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ねぇ?私だよ。お願い。。。私だよ?知らないの?
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前世の記憶なのかな?
トモカは深くため息をついた。
また、同じ夢だ。
起きたあとに、無償に泣きたくなる
あの夢。
起きたあとに、胸がつぶれそうになる
あの夢。
「ネネ。一緒に生きよう。」
強く掴まれた手が、まだ温かい気がした。凄いイケメンだった。
優しい目をした、整ったバランスの顔。
透き通るけど、低い落ち着く声。
あの男の人、誰なんだろう?
1階から母が呼ぶ声がする。
急いで、朝ごはんを食べて、学校に行かなきゃ。
トモカは、無理矢理に自分を現実に引き戻した。
トモカは優等生だ。
勉強は、好きだし。それなりに、友達にも恵まれてると思う。
周りからは、高値の花だなんて言われているらしいけど、そんなこと関係ない。
日々をマッタリと平和に暮らしたいと、ただ願ってるだけの女子高生だ。
「トオリ。これ、あげる。私のこと、忘れないで。」「ネネ、生きろ。」
「また、絶対に会いましょう。私のこと、忘れないで。」
大地震だろうか?着物を着た2人は、
建物の下敷きになっている。
炎もそこまで近づいている。
ネネと呼ばれた女の人は、まるで私にそっくりだ。
あの美形な男の人は、トオリという名前なのかな。
ネネは、トオリに紫色のネックレスを渡していた。
また、朝だ。
学校からの帰り道、普段は入らないコンビニに入った。友達のマリカが、アイスが食べたいというから、仕方なく。
「ありがとうございました」
あっ、あの声だ。間違える訳ない。
トモカはお金を払おうとして、顔を上げた。
「トオリ。。。。。」
名前を出しただけで、涙が溢れて止まらなくなった。完全な不審者じゃん私。
胸が苦しい。
店員さんは、ポケットティッシュを差し出しながら
「人違いです。大丈夫ですか?」
トオリとそっくりな見た目で、同じ声で冷めた目でそう言った。
名札には、ナナセ トオルと書いてあった。
次の日もコンビニにトモカは通った。
ストーカーみたいかな。私?
そんな不安もよぎったが、彼への思いが溢れて止まらなかった。
一目惚れかな?
夢か前世で、会ってますよね?
なんて、言える訳ないよね。
また、次の日もコンビニにトモカは通った。私のこと好きになってくれないかな?
切実に願った。
奥手でシャイなトモカは、一度も彼に声がかけることが出来なかった。
ただ、塾と部活の無い日にコンビニへ通うだけ。
彼がシフトで休みの日は、会えなくて、何故か泣きたくて仕方がなかった。
そんなことを続けて半年
「お名前、なんて言うんですか?」
その瞬間にトモカの想いが溢れた。
また、涙が溢れて止まらなかった。
気持ちが言葉に出ない。
「私のこと、忘れないでよ」
なんとか涙声で出た言葉は、何故かこの言葉。泣きながら、なんとか伝えた言葉は、この言葉。心からの言葉。
「私のこと、忘れないで。」
もう一度、泣きながら、祈りを込めて伝えた。
その瞬間、ナナセ トオルの首からさげていた紫色のネックレスが虹色に輝いた。トモカの顔を虹色の光で照らした。
「ネネ!?ネネ?
俺たち、前世か夢で会ってたの?」
ナナセ トオルが優しい目で語りかけた。夢で見たあの顔だ。
「二度と、私のこと忘れないで。」
トモカはそう心から願うと、ナナセ トオルに現世で初めてのお願いをした。
トモカは深くため息をついた。
また、同じ夢だ。
起きたあとに、無償に泣きたくなる
あの夢。
起きたあとに、胸がつぶれそうになる
あの夢。
「ネネ。一緒に生きよう。」
強く掴まれた手が、まだ温かい気がした。凄いイケメンだった。
優しい目をした、整ったバランスの顔。
透き通るけど、低い落ち着く声。
あの男の人、誰なんだろう?
1階から母が呼ぶ声がする。
急いで、朝ごはんを食べて、学校に行かなきゃ。
トモカは、無理矢理に自分を現実に引き戻した。
トモカは優等生だ。
勉強は、好きだし。それなりに、友達にも恵まれてると思う。
周りからは、高値の花だなんて言われているらしいけど、そんなこと関係ない。
日々をマッタリと平和に暮らしたいと、ただ願ってるだけの女子高生だ。
「トオリ。これ、あげる。私のこと、忘れないで。」「ネネ、生きろ。」
「また、絶対に会いましょう。私のこと、忘れないで。」
大地震だろうか?着物を着た2人は、
建物の下敷きになっている。
炎もそこまで近づいている。
ネネと呼ばれた女の人は、まるで私にそっくりだ。
あの美形な男の人は、トオリという名前なのかな。
ネネは、トオリに紫色のネックレスを渡していた。
また、朝だ。
学校からの帰り道、普段は入らないコンビニに入った。友達のマリカが、アイスが食べたいというから、仕方なく。
「ありがとうございました」
あっ、あの声だ。間違える訳ない。
トモカはお金を払おうとして、顔を上げた。
「トオリ。。。。。」
名前を出しただけで、涙が溢れて止まらなくなった。完全な不審者じゃん私。
胸が苦しい。
店員さんは、ポケットティッシュを差し出しながら
「人違いです。大丈夫ですか?」
トオリとそっくりな見た目で、同じ声で冷めた目でそう言った。
名札には、ナナセ トオルと書いてあった。
次の日もコンビニにトモカは通った。
ストーカーみたいかな。私?
そんな不安もよぎったが、彼への思いが溢れて止まらなかった。
一目惚れかな?
夢か前世で、会ってますよね?
なんて、言える訳ないよね。
また、次の日もコンビニにトモカは通った。私のこと好きになってくれないかな?
切実に願った。
奥手でシャイなトモカは、一度も彼に声がかけることが出来なかった。
ただ、塾と部活の無い日にコンビニへ通うだけ。
彼がシフトで休みの日は、会えなくて、何故か泣きたくて仕方がなかった。
そんなことを続けて半年
「お名前、なんて言うんですか?」
その瞬間にトモカの想いが溢れた。
また、涙が溢れて止まらなかった。
気持ちが言葉に出ない。
「私のこと、忘れないでよ」
なんとか涙声で出た言葉は、何故かこの言葉。泣きながら、なんとか伝えた言葉は、この言葉。心からの言葉。
「私のこと、忘れないで。」
もう一度、泣きながら、祈りを込めて伝えた。
その瞬間、ナナセ トオルの首からさげていた紫色のネックレスが虹色に輝いた。トモカの顔を虹色の光で照らした。
「ネネ!?ネネ?
俺たち、前世か夢で会ってたの?」
ナナセ トオルが優しい目で語りかけた。夢で見たあの顔だ。
「二度と、私のこと忘れないで。」
トモカはそう心から願うと、ナナセ トオルに現世で初めてのお願いをした。
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