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踏切を待つ夢
7.
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家に帰って、ふと自分が学校で作ったオルゴールがどこにあるかなと気になった。僕自身は、あまり自分が作ったものにこだわりがないのだが、母親は子供が作ったのを大事にするタイプなので、どっかにあった気がする。一度、そういうのをまとめて捨てようとして怒られた記憶があるから、捨てなかったと思う。
何となくどういう物だったのかを思い出しながら探していた。あれを作ったのは、中学時代だった気がする。そう考えたら、少し思い出してきた。卒業制作みたいな形で作ったのだった。たぶん、高校受験が一通り終わり、卒業までの期間に作るみたいな感じだった。だから、結構、自由な形で作るのが許されていた。面倒だと思っていた人はただ組み立てるだけで終わっていたし、物凄く凝って、複雑な絵を掘っていた人もいた。
僕はと言うと、三角とか四角とかを組み合わせた単純なものだったが、結構、細かく掘っていた気がする。幾何学模様と言うほど立派な物では無いと思うけど、そういう雰囲気の物を作ろうとしていたなと思い出した。
すぐに見つかるかなと思っていたけど、意外と時間が掛かった。とりあえず、目につくところを調べたが、その範囲には無かった。やっぱり、どっかにしまったのかなと思い、いくつか心当りがある段ボールの中を探してみた。オルゴールとは別の懐かしい子供時代に描いた絵とかが見つかった。懐かしいなと思いながらも、これではないと探していたら、中学時代の物が見つかった。そろそろ見つかりそうだと思っていたら、そのオルゴールはそこにあった。
当たり前かもしれないけど、僕の記憶の中にオルゴールと一緒だった。ちゃんと模様が刻まれている。段ボールの中に入っていたからなのか、埃が積もる事も無く綺麗だった。手に取ってみると、ずっしりと重さを感じた。
開けようとして、カギが付いている事に気が付いた。カギなんて付けていたかなと思う。細かいところまでは覚えていないなと思ってしまう。どこかにカギがあるかなと思っていたら、見当たらなかった。これじゃ、開けられない。ふと、あの倉庫で見つけたカギの事を思い出した。そんな事ある訳ないけど、あのカギがこのオルゴールのカギなのではと一瞬、思ってしまった。
でも、すぐに間違いである事に気づく。オルゴールを良く調べたら、裏側にテープでカギが張り付けられていたからだ。きっと失くしては困ると思って、そんな風にしていたのだろう。テープに張り付けられていたのは小さなカギで金色では無かった。そして、オルゴールのゼンマイを回す部品も一緒に張り付けられていた。裏側にはその部品を差し込む小さな穴もあった。
とりあえず、僕はその小さなカギでオルゴールの蓋を開けた。中には特別な物は何も入っていなかった。当然、音もならない。まだなるのかなと思い、箱の後ろの穴に部品を差し込み、ゼンマイを回した。それが当たり前のように、オルゴールからメロディが流れてきた。普通になる物なんだなと妙に感心する。一瞬、何の曲だったか分からなかったけど、すぐにそれが校歌だった事を思い出す。懐かしいなと思わず口ずさんでいた。
何となくどういう物だったのかを思い出しながら探していた。あれを作ったのは、中学時代だった気がする。そう考えたら、少し思い出してきた。卒業制作みたいな形で作ったのだった。たぶん、高校受験が一通り終わり、卒業までの期間に作るみたいな感じだった。だから、結構、自由な形で作るのが許されていた。面倒だと思っていた人はただ組み立てるだけで終わっていたし、物凄く凝って、複雑な絵を掘っていた人もいた。
僕はと言うと、三角とか四角とかを組み合わせた単純なものだったが、結構、細かく掘っていた気がする。幾何学模様と言うほど立派な物では無いと思うけど、そういう雰囲気の物を作ろうとしていたなと思い出した。
すぐに見つかるかなと思っていたけど、意外と時間が掛かった。とりあえず、目につくところを調べたが、その範囲には無かった。やっぱり、どっかにしまったのかなと思い、いくつか心当りがある段ボールの中を探してみた。オルゴールとは別の懐かしい子供時代に描いた絵とかが見つかった。懐かしいなと思いながらも、これではないと探していたら、中学時代の物が見つかった。そろそろ見つかりそうだと思っていたら、そのオルゴールはそこにあった。
当たり前かもしれないけど、僕の記憶の中にオルゴールと一緒だった。ちゃんと模様が刻まれている。段ボールの中に入っていたからなのか、埃が積もる事も無く綺麗だった。手に取ってみると、ずっしりと重さを感じた。
開けようとして、カギが付いている事に気が付いた。カギなんて付けていたかなと思う。細かいところまでは覚えていないなと思ってしまう。どこかにカギがあるかなと思っていたら、見当たらなかった。これじゃ、開けられない。ふと、あの倉庫で見つけたカギの事を思い出した。そんな事ある訳ないけど、あのカギがこのオルゴールのカギなのではと一瞬、思ってしまった。
でも、すぐに間違いである事に気づく。オルゴールを良く調べたら、裏側にテープでカギが張り付けられていたからだ。きっと失くしては困ると思って、そんな風にしていたのだろう。テープに張り付けられていたのは小さなカギで金色では無かった。そして、オルゴールのゼンマイを回す部品も一緒に張り付けられていた。裏側にはその部品を差し込む小さな穴もあった。
とりあえず、僕はその小さなカギでオルゴールの蓋を開けた。中には特別な物は何も入っていなかった。当然、音もならない。まだなるのかなと思い、箱の後ろの穴に部品を差し込み、ゼンマイを回した。それが当たり前のように、オルゴールからメロディが流れてきた。普通になる物なんだなと妙に感心する。一瞬、何の曲だったか分からなかったけど、すぐにそれが校歌だった事を思い出す。懐かしいなと思わず口ずさんでいた。
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