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第5話 妖狐
愛撫
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黒狐さまは立ち上がり、右腕をまくると、ツキの左隣に座った。
「変な雰囲気になってしまったが、続きをしようかの」
「まだやるんですか!?」
右腕を差し出してきた。手の甲が、ツキの太ももにふわりと着地。腕はひじ掛けを支えに、脱力していた。白漆のような、上品な肌色。思わず、じっと凝視してしまう。
博物館の展示物を、無造作に放り出されたかのようで、どう扱えばいいのかわからない。ぶっちゃけ自分の指紋すらつけたくない。
「何でわらわの腕を避けた? 嫌か?」
「神聖な御手を、汚したくないからです」
「さっき、神経質なほど手を洗ってたろう。気にするな」
黒狐さまは手のひらをプラプラさせた。
「女子の体の扱い方を教えてやる。触れて見よ」
とりあえず、上から。
「強すぎる。が、さっきよりは上達しておるのぉ」
「おっしゃる通りで」
「手を出せ」
ツキは、右手を黒狐さまへ差し出した。
黒狐さまが、手のひらの上を撫でてきた。羽毛のように軽い感触で、ぞわぞわしてきた。数分もやられたら、どうかしてしまうだろう。
「指は力を抜く。手の筋力は形を維持することだけに使う。なでるというよりも、置く感じで」
「こうですか?」
手を脱力する、という事自体をあまりしないので感覚がわからない。
深呼吸。呼吸に集中し、不安を追い出す。震えを何とか沈め、再び黒狐さまに、手を当てる。
「強すぎる。触れたらそれ以上、手を下げない。平行に動かす。例えるなら、ネズミ捕りの起動部を擦るような感じじゃな!」
「えっと?」
「いい感じじゃの。あとは接地面を広げるんじゃ。そうすれば力が分散してやさしくなる。最初は指の先ではなく、指の腹を使え」
先ほどの応用で、左手で黒狐さまの右腕をすくい、固定。
右手で撫でるというよりは、そっとなぞる。大分、安定してきた。
「そうじゃそうじゃ。そのまま、手の指の平や、手のひらで撫でてみろ」
手のひらを近づけるときは、飛行機が着陸するときのイメージ、放すときは離陸するときのイメージ。少しでも強くしてしまうと、黒狐さまの皮膚が引きつってしまう。まるで、熟れつくした桃を扱うがごとく、慎重に慎重を重ねて、手を動かす。
「うむ、ちょっとこわばったが、巧く調整したな。後は爪の甲や、手の甲を試してみるのじゃ。手首ではなく、腕を動かすと、疲れにくい上、微細な調整もしやすい」
やらないことにはわからないので、とりあえず黒狐さまの言う通り、撫でてみる。こう、絶妙な距離感を維持するのがとても難しい。幾度となく、「強すぎる」「もっと弱く」と言われ続けた。自分の腕でも試したりして、ようやく感覚を掴めた。
「よし、力を調整できるようになったら、五本の指先で撫でてみるのじゃ。さっきのように力を抜き、触れるか触れないかの程度で。羽毛が肌を擦るがごとく」
「こう、ですか?」
「接地面に神経を集中させて。そうそう。ゆっくりと、焦らず」
油断して力を抜くと、摩擦を感じる。さらに十分ほど経つと、徐々に黒狐さまから指摘される回数が減っていった。
「だんだんと、強く」
「強く?」
ほんの少しずつ、力を強めて撫で続ける。黒狐さまの言葉から、加減を把握。黒狐さまの「強く!」「弱く!」「極限まで弱く!」という掛け声に合わせて、力の具合を変える。
「よし! 腕の持ち方、肌への触れ方、力の強弱、バリエーション、どれも及第点じゃな。では、後は自由に色々試せ。わらわは疲れたから、寝る。撫で方の良し悪しは、わらわの表情を見て研究するのじゃ」
考えうる撫で方を一つ一つ試していく。黒狐さまの表情を見つつ、反応がよかった撫で方を覚えておく。腕や手のひら、手の甲を、その撫で方で撫でていく。
撫でていくうちに、部位によって、適切な強さもやり方も違うことがわかってきた。表皮に近い部位は優しく、脂肪が集中している部位は少し強めに。場所を変えたら、最初は弱めにして徐々に強くしていく。単調になると反応が鈍くなるので、定期的にやり方を変える。
「どうですか?」
「なかなかじゃな」
沈黙が続いて不安になったので、思わず聞いてしまった。黒狐さまの声は、少し眠たげで、表情も緩んでいる。黒髪が散らばった胸元が、呼吸にあわせてゆっくりと上下している。脱力した黒狐さまは、なんともいえぬなまめかしい魅力があった。
「む?」
腕の緊張も黒狐さまに伝わるらしく、手の動きがぎこちなると、黒狐さまの手もほんのり固くなった。一旦肩を回して、腕の力を抜く。
そのうち、意識せずとも手が動くようになってきた。動きも滑らかになり、犬猫動画のそれと大差ない。黒狐さまの触り心地を楽しむ余裕もできてきた。肌と肌がこすれる度に、なんともいえぬ心地よさを感じる。黒狐さまは、寝心地があまりよくないのか、呼吸が荒い。部屋が熱いのか、徐々に肌が湿り気を帯びてきた。
「う~ん」
うめき声に、わずかな不満を感じる。
瞬間、変なスイッチが入った。何が何でも、黒狐さまを気持ちよくさせねば、心に誓う。
それから、全身全霊・無我夢中・一心不乱でことに取り組んだ。黒狐さまが何も言わないことをいいことに、思う存分掻き撫でた。黒狐さまの右ひじから爪先まで撫でてない部位はない、そう言ってもいいくらい、徹底的にさすりつくした。
「うっ」
突然、小さく、低い声が聞えた。黒狐さまが意図して発した、というよりは喉から漏れたようなくぐもった感じだった。同時に撫で心地も変わった。入浴後のように、すさまじい汗に加えて、鳥肌も立っていた。
しばらくして、急に筋肉が硬直。微かに震えている。顔をみると、強烈な光を浴びたかのように目を閉じ、顔をしかめ、息を止めていた。指先までピンと足が伸び、太ももの内側あたりが断続的にピクッピクっと震えている。十数秒ほどそれが続いた後、じわじわと力が抜けていった。それに伴い、顔の皺も消えていった。少し荒いものの、呼吸も規則性を取り戻した。
「大丈夫ですか」
心配になり、耳元にささやいた。返答はない。微かに揺らして見たものの、ほとんど反応はない。目を瞑り、表情もうつろだ。ただ、言葉は聞こえているようで、声に対し微かに首が動いている。起こすのは申し訳ないので、そっとしておいた。
「駄目じゃ。ぼーっとして、何も考えられん」
普段の気迫はどこへやら、日向ぼっこをしているような呆けた声だった。わずかに開いたうつろな目。表情は限りなく安らか。一点の曇りもない、柔らかい笑みを浮かべている。首は後ろに垂れ、顎かけて二本の筋が色っぽく伸びている。胸元には、無防備に突き出る双丘。完全に力が抜けきった左手。スカートの上からでも見える、内側に閉じた太もも。床へ延びる、二本の生足。黒い靴下は、足を動かしたせいか、脱げかかっている。
あまりの無防備さが、劣情を煽り立ててくる。見てはいけない物を見ている気分になり、目を逸らそうとした。が、黒狐さまの肉体は恐ろしいほど蠱惑的で、一切視点を動かすことができない。
「美しい……」
やはり妖狐。人を魅惑する術を心得ている。
恐らく演技だろう。黒狐さまの気遣いが心に染みた。朝の失態を忘れさせたり、こちらの気分を盛り上げたり、喜ばせたり、自信を持ってもらうために、演技してくれたのだろう。早く終わらせて欲しい、というのが一番の本音だろうが。
正直、「演技でしたか?」と聞いてしまいたい気持ちはある。黒狐さまに演技の負担とプレッシャーを与え続けたくはない。ファンタジーは、小説の中の黒狐さまにしか求めていないのだから。
何か良い言い回しはないのだろうか? 小説脳をフル回転させた結果、それっぽい言葉を思いついた。
「自分だけ気持ちよくなってしまって申し訳ありません」
どう出る。この振り方でダメだったら、もう後がない。
「そんな謙遜するでない。わらわも、とっても気持ちよかったぞ」
黒狐さまは、心底から満足そうな笑みを浮かべた。そこに、嘘偽りは一切ないように思えた。
思わず安堵のため息を吐いた。自分がガッチガチに緊張していたことに気付き、苦笑いする。
そんなツキを、クスクス笑ってから黒狐さまは呟いた。
「次回からは耳元で甘言をささやいてほしいのぉ。そしたらもう少し早くイケた気がするのじゃ。一人ですると大体15~20分くらいじゃから、まだまだ伸びしろはある」
ツキは、スマホの時計をチラ見した。
「30分近く指導してもらって、さらに40分以上かかったのか」
「それでも、上出来じゃよ。教え甲斐のある、良い生徒じゃ」
「もったいなお言葉です、黒狐さま」
暫く黙った後、黒狐さまは唐突に言い放った。
「あぁ、そうじゃ。せっかくじゃし、トイレでヤれ。記憶が鮮明なうちにな」
「いきなり、何を言っているんです?」
良い感じの雰囲気が、一瞬で消し飛んでしまった。
「両親にすら見せたことない恥ずかしい姿を直視された、わらわの身にもなってみろ。お主もその万分の一程度の恥をかけ! トイレで粛々とことに準じるお主を妄想して、あざ笑ってやる。お主にとってはご褒美じゃろ?」
「黒狐さまは僕のことをどんな目で見ているんですか!?」
「黒髪のじゃロリケモノ触手異種姦鬼畜凌辱好き好き変態マゾ男」
頭を抱えて唸るしかなかった。
「変な雰囲気になってしまったが、続きをしようかの」
「まだやるんですか!?」
右腕を差し出してきた。手の甲が、ツキの太ももにふわりと着地。腕はひじ掛けを支えに、脱力していた。白漆のような、上品な肌色。思わず、じっと凝視してしまう。
博物館の展示物を、無造作に放り出されたかのようで、どう扱えばいいのかわからない。ぶっちゃけ自分の指紋すらつけたくない。
「何でわらわの腕を避けた? 嫌か?」
「神聖な御手を、汚したくないからです」
「さっき、神経質なほど手を洗ってたろう。気にするな」
黒狐さまは手のひらをプラプラさせた。
「女子の体の扱い方を教えてやる。触れて見よ」
とりあえず、上から。
「強すぎる。が、さっきよりは上達しておるのぉ」
「おっしゃる通りで」
「手を出せ」
ツキは、右手を黒狐さまへ差し出した。
黒狐さまが、手のひらの上を撫でてきた。羽毛のように軽い感触で、ぞわぞわしてきた。数分もやられたら、どうかしてしまうだろう。
「指は力を抜く。手の筋力は形を維持することだけに使う。なでるというよりも、置く感じで」
「こうですか?」
手を脱力する、という事自体をあまりしないので感覚がわからない。
深呼吸。呼吸に集中し、不安を追い出す。震えを何とか沈め、再び黒狐さまに、手を当てる。
「強すぎる。触れたらそれ以上、手を下げない。平行に動かす。例えるなら、ネズミ捕りの起動部を擦るような感じじゃな!」
「えっと?」
「いい感じじゃの。あとは接地面を広げるんじゃ。そうすれば力が分散してやさしくなる。最初は指の先ではなく、指の腹を使え」
先ほどの応用で、左手で黒狐さまの右腕をすくい、固定。
右手で撫でるというよりは、そっとなぞる。大分、安定してきた。
「そうじゃそうじゃ。そのまま、手の指の平や、手のひらで撫でてみろ」
手のひらを近づけるときは、飛行機が着陸するときのイメージ、放すときは離陸するときのイメージ。少しでも強くしてしまうと、黒狐さまの皮膚が引きつってしまう。まるで、熟れつくした桃を扱うがごとく、慎重に慎重を重ねて、手を動かす。
「うむ、ちょっとこわばったが、巧く調整したな。後は爪の甲や、手の甲を試してみるのじゃ。手首ではなく、腕を動かすと、疲れにくい上、微細な調整もしやすい」
やらないことにはわからないので、とりあえず黒狐さまの言う通り、撫でてみる。こう、絶妙な距離感を維持するのがとても難しい。幾度となく、「強すぎる」「もっと弱く」と言われ続けた。自分の腕でも試したりして、ようやく感覚を掴めた。
「よし、力を調整できるようになったら、五本の指先で撫でてみるのじゃ。さっきのように力を抜き、触れるか触れないかの程度で。羽毛が肌を擦るがごとく」
「こう、ですか?」
「接地面に神経を集中させて。そうそう。ゆっくりと、焦らず」
油断して力を抜くと、摩擦を感じる。さらに十分ほど経つと、徐々に黒狐さまから指摘される回数が減っていった。
「だんだんと、強く」
「強く?」
ほんの少しずつ、力を強めて撫で続ける。黒狐さまの言葉から、加減を把握。黒狐さまの「強く!」「弱く!」「極限まで弱く!」という掛け声に合わせて、力の具合を変える。
「よし! 腕の持ち方、肌への触れ方、力の強弱、バリエーション、どれも及第点じゃな。では、後は自由に色々試せ。わらわは疲れたから、寝る。撫で方の良し悪しは、わらわの表情を見て研究するのじゃ」
考えうる撫で方を一つ一つ試していく。黒狐さまの表情を見つつ、反応がよかった撫で方を覚えておく。腕や手のひら、手の甲を、その撫で方で撫でていく。
撫でていくうちに、部位によって、適切な強さもやり方も違うことがわかってきた。表皮に近い部位は優しく、脂肪が集中している部位は少し強めに。場所を変えたら、最初は弱めにして徐々に強くしていく。単調になると反応が鈍くなるので、定期的にやり方を変える。
「どうですか?」
「なかなかじゃな」
沈黙が続いて不安になったので、思わず聞いてしまった。黒狐さまの声は、少し眠たげで、表情も緩んでいる。黒髪が散らばった胸元が、呼吸にあわせてゆっくりと上下している。脱力した黒狐さまは、なんともいえぬなまめかしい魅力があった。
「む?」
腕の緊張も黒狐さまに伝わるらしく、手の動きがぎこちなると、黒狐さまの手もほんのり固くなった。一旦肩を回して、腕の力を抜く。
そのうち、意識せずとも手が動くようになってきた。動きも滑らかになり、犬猫動画のそれと大差ない。黒狐さまの触り心地を楽しむ余裕もできてきた。肌と肌がこすれる度に、なんともいえぬ心地よさを感じる。黒狐さまは、寝心地があまりよくないのか、呼吸が荒い。部屋が熱いのか、徐々に肌が湿り気を帯びてきた。
「う~ん」
うめき声に、わずかな不満を感じる。
瞬間、変なスイッチが入った。何が何でも、黒狐さまを気持ちよくさせねば、心に誓う。
それから、全身全霊・無我夢中・一心不乱でことに取り組んだ。黒狐さまが何も言わないことをいいことに、思う存分掻き撫でた。黒狐さまの右ひじから爪先まで撫でてない部位はない、そう言ってもいいくらい、徹底的にさすりつくした。
「うっ」
突然、小さく、低い声が聞えた。黒狐さまが意図して発した、というよりは喉から漏れたようなくぐもった感じだった。同時に撫で心地も変わった。入浴後のように、すさまじい汗に加えて、鳥肌も立っていた。
しばらくして、急に筋肉が硬直。微かに震えている。顔をみると、強烈な光を浴びたかのように目を閉じ、顔をしかめ、息を止めていた。指先までピンと足が伸び、太ももの内側あたりが断続的にピクッピクっと震えている。十数秒ほどそれが続いた後、じわじわと力が抜けていった。それに伴い、顔の皺も消えていった。少し荒いものの、呼吸も規則性を取り戻した。
「大丈夫ですか」
心配になり、耳元にささやいた。返答はない。微かに揺らして見たものの、ほとんど反応はない。目を瞑り、表情もうつろだ。ただ、言葉は聞こえているようで、声に対し微かに首が動いている。起こすのは申し訳ないので、そっとしておいた。
「駄目じゃ。ぼーっとして、何も考えられん」
普段の気迫はどこへやら、日向ぼっこをしているような呆けた声だった。わずかに開いたうつろな目。表情は限りなく安らか。一点の曇りもない、柔らかい笑みを浮かべている。首は後ろに垂れ、顎かけて二本の筋が色っぽく伸びている。胸元には、無防備に突き出る双丘。完全に力が抜けきった左手。スカートの上からでも見える、内側に閉じた太もも。床へ延びる、二本の生足。黒い靴下は、足を動かしたせいか、脱げかかっている。
あまりの無防備さが、劣情を煽り立ててくる。見てはいけない物を見ている気分になり、目を逸らそうとした。が、黒狐さまの肉体は恐ろしいほど蠱惑的で、一切視点を動かすことができない。
「美しい……」
やはり妖狐。人を魅惑する術を心得ている。
恐らく演技だろう。黒狐さまの気遣いが心に染みた。朝の失態を忘れさせたり、こちらの気分を盛り上げたり、喜ばせたり、自信を持ってもらうために、演技してくれたのだろう。早く終わらせて欲しい、というのが一番の本音だろうが。
正直、「演技でしたか?」と聞いてしまいたい気持ちはある。黒狐さまに演技の負担とプレッシャーを与え続けたくはない。ファンタジーは、小説の中の黒狐さまにしか求めていないのだから。
何か良い言い回しはないのだろうか? 小説脳をフル回転させた結果、それっぽい言葉を思いついた。
「自分だけ気持ちよくなってしまって申し訳ありません」
どう出る。この振り方でダメだったら、もう後がない。
「そんな謙遜するでない。わらわも、とっても気持ちよかったぞ」
黒狐さまは、心底から満足そうな笑みを浮かべた。そこに、嘘偽りは一切ないように思えた。
思わず安堵のため息を吐いた。自分がガッチガチに緊張していたことに気付き、苦笑いする。
そんなツキを、クスクス笑ってから黒狐さまは呟いた。
「次回からは耳元で甘言をささやいてほしいのぉ。そしたらもう少し早くイケた気がするのじゃ。一人ですると大体15~20分くらいじゃから、まだまだ伸びしろはある」
ツキは、スマホの時計をチラ見した。
「30分近く指導してもらって、さらに40分以上かかったのか」
「それでも、上出来じゃよ。教え甲斐のある、良い生徒じゃ」
「もったいなお言葉です、黒狐さま」
暫く黙った後、黒狐さまは唐突に言い放った。
「あぁ、そうじゃ。せっかくじゃし、トイレでヤれ。記憶が鮮明なうちにな」
「いきなり、何を言っているんです?」
良い感じの雰囲気が、一瞬で消し飛んでしまった。
「両親にすら見せたことない恥ずかしい姿を直視された、わらわの身にもなってみろ。お主もその万分の一程度の恥をかけ! トイレで粛々とことに準じるお主を妄想して、あざ笑ってやる。お主にとってはご褒美じゃろ?」
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頭を抱えて唸るしかなかった。
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