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第49話 無茶の代償
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ニグレイスとの戦いをエルザと融合して勝ち取った。
ただ、この融合には副作用的なものがあり、俺は指一本でも動かすと全身に激痛が走る状態となってしまった為に、エルザにおんぶされて、アミルさん家のベッドに寝ている。
椅子に座るなり、ジュリムさんがエルザに話し始めた。
「それにしても八首斬影を1人で倒すなんてね」
「ま、あたしのお陰ってやつだ」
エルザは得意げに鼻高々となっている。
「精霊様とカケルはどうなったの?」
倒れて気を失っていたリアスは俺が、あの時、どうなったのかは見ていないようだ。
「そこのちっこいの。 精霊様はやめてくれ。 エルザって名前があるんでね。 そっちで呼んでくれ」
「ちっこい……、エルザ様ね。 わかったわよ」
「様もいらねえ、 エルザでいい」
「そう、それで、エルザとカケルが合体したとか、なんとか言ってたわよね?」
リアスが俺のほうをチラチラ見ながらエルザに聞いている。
「私もあんなのは初めて見ました。 精霊は使役者とあんな事が可能なんですか?」
ジュリムさんは興味があるようだ。
流石魔法使い。 探究心が凄い。
「あれは精霊命珠って言う女神様の力のカケラのおかげだな」
「「女神様!!」」
「女神様って、あの昔話に出てくる?!」
「おとぎ話? なんだ、人間達の世界では、おとぎ話って事になってるのか?」
確かに最初は、昔話としてでしか聞かなかったな。
「世間一般では、昔話として語り継がれていますね」
アミルさんはお茶を注ぎながら、自分も、昔話でしか聞いた事が無いと話している。
「ふ~ん……、まぁ、いいか。 話を戻すが、私達精霊は翔の中にいる時は、実態を持たない。 召喚されて初めて実体を持てる」
リアスやアミルさんは「ふ~ん」「へ~」と相槌を打っている。
「悔しいが、一度アイツらに負けて、翔が精霊命珠を集めてくれたのさ。 その力のお陰で、あたし達はパワーアップした……ただ、それでもアイツには勝てそうに無かったからな、一か八かで、翔と一心同体になればもっとパワーアップできるんじゃねえかと思ったのさ……。 このパワーアップについては他の精霊達と前もって話し合っておいたし、どんな状態になっても構わないって言ったのは翔だからな」
確かにニグレイスを倒せるならとは言ったが……。
「なあエルザ、エルザと融合するのにマリスを引っ込めたのはどう言う事なんだ?」
ベッドの上から首だけなんとか動かしてエルザに聞いてみる。
「パワーアップした場合、どの位の魔法力を使うかわからないからな。 翔もあたし達を召喚するのは2人までと感覚でわかってたんじゃないか? パワーアップしたあたし達の召喚は魔法力を今まで以上に使うからな」
確かに……、皆んな召喚すればもっと楽に勝てたかも知れない……。
「あと、エルザと離れた今も、皆んなの声が聞こえないんだが?」
「そりゃそうだろ? 今はあたしとしか、魔力が繋がって無いんだから。 翔の魔力が正常になったら戻るだろうよ」
それなら助かる。
「と、言う事は、残りの八首斬影の3人もカケルに任せておけば大丈夫ってことかしら?」
リアス……、なんてドSな発言をするんだ!!
「それは辞めといた方がいいですね。 次も全身の激痛とは限らないはずです。 下手をすれば死に繋がるでしょうね」
ジュリムさん、さらっと恐ろしいことを言わないでください。
「それで、カケルのこの状態は、どの位で治るのかしら?」
リアスはそう言いながら、ベッドで寝ている俺の足や腰を指でツンツンしてくる。
「ぐっ! がっ! や、やめ……、ぎっ!」
リアスにチョンと触れられるだけで激痛が……。
「だいぶ無茶したからな、1週間位は無理なんじゃね?」
「そう、なら私はアイゼスト王に報告しに戻るわ」
ジュリムさんはすぐさま転移魔法陣を展開して、転移して行った。
「私も明日、ギルマスへ報告にディメールへ戻るわ。 今日はもう色々あって疲れたし、もう休むわ」
「リアス、ありがとな」
「いーわよ」
リアスは手をひらひらさせて部屋を出て、借りている他の部屋に戻って行ったようだ。
「あ、あの、カケルさん」
アミルさんは急に目を潤ませ、何かを話そうとし始めた。
「さ~ってと、久しぶりの外だからな。 あたしは酒でも頂いてくるとするか」
エルザは軽く伸びをすると、部屋から出て行った。
扉が閉まるのを確認すると、アミルさんはベッドの端に座り、話し始める。
「カケルさん、助けに来ていただいて、ありがとうございます」
「礼なんて良いですよ」
「でも、カケルさん達が来てくれなければ、私も死んでいました」
「そう言えば、アミルさんは何故助かったんですか?」
「私は村がゾンビや骸骨に襲われた時、お父様に逃されました。 女子供は村から逃げましたが……追ってきたゾンビや骸骨に……、……私は丁度、リアスさんに助けられたの……。 でも、他の人は……、お父様が! 朝に挨拶した人達が! ボールで仲良く遊んでいた兄妹が!! うぅ……」
「アミルさん……」
「カケルさん!!」
今まで我慢していたのであろう。
アミルさんは俺に抱きつき、ひとしきり泣いた。
「カケルさん、すいませんでした。 私、村長の娘なのに……」
「アミルさん、泣いたって良いんですよ。 俺で良ければ肩を貸します」
「もう大丈夫です、それに新しい目標が出来ました。 この村を再建するって言う夢が。 だから、その時は力を貸して下さいね」
「もちろんですよ」
「ありがとうございます……、私も、もう寝ますね」
アミルさんはそっと扉を開け、部屋から出て行った。
すると直ぐに扉がノックされ、顔を出したのはリアスだ。
「リアス、寝たんじゃなかったのか?」
「ちょ、ちょっとカケルに話しがあるのよ」
ソロソロと部屋に入って来るとベッドの前に立った。
「どうした?」
「……、ら……」
「ら?」
「ラビを助けてくれてありがとう!」
リアスが勢いよく頭を下げてお礼を言ってきた。
その勢いでフードから、ラビが腹の上に飛び出してくる。
「ぐっばあああ!!」
結構な勢いだった為に、腹を刺された位の激痛が……。
「なによ! せっかくお礼言ってるのに!」
「い゛、い゛や゛……、ごの゛グゾウ゛ザギを゛どがぢでぐれ゛……」
「ラビ」
「ぐぶるううう!!」
腹から飛び降りる時、助走をつけやがった!
「ラビもお礼を言いなさい」
「キュ~♡」
そんな可愛い顔をしても許さんからな。
「それで、なんでラビがルーギィに操られてたんだ?」
「ラビは私達を逃す為に、囮になって捕まったのよ。 まさか操られるとは思わなかったけど、生きててくれて良かったわ。 傷を治してくれた風の精霊様にもお礼言っといてね。 じゃ、おやすみ!」
それだけ言うと、リアスは部屋からさっさと出て行った。
ふ~、……、ルマ、出てきて良いぞ。
アミルの家に着いた時、ひっそりと首飾りに入って隠れたルマも、酷い目にあったからな。
「カケル、ごめんなさい」
「なんで謝るんだよ?」
「だって、私……、捕まってカケルの足引っ張っちゃったし……」
「あれは俺のせいだ。 あそこで待てなんて言ったから……」
森で待たせなければルーギィなんかに捕まらなかったかも知れない……。
「それに、回復魔法をかけてもらったとは言っても、大丈夫なのか?」
「大丈夫よ。 それにもし飛べなくなっても、私を置いて行かないでしょ?」
「当然だよ。 約束したからな」
「だから大丈夫。 でも気にするなら……、そうね、良い考えがあるわ! これから何かあったらぜ~んぶ! カケルのせいにするから。 それで、アイスクリームを買ってくれたら、全部許すわ」
ルマはアイスクリームをスプーンですくう真似をしながら、笑顔を見せてくれる。
ルマのアイスクリーム好きには困るな。 でもそれで許してくれるなら、いくらでも買ってやろう。
「わかった。 それで頼む」
「約束よ」
小さい指と指切りし、ルマは「疲れたから寝るわ」と首飾りに入って行った。
「話は終わったか?」
いつの間にかエルザが、扉の隙間から顔を出していた。
「うわっ! びっくりするだろ!」
「話しは終わったんだな?」
「ああ」
エルザはゆっくりと扉を開け、ベッドに腰掛けて来る。
エルザは俺の顔をジッと見ると、一声「なあ?」と声をかけてきた。
「どうした?」
「この戦いが終わったらさ……」
「まてまて、その先は言うな」
「なんでだよ?」
「フラグって言うか、先の事は言わない方がいいんだよ」
「そうなのか? でも、あたしは翔ともっと色々楽しい事がしたいと思ってるよ」
ゆっくりと俺の横に寝っ転がり始めた。
エルザが俺の方に向きを変えると、息遣いがわかる程に顔が近い。
「翔……、勝とうな……」
真剣な顔で言ってくる。
「当然だ」
俺はエルザにそう返すと、エルザは布団をかぶり、反対側を向いて寝てしまった。
絶対に八首斬影を倒す。
俺はそう心に誓って、眠る事にした。
ただ、この融合には副作用的なものがあり、俺は指一本でも動かすと全身に激痛が走る状態となってしまった為に、エルザにおんぶされて、アミルさん家のベッドに寝ている。
椅子に座るなり、ジュリムさんがエルザに話し始めた。
「それにしても八首斬影を1人で倒すなんてね」
「ま、あたしのお陰ってやつだ」
エルザは得意げに鼻高々となっている。
「精霊様とカケルはどうなったの?」
倒れて気を失っていたリアスは俺が、あの時、どうなったのかは見ていないようだ。
「そこのちっこいの。 精霊様はやめてくれ。 エルザって名前があるんでね。 そっちで呼んでくれ」
「ちっこい……、エルザ様ね。 わかったわよ」
「様もいらねえ、 エルザでいい」
「そう、それで、エルザとカケルが合体したとか、なんとか言ってたわよね?」
リアスが俺のほうをチラチラ見ながらエルザに聞いている。
「私もあんなのは初めて見ました。 精霊は使役者とあんな事が可能なんですか?」
ジュリムさんは興味があるようだ。
流石魔法使い。 探究心が凄い。
「あれは精霊命珠って言う女神様の力のカケラのおかげだな」
「「女神様!!」」
「女神様って、あの昔話に出てくる?!」
「おとぎ話? なんだ、人間達の世界では、おとぎ話って事になってるのか?」
確かに最初は、昔話としてでしか聞かなかったな。
「世間一般では、昔話として語り継がれていますね」
アミルさんはお茶を注ぎながら、自分も、昔話でしか聞いた事が無いと話している。
「ふ~ん……、まぁ、いいか。 話を戻すが、私達精霊は翔の中にいる時は、実態を持たない。 召喚されて初めて実体を持てる」
リアスやアミルさんは「ふ~ん」「へ~」と相槌を打っている。
「悔しいが、一度アイツらに負けて、翔が精霊命珠を集めてくれたのさ。 その力のお陰で、あたし達はパワーアップした……ただ、それでもアイツには勝てそうに無かったからな、一か八かで、翔と一心同体になればもっとパワーアップできるんじゃねえかと思ったのさ……。 このパワーアップについては他の精霊達と前もって話し合っておいたし、どんな状態になっても構わないって言ったのは翔だからな」
確かにニグレイスを倒せるならとは言ったが……。
「なあエルザ、エルザと融合するのにマリスを引っ込めたのはどう言う事なんだ?」
ベッドの上から首だけなんとか動かしてエルザに聞いてみる。
「パワーアップした場合、どの位の魔法力を使うかわからないからな。 翔もあたし達を召喚するのは2人までと感覚でわかってたんじゃないか? パワーアップしたあたし達の召喚は魔法力を今まで以上に使うからな」
確かに……、皆んな召喚すればもっと楽に勝てたかも知れない……。
「あと、エルザと離れた今も、皆んなの声が聞こえないんだが?」
「そりゃそうだろ? 今はあたしとしか、魔力が繋がって無いんだから。 翔の魔力が正常になったら戻るだろうよ」
それなら助かる。
「と、言う事は、残りの八首斬影の3人もカケルに任せておけば大丈夫ってことかしら?」
リアス……、なんてドSな発言をするんだ!!
「それは辞めといた方がいいですね。 次も全身の激痛とは限らないはずです。 下手をすれば死に繋がるでしょうね」
ジュリムさん、さらっと恐ろしいことを言わないでください。
「それで、カケルのこの状態は、どの位で治るのかしら?」
リアスはそう言いながら、ベッドで寝ている俺の足や腰を指でツンツンしてくる。
「ぐっ! がっ! や、やめ……、ぎっ!」
リアスにチョンと触れられるだけで激痛が……。
「だいぶ無茶したからな、1週間位は無理なんじゃね?」
「そう、なら私はアイゼスト王に報告しに戻るわ」
ジュリムさんはすぐさま転移魔法陣を展開して、転移して行った。
「私も明日、ギルマスへ報告にディメールへ戻るわ。 今日はもう色々あって疲れたし、もう休むわ」
「リアス、ありがとな」
「いーわよ」
リアスは手をひらひらさせて部屋を出て、借りている他の部屋に戻って行ったようだ。
「あ、あの、カケルさん」
アミルさんは急に目を潤ませ、何かを話そうとし始めた。
「さ~ってと、久しぶりの外だからな。 あたしは酒でも頂いてくるとするか」
エルザは軽く伸びをすると、部屋から出て行った。
扉が閉まるのを確認すると、アミルさんはベッドの端に座り、話し始める。
「カケルさん、助けに来ていただいて、ありがとうございます」
「礼なんて良いですよ」
「でも、カケルさん達が来てくれなければ、私も死んでいました」
「そう言えば、アミルさんは何故助かったんですか?」
「私は村がゾンビや骸骨に襲われた時、お父様に逃されました。 女子供は村から逃げましたが……追ってきたゾンビや骸骨に……、……私は丁度、リアスさんに助けられたの……。 でも、他の人は……、お父様が! 朝に挨拶した人達が! ボールで仲良く遊んでいた兄妹が!! うぅ……」
「アミルさん……」
「カケルさん!!」
今まで我慢していたのであろう。
アミルさんは俺に抱きつき、ひとしきり泣いた。
「カケルさん、すいませんでした。 私、村長の娘なのに……」
「アミルさん、泣いたって良いんですよ。 俺で良ければ肩を貸します」
「もう大丈夫です、それに新しい目標が出来ました。 この村を再建するって言う夢が。 だから、その時は力を貸して下さいね」
「もちろんですよ」
「ありがとうございます……、私も、もう寝ますね」
アミルさんはそっと扉を開け、部屋から出て行った。
すると直ぐに扉がノックされ、顔を出したのはリアスだ。
「リアス、寝たんじゃなかったのか?」
「ちょ、ちょっとカケルに話しがあるのよ」
ソロソロと部屋に入って来るとベッドの前に立った。
「どうした?」
「……、ら……」
「ら?」
「ラビを助けてくれてありがとう!」
リアスが勢いよく頭を下げてお礼を言ってきた。
その勢いでフードから、ラビが腹の上に飛び出してくる。
「ぐっばあああ!!」
結構な勢いだった為に、腹を刺された位の激痛が……。
「なによ! せっかくお礼言ってるのに!」
「い゛、い゛や゛……、ごの゛グゾウ゛ザギを゛どがぢでぐれ゛……」
「ラビ」
「ぐぶるううう!!」
腹から飛び降りる時、助走をつけやがった!
「ラビもお礼を言いなさい」
「キュ~♡」
そんな可愛い顔をしても許さんからな。
「それで、なんでラビがルーギィに操られてたんだ?」
「ラビは私達を逃す為に、囮になって捕まったのよ。 まさか操られるとは思わなかったけど、生きててくれて良かったわ。 傷を治してくれた風の精霊様にもお礼言っといてね。 じゃ、おやすみ!」
それだけ言うと、リアスは部屋からさっさと出て行った。
ふ~、……、ルマ、出てきて良いぞ。
アミルの家に着いた時、ひっそりと首飾りに入って隠れたルマも、酷い目にあったからな。
「カケル、ごめんなさい」
「なんで謝るんだよ?」
「だって、私……、捕まってカケルの足引っ張っちゃったし……」
「あれは俺のせいだ。 あそこで待てなんて言ったから……」
森で待たせなければルーギィなんかに捕まらなかったかも知れない……。
「それに、回復魔法をかけてもらったとは言っても、大丈夫なのか?」
「大丈夫よ。 それにもし飛べなくなっても、私を置いて行かないでしょ?」
「当然だよ。 約束したからな」
「だから大丈夫。 でも気にするなら……、そうね、良い考えがあるわ! これから何かあったらぜ~んぶ! カケルのせいにするから。 それで、アイスクリームを買ってくれたら、全部許すわ」
ルマはアイスクリームをスプーンですくう真似をしながら、笑顔を見せてくれる。
ルマのアイスクリーム好きには困るな。 でもそれで許してくれるなら、いくらでも買ってやろう。
「わかった。 それで頼む」
「約束よ」
小さい指と指切りし、ルマは「疲れたから寝るわ」と首飾りに入って行った。
「話は終わったか?」
いつの間にかエルザが、扉の隙間から顔を出していた。
「うわっ! びっくりするだろ!」
「話しは終わったんだな?」
「ああ」
エルザはゆっくりと扉を開け、ベッドに腰掛けて来る。
エルザは俺の顔をジッと見ると、一声「なあ?」と声をかけてきた。
「どうした?」
「この戦いが終わったらさ……」
「まてまて、その先は言うな」
「なんでだよ?」
「フラグって言うか、先の事は言わない方がいいんだよ」
「そうなのか? でも、あたしは翔ともっと色々楽しい事がしたいと思ってるよ」
ゆっくりと俺の横に寝っ転がり始めた。
エルザが俺の方に向きを変えると、息遣いがわかる程に顔が近い。
「翔……、勝とうな……」
真剣な顔で言ってくる。
「当然だ」
俺はエルザにそう返すと、エルザは布団をかぶり、反対側を向いて寝てしまった。
絶対に八首斬影を倒す。
俺はそう心に誓って、眠る事にした。
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※別サイトにも掲載しています。
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