俺の魔力は悠々自適 〜精霊達と気ままな旅路〜

かなちょろ

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第22話 精霊達の戦い

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 ストークレイルを旅立ち、山道の近道を使いディメールへ。
 途中魔物に襲われたが難なく撃退。
 そしてディメールへと戻って来た。

「久しぶりだな~」
 
 それ程日にちも経っていないが、なんだか懐かしく感じる。

『翔、ギルドに行った後は酒場に行くだろ?』
『ダメですわ、まずは宿を取りに行きませんと』
『え~、どっちもつまんないよ~! いっぱいお店あるから見て回ろうよ~』
『私は本屋を見たいです』
 
 精霊達は各々やりたい事があるようだ。

 わかった、わかった……なら全員召喚するから各自好きな事して来なよ。
 俺はギルドに行ってから決めるから。
『『それはダメ(だろ)(です)(ですわ)(だよ)』』
 やっぱり……? わかってたけどね。
 また1人ずつ交代しながら皆んなのやりたい事をやると約束し、全員を召喚する。

「赤き紅より真紅に燃えし心なる火種 盟約に基づきその姿を見せよ!」
「青く澄んだ清流の流れよ 盟約に基づきその姿を見せよ!」
「白く空に揺蕩いし柔らかな風よ 盟約に基づきその姿を見せよ!」
「緑の優しき土の恵みよ 盟約に基づきその姿を見せよ!」

 全員を召喚した後は解散し、俺は単身ギルドへ向かう。

「あらカケルさん! お久しぶりです! ストークレイルでは凄い活躍だったと聞いておりますよ」
 
 ギルドの受付のお姉さんが俺を見かけると興奮しながら走り寄って来た。

「今日はギルドマスターのミルヒさんに話があるのだけど」
「はい、承っております。 ご案内致しますね」
 
 トントン。

「カケル様をお連れ致しました」
「入ってくれ」
「では私はこれで失礼します」
 
 お姉さんは扉を開けると俺を部屋に入れ、ミルヒさんに挨拶をすると受付に戻って行った。

「久しぶりですな、カケルさん」
「お久しぶりです」
「ストークレイルでの活躍、リアスから聞かせて頂きましたよ。 シーブルウィードをそのランクで倒してしまうとは……」
「俺は何にもしてないんですけどね。 全部皆んなのおかげです」
「ふむ、とは言え倒したのは事実。 ランクAの魔物を倒したのですからAランクに上げたい所ですが、飛び級過ぎると他の冒険者から色々言われても困るでしょう? ですからまずはBランクでは如何でしょうか?」
 
 ミルヒさんはそう言うが、俺は戦闘で何にも出来てない。
 俺にはBランクの実力は無いだろう。

「Cランクではダメですか?」
「おや? 何故です?」
「今回も魔物を倒したのは精霊の皆んなであって、俺は何にも出来てないし、Bランクの実力も無いです。 ランクを上げて頂けるのは嬉しいですが、Cランク位が妥当だと思っています」
「そうですか……。 わかりました、ではCランクという事に致しましょう」
「こちらの意を汲んで頂きありがとうございます」
 
 俺はミルヒさんの部屋を後にして、受付でランクアップの申請とシーブルウィードを倒した報酬、街を守った報酬を上乗せしてもらいギルドを後にした。
 その額なんと金貨60枚、銀貨25枚となる。
 だいぶ色を着けてくれた様だ。
 さて、皆んなは大丈夫かな?
 シャルやシルクは問題無いだろうけど、エルザやマリスは大丈夫だろうか?
 皆んなを探して街をうろついていると、背後から声をかけて来た人がいた。

「冒険者様! 助けて下さい!」
 
 振り向くとローブを被った女性が俺の袖を掴んで来た。

「どうしました?」
「私の兄が東の山に魔物を退治にしに行くと1人で行ってしまったのです!」
「お兄さんは冒険者かなにか?」
「冒険者ですが、EランクなのにBランクの魔物を退治してやると、1人で行ってしまったのです!」
「なんでそんな……? ランク外は依頼を受けられないはずだけど?」
「はい、依頼を受けずに兄は「自分なら倒せる」と言って飛び出してしまったのです!」
「その事はギルドに?」
「一刻も早く兄さんを助けたくてギルドには行きましたが、Bランクの魔物なんて無理と他の冒険者には断られてしまい……、でもその時貴方様がAランクの魔物を倒したとお聞きしまして……」
 
 俺が倒したわけじゃ無いけど、さすがにEランクでBランクの魔物を1人で倒すのは無理だ。

「わかりました。 それで場所は何処ですか?」
「ありがとうございます。 ここより西の山に魔物がいるそうです」
「あんな場所にBランクの魔物が!? とりあえず支度が出来次第すぐに向かいます」
「宜しくお願い致します。 兄の名前は【ヴァテイント】と申します。 宜しくお願い致します。 依頼料は後ほど直接お渡しいたします」
「わかりました。 急ぐのでギルドには俺が向かったと伝えておいてください!」

 依頼料が微々たる物でも人助けなら構わない。
 早く皆んなと合流しないと。

 まずは場所が分かり易く近場のエルザからだ。

「エルザ!」
 
 酒場の扉をくぐるとエルザはお酒をチビチビと飲んでいた。

「お、翔来たか。 一緒に飲もうぜー!」
「それどころじゃ無いんだ。 一緒に来てくれ!」
「お、おい」
 
 俺はエルザの手を引っ張ると、酒場の店員に冒険者のカケルです。 後でお金払いに来ます! と伝え店を出た。

「あたしのおさけ~!」
 
 エルザはまだ飲み途中のお酒を見て名残惜しそうに叫ぶのだった。

「それで、どうしたんだよ」
 
 エルザはお酒が飲み切れなかったのが悔しいのか腕を組みそっぽを向いて聞いてくる。

「全員集まったら説明するからエルザもシルクとマリスを探すのを手伝ってくれ! シャルは場所がわかってるから俺が行ってくる。 頼むぞ」
「仕方ねぇなぁ」
 
 エルザは俺と別れてシルクとマリスを探しに行った。

「シャル!」
 
 本屋の中でシャルが自分の横に本を積み上げ読み耽っている。
 呼んでも返事がない。

「シャル! お~い! シャル!」
「……? 翔さん? どうしたんですか?」
「緊急の用件なんだ。 早く来てくれ」
「わかりました。 でも私この本とこの本が欲しいのですけど……」
「わかった、わかった、後で買ってやるから後でな」
「本当ですか!? わかりました!」
 
 シャルは超笑顔になり書店員に本の取り置きを頼みに行った。

 エルザはマリスを見つけたようで首根っこを摘んで引っ張ってきている。

「もう兄ちゃん、せっかく仲良くなった子達と遊んでたのに」
「悪かったよ、でも急ぎの用なんだ」
「しょうがないなぁ、仲良くなった子達にはまた遊ぼうって約束したから良いけどさ」
 
 いつの間にかこの街の子共達と仲良くなったんだか……?

 後はシルクだけか。

「翔様、どうかいたしました?」
 
 背後からシルクが声をかけて来た。

「シルク! どうしてここに?」
「なんだか皆さんが集まっているようでしたので、わたくしも来て見たのですけど」
 
 どうやら精霊同士は感覚でいる場所がわかるらしい。

「助かる。 急ぎの用件なんだ」
 
 皆んなが揃ったので事情を説明する。

「またあたし達が倒してやるぜ」
 
 前にランクAのシーブルウィードを倒しているので、Bランクの魔物と聞きエルザは余裕余裕と返事をしてくる。
 確かにランクAの魔物を倒しているし、心配は無いだろう。
 ギルドのミルヒさんには後で報告すれば良いか。
 まずはヴァテイントさんの安否を確認しないとな。
 魔力温存の為に皆んなには魔法陣の中へ戻ってもらい、急いで西の山を目指した。
 聞いていた山を登って広い場所までやってくる。

「この辺りだと思うけど……?」
 
 辺りを見回しながら歩いていると、岩に腰掛けている男性の姿が見えた。

「あのすいません、もしかしてヴァテイントさんですか?」
 
 長い黒髪で軽鎧を身に纏った剣士風の男性に声をかけると、こちらを少し見た後座ったまま話し始める。

「君は?」
「俺はカケルと言います。 妹さんから頼まれて来ました」
「妹?」
 
 妹と言う言葉に不思議がっている。

「ランクBの魔物の討伐に1人で向かったお兄さんを助けて欲しいと依頼されたのですが……?」
「ああ……、君がそうか……、おい! ルーギィ!」
「あら、もうお話は終わりかしら?」
 
 木の影からディメールの街で依頼して来た女性が姿を現した。

「なんで君がここに?」
「ふ……ふふ……あーはっはっ!! 本当に来るなんてどれだけお人好しなのかしら」
「それはどう言う事だ?!」
「だって貴方でしょ? 私の可愛い魔物ちゃんを倒したのは?」
「魔物?」
「そうよ、ストークレイルの海でね」
 
 女性の声が段々とすわってくる。

「君がシーブルウィードを!?」
「そうよぉ……せっかく船を全て潰してあげようと思ったのに……、あ、そう言えば精霊共はいないのかしら?」
「なんで精霊の事を! 皆んなに何の用だ!」
「私達の邪魔になるから殺す為に決まってるじゃない」
「なんだと! 殺すってどう言う事だ!!」
「……もう良いだろ」
 
 さっきまで座っていた男がいつの間にか俺の後ろで俺の背中に剣を突き立てている。

「そうね」
 
 女性はローブを脱ぎ捨てると精霊達皆んなに負けない程の服装が現れる。

「あら、何処見ているのかしら……ふふ」

『おい、翔! 早くその場から逃げろ!』
 殺すとか言われているのにエルザが逃げろとは珍しい。
『あいつはやばい感じがするんだよ』
『そうですわ、あの2人……、危険な感じです』
『兄ちゃん逃げて!』
『翔さん、早く逃げて下さい』
 
 皆んなが揃って逃げろなんて言うなんて、そんなに危険な相手なのか?

「早く精霊を出しなさぁい。 私達が用があるのは貴方じゃ無いのよ。 それとも精霊を出さずに殺されたいのかしら?」
 
 俺がなんとかその場から離れようとしても背中に突き立てられている剣先を外せそうも無い。
『仕方ねえ! 翔! あたしとシルク、マリスを召喚しろ!』
 なんで3人だけなんだよ!
『わたくし達に考えがありますわ』
『任せてよ、兄ちゃん!』
 わかった!

 魔法陣が展開されるとヴァテイントは俺から離れ様子を見ている。

「赤き紅より真紅に燃えし心なる火種 盟約に基づきその姿を見せよ!」
「青く澄んだ清流の流れよ 盟約に基づきその姿を見せよ!」
「白く空に揺蕩いし柔らかな風よ 盟約に基づきその姿を見せよ!」
 
 3つの魔法陣が展開し、エルザ、シルク、マリスの3人が召喚される。

「やっと出てきたわね、もう少し遅かったらこの男を殺しちゃうところがだったわよ」
 
 ルーギィはエルザ達に言うが、エルザ達も負けていない。

「そんな事はさせませんわ」
「あたし達が本気を出せば」
「兄ちゃんを守るなんて余裕だい!」

 そして2対3で対峙する。

 シャルも加勢しなくて良いのか?
『私はやる事がありますので』
 たしか作戦があるとか言っていたしな。

「さぁ、どっちからやるってんだ!?」
 
 エルザは対峙している2人に拳を突き出す。

「俺だ」
 
 ヴァテイントが前にでるとルーギィは後ろに下がり岩場に足を組んで座る。
 エルザとヴァテイントが対峙するとシルクとマリスは俺の前に立つ。

「まずは自己紹介させてもらおう。 俺は【八首斬影やしゅざんえい】が1人、焔のヴァテイント」
「敵に名乗るなんて律儀なやつだな。 あたしも名乗らせてもらう」
「それにはおよばん」
「なんだと!」
「死にゆく者の名は聞かないようにしている」
「舐めてくれちゃって……、覚悟しな」
 
 エルザが話すと同時に拳に火を纏わせて殴りかかる。

 ヴァテイントは上下左右のエルザのコンビネーションも難なく躱している。

「どうした? 躱してるばかりで攻撃してこないのか?」
「そうだな……」
 
 ヴァテイントは大きく飛び離れると片手をエルザにかざす。
 黒い魔法陣が現れ巨大な黒い炎がエルザを包む。

「エルザ!」
「へーき……ヘーき……だ」
 
 火の精霊であるエルザがヴァテイントの炎でダメージを受けているだと!?

「今度はあたしの番だ!」
 
 エルザは大きな火球を飛ばすが、ヴァテイントが軽々と剣で火球を弾いてしまう。

「エルザの火球を弾いた!?」
「ふむ、こんなものか……」
 
 ヴァテイントはエルザの実力を軽く見ている様だ。

「あたしを舐めんなぁーー!!」
 
 さっきより大きな火球がヴァテイントを襲うがヴァテイントの剣で軽々真っ二つにされてしまった。

「うん……シーブルウィードを倒したようだが……実力は大した事は無いな」
 
 ヴァテイントが片手を掲げ黒い炎がエルザを襲う。

「くっ!!」
 
 エルザもすかさず巨大な火球を飛ばすがヴァテイントの炎に包まれ消し飛ばされた。
 ヴァテイントの炎でエルザが膝をつく。

「エルザ! 大丈夫か! シルク、マリス早く加勢を!」
「翔! こいつはあたしの獲物だ! 邪魔すんな!!」
 
 エルザは俺に文句を言っていたが、視線はシルクとマリスに向けられているように感じた。
 シルクもマリスもその視線で軽く頷いている様だ。

「ねぇ~、ヴァテイントぉ~、まだぁ?」
 
 ルーギィが言葉を挟む。

「そうだな。 ここまで良くやった褒美に本気の一撃を撃ってやろう」
 
 ヴァテイントが剣を地面に突き刺し、初めて両手をかざし、さっきとは違う黒い巨大な魔法陣が展開された。

「シルク!! マリス!! シャル!! わかってるだろうな!!」
 
 エルザが突然叫ぶ!

「「もちろん(ですわ)!!」」

 どう言う事だ!?

炎蛇えんじゃ
 
 ゴォっと轟音と共にヴァテイントの黒い魔法陣から黒く巨大な蛇の顔が飛び出し大口を空けてエルザを襲う。
 エルザは何もせず立ち尽くしている。

「エルザ!!」
 

 俺の叫びにエルザは俺の方を見ると笑顔で涙を流していた。
 黒い炎の蛇はエルザを飲み込み、岩壁を飲み込み、後には焼け焦げた道だけが残っている。

「エルザあぁぁぁ!!」

 俺の叫びも虚しく、エルザは消え去っていた……。

「さて、次はそっちの2人か」
 
 ヴァテイントがこっちにゆっくりと近寄ってくる。

「あら、いきなりなんてちょっと無粋ではありませんこと?」
 
 エルザが殺された所を見ているのにシルクは冷静に話している。
 だけどその両手は力一杯握りしめているせいで血が流れ落ちていた……。

「そうだな。 ならそちらから攻撃しても構わんぞ」
「気前が良いじゃ無い。 マリス!」
「う、うん、大丈夫!」
「いきますわよ!!」
「俺だってやってやる!」
 
 シルクとマリスはヴァテイントに向かって行くかと思ったが、2人は俺の方を向いて魔法を使い始めた。
 俺の体はシルクの泡に包まれる。

「マリス! 今ですわ!!」
「わかった!!」
「シルク!! マリス!! 何を!?」
 
 マリスの力でもの凄い突風が俺に向かって放たれると、俺は泡とともに弾き飛ばされる。

「翔様、生きて下さいまし」
「兄ちゃん……、楽しかったよ。 ありがとう……」
 
 俺はマリスの風に乗りどんどん2人から離されて行く。

「シルクーー!! マリスーー!!」
 
 2人からどんどん離され、飛ばされて行き、俺は泡の中で膝を着く。

「まさかいきなり逃すとはな。 それで、君達はどうするんだ?」
「どうせ逃すつもりはないのでしょ? だったらエルザの分まで戦うのみよ!」
「僕だって兄ちゃんを守るんだい!」
「良い心掛けだ」

 3人が戦っていた場所がもう見えなくなった時、その方角から轟音だけが響いていた……。
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