか流通していない、ということに過ぎなかった。
アリスの袖を誰かが引いた。見ると子供のゴブリンだった。両手を皿のようにして物乞いをしている。アリスはポケットを探って飴玉を一つやった。その子は喜々として物陰に消えて行ったが、やがてその仲間を数人連れて戻って来ると、大勢で再び物乞いをした。アリスは驚いてポケットの中の飴玉を全部くれてやると、チクタクの手を引いて足早にその場を去った。
「信じられないかも知れないけれど、昔は豊かな町だったのよ。」息を切らしてアリスは言う。
「どうしてこんなになったんだ?」チクタクは尋ねる。
「ゴブリンのせいよ。あの種族は何も考えずに数を増やすから。」とアリス。
「あの子たちの貧困も、あの子たち自身が生んだってことか…」
「昔、ゴブリンは自分たちで村を作っていたんだけどね、いつからかこうして街にも住み着くようになって、あまりに住みやすいし環境も良いものだからどんどん数が増えたのね。でも、もうどうしようもないの。ゴブリンを駆除の対象にしてしまったなら、人権を無視してしまったら、このファンタジアに市民と呼べる種族なんていなくなってしまうから。」とアリスは言った。
二人は不機嫌な住民たちに根気良く聞き取りをして、やっとアガル少年の家を探し当てた頃にはもう夕方であった。アガル少年の家は鉛筆のような形をした細長い建物だった。アリスは扉をノックしたが、誰も出て来る気配は無い。
「留守なのかな」とチクタクは言った。
「いや、そんなことはないと思うけど。」そう言ってアリスが指差した先には排気口があって、そこからは紫色の煙が昇っていた。誰かが中にいることは確からしかった。
「お風呂…かな。」
「それも無いと思う。きっと食事を作っているか、それともごみを焼却しているか、ね。」アリスは苦い顔をして煙の臭いを嗅ぎながら言った。
「アガルさん!お話があるんだけど。」とアリスは大きな声で言った。
「・・・」返答は無かった。
「アガルさん!」
「・・・」やはり返答は無い。紫色の煙もパタリと止まった。
「居留守を決めたらしい。」チクタクは言った。
「居留守ね…。」アリスは怪しんでいる様子だった。
「今日は帰ろう。ウーダンさんも言ってたじゃないか。あまり活発な子じゃないみたいだから。」
「そうね。」アリスはしばらくその建物を睨み付けていたが、やがて名刺を取り出して一言二言書き添えると、するりと扉の下から室内へ滑り込ませた。
「さあ、帰りましょう!」
・
その日の夜はこれまでの報告も兼ねてパーシー氏とディナーを共にした。アリスはきちんと整理した報告を手早く済ませると、ディナーを食べ終えるまでは付き合ってから、調べたいことがあると言って事務所に戻った。チクタクはもう一軒、パーシーに付き合うことにした。
二人はやかましい繫華街の路地裏を抜けて、パーシーの行きつけのバーへ入った。扉を開けて中に入ると静かにジャズが流れていた。とても感じのいい店だった。二人がカウンターに並んで腰かけると、店主であるらしい複数足の生き物が、バーボン・ウイスキーと氷の入ったグラスを置いた。
「やあ、ウェル。こちらチクタクさん、R・キャロル探偵事務所の新人さん。」パーシーは店主に紹介した。店主はうねうねと伸びる足(手?)をチクタクの方へ伸ばして握手をすると静かに微笑んだ。
「『bar OCT』へようこそ。」
「どうして『OCT』なんですか?」チクタクが言うとウェルは可笑しそうに笑った。
「オクトパスだよ。僕は火星人なんだけどね、見た目がタコに似ているから。」
「違いねえ!違いねえ!」そう言って隣の二人組がやかましく騒ぎ立てた。それは初めてチクタクがこの街を散歩した時に見た市電の車掌、『某テーマパークのメインキャラクターに似た、焦点の合わないネズミ』だった (【チクタク、飛んでチクタク!(1)】より)。
「騒ぎ立てないでくれよ、ジャンキー・マウス。」ウェルは呆れたように言った。
「ウェル、違えさ!騒いでんのあ、俺っちじゃねえさ!なあ、相棒。」そうしてけたたましく笑いながら手に持った円盤を掲げて見せた。それを見てチクタクはぎょっと身を引いた。それの円盤には目が在って、鼻が在って、口が在って、やかましく笑っている。ウェルは呆れたように首を横に振った。
「いつもあんな感じだ。」とウェルはチクタクに耳打ちした。
「あれって何?」チクタクは円盤の顔を見ながら言った。
「ああ、あれは市電についてる顔だよ。マッド・トレインって呼ばれてる。」
「Choo-Choo Trainって呼んでやんなあ!アハハ!」とジャンキー・マウスは小刻みに頷いた。血走った目の焦点はやはり合わず、視線は宙を彷徨っている。
「ウェル、あっちの席に移っていいかい?」疲れた様子でパーシーは言って席を移した。
「逃げんなあ!バケモンん!」ジャンキー・マウスは言ったがパーシーは聞き流した。
「あいつら狂ってしまってるんだよ。」パーシーは言った。
「そうみたいですね。」とチクタクも苦笑いをした。
「ところで、明日そのアガルって人の家に行くんだよね?」
「そのつもりです。今日は居留守をされたから会えるかわからないけど。」
「それ、私も行っていいかな?」何気ないように装いながら言ったが、彼の手は小さく震えていた。拳を握り締めて、沸々とした怒りを耐えているのがチクタクにもわかった。アリスならこんな時になんて答えるのだろう…そんなことを考えていた。
「駄目かな?」
「いえ、いいですよ。」チクタクは言った。
「本当かい?」パーシーの顔は明るくなった。きっとアリスならこの申し入れを拒んだろうと思う。被害者の関係者を容疑者に合わせるのは非常に危険だからだ。場合によっては血を見る騒ぎになりかねない。
「でも、条件があります。」
「何だい?」
「絶対に手を上げない事。」チクタクは言って、パーシーはそれを快諾した。
帰り道、二人は千鳥足に酔っていた。特にパーシーは酷く酔っぱらってしまったようで、チクタクが肩を貸さなくては真っ直ぐ歩くことも困難だった。
「あの赤いネジ、私がプレゼントしたんだ。」呟くようにパーシーは言った。
「・・・」チクタクは先を待った。
「今からちょうど十年前だ。私とメアリーが出会って十年が経った記念に。一目見て彼女に似合うと思ったんだ。プレゼントするとメアリーは本当に嬉しそうに微笑んでね。『ありがとう』って言ってくれた」パーシーは大粒の涙を流した。それから消え入るような声で「幸せだったんだ」と言った。
チクタクはパーシーを送り届けると事務所に帰った。事務所に着いた時には酔いも醒めつつあった。
「あら、おかえりなさい。」とアリスが言った。
「僕、明日パーシーさんを連れていくよ。」チクタクが言うと、アリスはふっと笑った。
「私もそのつもりだったわ。」
チクタクはその夜、泥のように眠った。現実世界に戻れた夢を見ていたが、朝起きた時にはすっかり忘れてしまっていた。約束通り、今夜はチクタクがベッドに寝た。チクタクはベッドの心地良さを再発見した。
やがてアリスが目を覚ました時にその話をすると、何それ、と言って呆れて笑った。なるほど、とチクタクは一つを学んだ。この世界でもありえないものはありえないこともある。太陽と月の言い争いは単にチクタクが寝ぼけていただけで、今朝も空には太陽が輝いていた。
アリスはしっかりと二時間も掛けて身支度をして、いつもと同じようにビビッドな服装に着替えると、うんざりと待ちくたびれてしまったチクタクに溜息をついた。
「ねえ、気合い入れてよね。」
「もう随分待った。」チクタクは不機嫌に言った。
「ふうん」とアリスは少し考えてから「行こう!」と言った。
隣町は、貧困街であった。食べ物の腐ったような臭いとアルコールの臭いがそこら中に充満していた。すれ違う者は皆不機嫌であるように見えた。空腹に耐えるように見えた。それでは誰が食べ物を腐らせたのだろう、とチクタクは思うが、それはこの街では腐りかけた食べ物しか流通していない、ということに過ぎなかった。
アリスの袖を誰かが引いた。見ると子供のゴブリンだった。両手を皿のようにして物乞いをしている。アリスはポケットを探って飴玉を一つやった。その子は喜々として物陰に消えて行ったが、やがてその仲間を数人連れて戻って来ると、大勢で再び物乞いをした。アリスは驚いてポケットの中の飴玉を全部くれてやると、チクタクの手を引いて足早にその場を去った。
「信じられないかも知れないけれど、昔は豊かな町だったのよ。」息を切らしてアリスは言う。
「どうしてこんなになったんだ?」チクタクは尋ねる。
「ゴブリンのせいよ。あの種族は何も考えずに数を増やすから。」とアリス。
「あの子たちの貧困も、あの子たち自身が生んだってことか…」
「昔、ゴブリンは自分たちで村を作っていたんだけどね、いつからかこうして街にも住み着くようになって、あまりに住みやすいし環境も良いものだからどんどん数が増えたのね。でも、もうどうしようもないの。ゴブリンを駆除の対象にしてしまったなら、人権を無視してしまったら、このファンタジアに市民と呼べる種族なんていなくなってしまうから。」とアリスは言った。
二人は不機嫌な住民たちに根気良く聞き取りをして、やっとアガル少年の家を探し当てた頃にはもう夕方であった。アガル少年の家は鉛筆のような形をした細長い建物だった。アリスは扉をノックしたが、誰も出て来る気配は無い。
「留守なのかな」とチクタクは言った。
「いや、そんなことはないと思うけど。」そう言ってアリスが指差した先には排気口があって、そこからは紫色の煙が昇っていた。誰かが中にいることは確からしかった。
「お風呂…かな。」
「それも無いと思う。きっと食事を作っているか、それともごみを焼却しているか、ね。」アリスは苦い顔をして煙の臭いを嗅ぎながら言った。
「アガルさん!お話があるんだけど。」とアリスは大きな声で言った。
「・・・」返答は無かった。
「アガルさん!」
「・・・」やはり返答は無い。紫色の煙もパタリと止まった。
「居留守を決めたらしい。」チクタクは言った。
「居留守ね…。」アリスは怪しんでいる様子だった。
「今日は帰ろう。ウーダンさんも言ってたじゃないか。あまり活発な子じゃないみたいだから。」
「そうね。」アリスはしばらくその建物を睨み付けていたが、やがて名刺を取り出して一言二言書き添えると、するりと扉の下から室内へ滑り込ませた。
「さあ、帰りましょう!」
・
その日の夜はこれまでの報告も兼ねてパーシー氏とディナーを共にした。アリスはきちんと整理した報告を手早く済ませると、ディナーを食べ終えるまでは付き合ってから、調べたいことがあると言って事務所に戻った。チクタクはもう一軒、パーシーに付き合うことにした。
二人はやかましい繫華街の路地裏を抜けて、パーシーの行きつけのバーへ入った。扉を開けて中に入ると静かにジャズが流れていた。とても感じのいい店だった。二人がカウンターに並んで腰かけると、店主であるらしい複数足の生き物が、バーボン・ウイスキーと氷の入ったグラスを置いた。
「やあ、ウェル。こちらチクタクさん、R・キャロル探偵事務所の新人さん。」パーシーは店主に紹介した。店主はうねうねと伸びる足(手?)をチクタクの方へ伸ばして握手をすると静かに微笑んだ。
「『bar OCT』へようこそ。」
「どうして『OCT』なんですか?」チクタクが言うとウェルは可笑しそうに笑った。
「オクトパスだよ。僕は火星人なんだけどね、見た目がタコに似ているから。」
「違いねえ!違いねえ!」そう言って隣の二人組がやかましく騒ぎ立てた。それは初めてチクタクがこの街を散歩した時に見た市電の車掌、『某テーマパークのメインキャラクターに似た、焦点の合わないネズミ』だった (【チクタク、飛んでチクタク!(1)】より)。
「騒ぎ立てないでくれよ、ジャンキー・マウス。」ウェルは呆れたように言った。
「ウェル、違えさ!騒いでんのあ、俺っちじゃねえさ!なあ、相棒。」そうしてけたたましく笑いながら手に持った円盤を掲げて見せた。それを見てチクタクはぎょっと身を引いた。それの円盤には目が在って、鼻が在って、口が在って、やかましく笑っている。ウェルは呆れたように首を横に振った。
「いつもあんな感じだ。」とウェルはチクタクに耳打ちした。
「あれって何?」チクタクは円盤の顔を見ながら言った。
「ああ、あれは市電についてる顔だよ。マッド・トレインって呼ばれてる。」
「Choo-Choo Trainって呼んでやんなあ!アハハ!」とジャンキー・マウスは小刻みに頷いた。血走った目の焦点はやはり合わず、視線は宙を彷徨っている。
「ウェル、あっちの席に移っていいかい?」疲れた様子でパーシーは言って席を移した。
「逃げんなあ!バケモンん!」ジャンキー・マウスは言ったがパーシーは聞き流した。
「あいつら狂ってしまってるんだよ。」パーシーは言った。
「そうみたいですね。」とチクタクも苦笑いをした。
「ところで、明日そのアガルって人の家に行くんだよね?」
「そのつもりです。今日は居留守をされたから会えるかわからないけど。」
「それ、私も行っていいかな?」何気ないように装いながら言ったが、彼の手は小さく震えていた。拳を握り締めて、沸々とした怒りを耐えているのがチクタクにもわかった。アリスならこんな時になんて答えるのだろう…そんなことを考えていた。
「駄目かな?」
「いえ、いいですよ。」チクタクは言った。
「本当かい?」パーシーの顔は明るくなった。きっとアリスならこの申し入れを拒んだろうと思う。被害者の関係者を容疑者に合わせるのは非常に危険だからだ。場合によっては血を見る騒ぎになりかねない。
「でも、条件があります。」
「何だい?」
「絶対に手を上げない事。」チクタクは言って、パーシーはそれを快諾した。
帰り道、二人は千鳥足に酔っていた。特にパーシーは酷く酔っぱらってしまったようで、チクタクが肩を貸さなくては真っ直ぐ歩くことも困難だった。
「あの赤いネジ、私がプレゼントしたんだ。」呟くようにパーシーは言った。
「・・・」チクタクは先を待った。
「今からちょうど十年前だ。私とメアリーが出会って十年が経った記念に。一目見て彼女に似合うと思ったんだ。プレゼントするとメアリーは本当に嬉しそうに微笑んでね。『ありがとう』って言ってくれた」パーシーは大粒の涙を流した。それから消え入るような声で「幸せだったんだ」と言った。
チクタクはパーシーを送り届けると事務所に帰った。事務所に着いた時には酔いも醒めつつあった。
「あら、おかえりなさい。」とアリスが言った。
「僕、明日パーシーさんを連れていくよ。」チクタクが言うと、アリスはふっと笑った。
「私もそのつもりだったわ。」
チクタクはその夜、泥のように眠った。現実世界に戻れた夢を見ていたが、朝起きた時にはすっかり忘れてしまっていた。約束通り、今夜はチクタクがベッドに寝た。チクタクはベッドの心地良さを再発見した。
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