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4章.竜の研究者
41.
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「何でも良い、とっとと片付けろ」
リアリはその場でドカッと腰を落した。
「お前と言う奴は…」
向かってくるマナウルフを払いのけながら言う。
「文句ならそこで苦しんでいる奴に行ってくれ、そいつのせいで私は怪我をしたんだから」
まだ痛みに苦しんでいるサントの方を見てリアリは言った。
「ふざけるな」
ファムは一匹、一匹倒していくがその数はなかなか減らなかった。
「さっさと倒せ、じゃないと手遅れになるぞ」
「くそ、後でぶん殴ってやる」
そう捨て台詞を残してファムはマナウルフの群れの中に飛び込んでいった。干からびた姿のマナウルフは従来持っているはずの機敏な動きを見せることなく、次々と倒されていく、数は多いとはいえ、敵ではないとファムは考えていた。気が付けば、数えられるまでに減っていた。
息を一つ吐いて、それでも油断しないようにマナウルフを倒す。
「さすがですね。でも、これだったらどうですか」
マナウルフが全て倒されても、動じずドレロは懐から石のようなものを取り出すと、それを砕いた。そこから黒い煙のようなものが出てきた。その黒い煙は倒したマナウルフから出てきた煙と融合していく、しかも、煙だけでなく、その体もひとつに融合していった。
「何だ、この化け物は…」
数十体のマナウルフが融合した、見た目だけでも嫌悪感を催すような姿の魔物がそこにいた。
「どうです。美しいでしょ。これがあんたが馬鹿にした物の力だ」
ドレロはそういうと、高笑いした。
「…どうでも、良いからさっさと済ませろ」
呆れるようにリアリが言った。
「それが天才の負け惜しみですか。それとも死を覚悟して諦めましたか」
可笑しそうにドレロが言う。
「…なあ、おい、こいつはやばいぞ」
その姿に戦いに慣れているはずのファムもたじろいでいた。今、この場所にいるのは、自分とサントとラテアとバナとリアリ。サントは竜の呪いで動けないようだし、リアリも負傷している。バナは戦力として頼りにならない、サントの様子を見ているラテアも当てに出来ないと考えると、自分ひとりでこの化け物に対峙しないといけなかったからだ。
もし、一対一だったらさっさと逃げる手を考えていただろう。しかし、今はその選択肢は選べなかった。さっきの戦いから考えれば、それほど動きは俊敏ではないはずだ。細かくダメージを与えてチャンスを待つしかない。ファムはそう考えた。
しかし、その考えはすぐに覆される。大きな咆哮を上げると、その化け物は先ほどとは比べ物にならない、本来マナウルフが持っている素早さを発揮して体当たりしてきたのだ。
リアリはその場でドカッと腰を落した。
「お前と言う奴は…」
向かってくるマナウルフを払いのけながら言う。
「文句ならそこで苦しんでいる奴に行ってくれ、そいつのせいで私は怪我をしたんだから」
まだ痛みに苦しんでいるサントの方を見てリアリは言った。
「ふざけるな」
ファムは一匹、一匹倒していくがその数はなかなか減らなかった。
「さっさと倒せ、じゃないと手遅れになるぞ」
「くそ、後でぶん殴ってやる」
そう捨て台詞を残してファムはマナウルフの群れの中に飛び込んでいった。干からびた姿のマナウルフは従来持っているはずの機敏な動きを見せることなく、次々と倒されていく、数は多いとはいえ、敵ではないとファムは考えていた。気が付けば、数えられるまでに減っていた。
息を一つ吐いて、それでも油断しないようにマナウルフを倒す。
「さすがですね。でも、これだったらどうですか」
マナウルフが全て倒されても、動じずドレロは懐から石のようなものを取り出すと、それを砕いた。そこから黒い煙のようなものが出てきた。その黒い煙は倒したマナウルフから出てきた煙と融合していく、しかも、煙だけでなく、その体もひとつに融合していった。
「何だ、この化け物は…」
数十体のマナウルフが融合した、見た目だけでも嫌悪感を催すような姿の魔物がそこにいた。
「どうです。美しいでしょ。これがあんたが馬鹿にした物の力だ」
ドレロはそういうと、高笑いした。
「…どうでも、良いからさっさと済ませろ」
呆れるようにリアリが言った。
「それが天才の負け惜しみですか。それとも死を覚悟して諦めましたか」
可笑しそうにドレロが言う。
「…なあ、おい、こいつはやばいぞ」
その姿に戦いに慣れているはずのファムもたじろいでいた。今、この場所にいるのは、自分とサントとラテアとバナとリアリ。サントは竜の呪いで動けないようだし、リアリも負傷している。バナは戦力として頼りにならない、サントの様子を見ているラテアも当てに出来ないと考えると、自分ひとりでこの化け物に対峙しないといけなかったからだ。
もし、一対一だったらさっさと逃げる手を考えていただろう。しかし、今はその選択肢は選べなかった。さっきの戦いから考えれば、それほど動きは俊敏ではないはずだ。細かくダメージを与えてチャンスを待つしかない。ファムはそう考えた。
しかし、その考えはすぐに覆される。大きな咆哮を上げると、その化け物は先ほどとは比べ物にならない、本来マナウルフが持っている素早さを発揮して体当たりしてきたのだ。
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