夢ノコリ

hachijam

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スパゲッティのお店の夢

3.

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基本的に大学に行っている時には、大学の食堂で昼食を食べる事が多い。混んでいるのはあまり好きではないけれど、昼休みと時間が限られている中で、わざわざ外に出る時間も勿体ないと思うし、値段も安くて、味も普通だと考えると、妥当な選択だと思う。

昼休みの前後の講義が無い時には、一番混んでいる時間帯を外していくことが多い。その日は、午後の最初の講義が無い日だったので、午前の講義が終わった後、急いで食堂に行くことはしなかった。

頭の中には昨日から考えているパスタ、スパゲッティの事があったので、食べたいなと思っていた。たまに日替わり定食でパスタの日があるので、今日がその日である事を祈っていた。

昼休みも終わりに近づいてきたので、食堂に向かおうかなと考えていたら、三ヶ嶋君に外に食べに行かないかと誘われた。特別に否定する理由も見つからなかったが、ちょっと面倒だなとも思った。どうしようかなと思っていたら、充が乗り気だったので、たまにはいいかと思う事にした。

どこか行く当てがあるのかと聞いたら、そういう事ではないらしい。だったら、パスタが食べたいと主張してみる。どこかにお店があったかなと考えるけど、三人ともすぐには浮かばなかった。結局、ランチメニューが豊富な近くのファミレスに行くことで落ち着いた。確かにそこならパスタもあるだろう。チェーン店なので、ありふれた感じのお店だが、その分、そこそこの値段で食べる事が出来る。どうしてもこだわりのパスタが食べたいというほどでは無かったので、それで満足だった。

そのファミレスは大学から近くと言う事で、僕たちと同じ様な学生が多い。昼だとそれなりに混んでいる。僕たちが付いたのは昼休みも終わりという時間帯だったのでピークは過ぎていた。特別に並ぶことも無く席に着いた。すぐにお店の人が来る。ミートソースのスパゲッティを僕は迷わずに頼んだ。

「そんなにスパゲッティ好きだったけ?」

やけに僕が今日、パスタにこだわっているのが気になったのか、充がそんな事を聞いてきた。

「なんか、スパゲッティが出てくる夢を連続で見て、食べたくなった」

と、ざっくりと説明した。

「なんだそれ」

と充が笑う。

「いや、そういうのあるよな」

と三ヶ嶋君は妙に納得した顔で言う。

「なんかね。夢で出てくると気になっちゃうんだよ」

何か微妙に言っている事の意味が変わっている気もしたけど、とりあえず、頷いて、スパゲッティが来るのを待っていた。
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