夢ノコリ

hachijam

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完璧な準備をする夢

7.

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のんびりと休憩した後、今度はビーチバレー大会となった。砂浜の外れにコートがあるのを充が見つけたのだ。ちょっと外れで見えにくい所にあったためか、海が混んでいる割には利用している人が少なかった。ボールも貸してくれるようだ。

男女ペアでチームを作る事を充が提案。三ヶ嶋君と加山さん、充と沢島さん、僕と赤岡さんと当然のようにチーム分けされる。まあ、そうなるよなと思ったのだけど、喜んだ方が良いのか、戸惑うべきなのか、ほんの少しだけ迷う。総当たり戦で、どうせなら順位を決めようと盛り上がった。

最初は、三ヶ嶋君、加山さんペアと、充と沢島さんペアの対戦で、僕と赤岡さんは審判役だった。ゲームは白熱した。コンビネーションは充と沢島さんの方が良かったが、動きが鈍い加山さんを三ヶ嶋君が見事にフォローし、お互いに譲らなかった。三ヶ嶋君の姿は圧巻だった。

「かっけーなー」

と、その姿を見て、充がからかう。僕もそう思った。でも、充と沢島さんは容赦しなかった。少しずつ差が開くと、最後は少し余裕を見せての勝利となった。続いて、僕と赤岡さんペアと充と沢島さんペアの試合。

「頑張ろうね」

と赤岡さんの声。スポーツが得意と言う訳ではない僕なので、自信は全くなかったが、その声で張り切ってしまう。連戦の相手だから、チャンスはある…と思ったのは、一瞬だった。一試合ぐらいでは疲れない、むしろ、コンビネーションは更に増して、一方的にやられてしまった。

「どうだ」

悲しいくらい圧勝されて、高笑いされる。しかも、明らかに僕が足を引っ張っていた。早々に充と沢島さんのペアが優勝を決める。続いて、最終戦。負けた方が最下位と言う試合でもあった。負けられない。たぶん、優勝を決める試合よりも気合が入っていたと思う。それは恐らく相手も同じだっただろう。この試合は、意外と白熱した。でも、活躍していたのは、赤岡さんと三ヶ嶋君で、僕と加山さんはお互いのパートナーの邪魔をしないように頑張っていたという感じだった。

最後の一点をどっちが取るかと言う状況になり、僕のサーブ。加山さんを狙えば、レシーブミスで得点を狙える可能性は高い。でも、それは三ヶ嶋君も考えているだろう。よし、ギリギリを狙ってやろうと、力を籠める。そして、思いっきりボールを叩く。

と、見事にホームランと言う感じでコートの外にボールが飛んでいってしまった。

「あー」

みんなが同じような悲鳴を上げる。こうして、僕と赤岡さんペアが最下位となってしまった。
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