日本のママはこわーい魔女〜ママでも魔女でも恋はしたい

知らぬ間の決まり事

少しして虹くんも起きてみんなで朝ごはん

｢新しいパパ？｣
｢初めまして、鴎吏だ｣
｢虹牙です！もうすぐ8歳です！小学1年生です！仲良くしてください！｣
『えー！挨拶出来るの！？すごいじゃん虹くん！！』
｢えへへ♪｣
なんでも昨日、転校した時の挨拶を練習したんだとか…
それを応用するなんて…やっぱうちの子天才？

｢紀香ちゃんのご飯おいしぃ～♡｣
『ほんと？良かったぁ♪』
｢まじで美味い｣
『しゃ、社長は｢鴎吏｣お、鴎吏…くんは嫌いな物なかった？』
｢あぁ。美味いな…毎日食いたい｣
ボンッて音がするほど
一気に顔が赤くなるのが分かる

｢ほんとにさ～鴎吏いい加減にして！！紀香ちゃんの独り占めはダメなんだから！！｣
｢あ？独り占めなんかしてねぇだろーが。｣
2人言い合ってる間に
大雅くんが話し出す

｢紀香、昨日決めた話をしてもいい？｣
『あ、うん！』
｢まず一つ目なんだけど…女性一人に対して旦那の数の平均は知ってる？｣
『ううん』
｢10～15らしい｣『えぇっ！？』
｢そこで私達は…紀香さんの名案頼りになってしまうが、これ以上増やしたくないという意見だ｣
｢ごめん、何人でもいいとか言っておきながら…｣
『え、全然いいよっ』

｢そういう事で束縛みたいですまないが、紀香さんが好意がありそうな人以外は私達で断る。それが一つ目｣
『了解っ』
｢え、問題なし？ほんとに？｣
『うん？全然問題ないよ～♪束縛大歓迎♪』
｢｢｢！！！｣｣｣｢いいのっ！？｣
『え、そんな驚く？私の事好きで束縛しちゃうなら嬉しいけどなぁ…』
なにか変なのだろうか…
この世界の女性は束縛嫌派しかいない、とか？
愛されてるなぁ～ってならない？
んー？？？

｢俺だけにしてって言えばよかった…｣ﾎﾞｿｯ
｢大雅くんと出掛けさせなければ…｣ﾎﾞｿｯ
｢これはいい事を聞いたな…｣ﾎﾞｿｯ
｢ずっと傍にいていいのか…？｣ﾎﾞｿｯ
｢ごちそうさまでしたっ｣
『お！虹くん完食～♪今日はなにする？♡』
なんかボソボソ言ってるが無視しよう

｢んー…お部屋で考えてくる！｣
そう言って走って部屋に行ってしまう
｢なぁ、俺も一緒に住んでいいか？｣
『えっ！？』｢｢！！！｣｣
｢僕達今からその話しようとしてたのに！！｣
『隆くん達も？？あっじゃぁ今日はリフォームしよう！』
急遽決まったリフォーム

『虹くーん！！ごめん！予定決まっちゃった！！』
｢えー！！！｣
『パパ達が一緒に住むからお家を変身させるよ～♪』
｢ほんとっ！？｣
そうと決まったらみんな行動が早い

前に依頼したとこに電話をかける皇治くん
間取りを決めに行くというが…
｢あ大雅、紀香さんの希望をメモして持ってきてくれ。｣
｢了解｣『え？？私も行くよ？？』
そう言ったのにスルーで希望を聞かれる
玄関の傍に縁側、そして広い居間
それしか希望はないんだけどね

メモを終えると
｢紀香は隆くんと鴎吏さんとマンションでお留守番｣
『なんで！？』
お留守番…だと！？
｢えー僕とじゃ不満なのー？｣
『あ、いや』
｢それに…さっき僕ともするって言ってたし、ね♡？｣ｺｿｯ
『！？』
｢じゃっ行ってらっしゃ～い♪｣
｢｢行ってきます｣｣｢いってきまーすっ｣
『えっちょ、まってぅわ！？』
｢さぁ行きますよ～♡｣
隆くんに抱き上げられ向かう先は
マンションの扉
後ろを見れば鴎吏くんも着いてきてる

『ちょ、ほんき！？』
｢もちろん♡｣｢？？？｣