夢ノコリ

hachijam

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完璧な準備をする夢

2.

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思っていたよりも早く起きてしまった。昨日、なかなか寝付けなくて、それもまた、遠足前の小学生と言う気もした。起きれるか心配したけど、大丈夫だったようだ。

睡眠時間が思ったよりも少なめで、そこは少し心配したけど、特別に眠気は無い。四、五日前の体調不良からも完全復活と言う感じで、むしろ、ゆっくりと休んだ分、エネルギーが有り余っている感じだ。やっぱり、張り切り過ぎていると少し思う。反省する必要はないけど、ちょっと落ち着いた方が良いと自分を戒めた。

気になる天気は晴れだった。ずっと晴れの予報が続いていたけど、当日になるまで分からないと、これまでの経緯から思っていた。そういう心配もなさそうだ。昨日とかだったら、連日の暑さでうんざりしそうだが、とにかく、今日だけは晴れて欲しかった。夕立の心配もないみたいだった。そうなると、今度は暑すぎて、熱中症とか気になるのかとか思い始める。確かに気になるけど、無理に心配の種を探しているような気もした。浮かれてはいけない、でも、心配し過ぎて、楽しめないのでは意味が無い。そう肝に銘じる。

海へは、三ヶ嶋君が運転する車で行くことになっている。待ち合わせは大学の近くだ。最初は、三ヶ嶋君が一人ずつ回収していくなんて張り切っていたけど、それだとルートが複雑になりそうだし、そこまで負担は掛けられないと思った。みんなが分かりやすい所、特に三ヶ嶋君が迷わなくて済むところと言う事で、その場所に落ち着いた。

僕と赤岡さんは海に向かうにはちょっと遠回りになるけど、僕は待ち合わせに苦労するよりは良いと思っていたし、赤岡さんもそこまで気にはしないだろうと思った。実際の所、そこまで運転に慣れていない三ヶ嶋君もその方がありがたいとは思っていたようだ。

何となくの話の流れで、僕と赤岡さんは地元の駅で待ち合わせて一緒に行くことになった。お互いに遅刻しないため、迷わないためと言う理由を一応付けておくことにした。その時間にも、まだ余裕があった。

さすがに二度寝をする勇気は無く。軽く準備運動なんてし始めてしまう。結局、筋トレで引き締まった体なんてのは出来なかった。誰にも言っていないので、失敗したという事は言わなければ、気づかれないだろうけど、そこだけは残念だった。一カ月前に戻ってやり直したいとちょっとだけ思うけど、そう思えるような状況にいる事がやっぱり嬉しかった。楽しみというのが隠しきれない気がする。
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