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第50話 戦士の休息
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ニグレイスを倒した俺達は、今アミルさんの家にいる。
エルザと融合したお陰で俺の体はボロボロになってしまい、治るまで激痛に耐えながら過ごす事になった。
あれから俺はベッドから軽く動ける事は出来る様になったが、激痛は未だ抜けない。
「おっはよ~、カケル」
ルマが部屋に入ってくるなり、寝ている俺の上を飛び回り、布団の中に入ってくる。
「ちょっとカケル!」
布団からモゾモゾと這い出てくると、布団の中を指刺す。
「カケル、貴方、いくら使役者だからって……、せ、精霊様に何を!」
布団の中はいつもの様に皆んなが入り込んでいた。
「いや、これは……、久しぶりに皆んながこうやって寝たいって言うから……」
「カケル今まで精霊様に、こんな……。 あんな事やそんな事……、いや、もしかして……。 もっと凄い事まで……!?」
「何か変な想像してないか?」
こんな体の状態で何が出来ると言うのだ。
いや、健康なら何かするって訳では無いけどな。
「翔~、あたしは構わないぜ」
「駄目ですよ。 最初はわたくしです」
「何かするなら僕にも~」
「……私は最後でいいです……」
『皆さんばっかりずるいです。 私もたまには外出たいです~』
皆んなとりあえず落ち着こう。
「そう言えば精霊様達なんで4人も出て来てるんですか?」
「皆んな久しぶりで、外に出たいって言うから……」
魔力の流れは次の日には回復し、皆んなの声を聞く事が出来た。
「そうじゃ無くて、2人が限界じゃなかったの?」
「新しい召喚呪文だと2人が限界だけど、今までの召喚呪文なら全員召喚出来るからな」
「そうなんだ。 でも、そんなに違うものなの?」
ルマの疑問に答えてあげたいが、俺も感覚でしかわからない。
「もちろん違いますわ」
シルクが椅子に座って髪を梳かしながらルマの話しを聞いていたようだ。
「今の翔だとパワーアップしたあたし達は2人が限界だな」
エルザはまだ俺の隣でふわ~っとあくびをしながら伸びをしている。
「でも兄ちゃんの魔力ってまだまだ余ってるよね?」
マリスはルマを頭に乗せて遊んでいる。
「それを言っちゃ駄目ですよ!」
シャルは口元でバッテンを作ってマリスに言っている。
え? 俺の魔力量ってまだ余ってるの?
「なあ、シルク?」
「さ、皆さん、そろそろアミルさんのお手伝いに参りますわよ」
「あ、お、おい……」
「じゃ、カケル後でね~」
話しの途中で皆んな部屋から出て行ってしまった。
なあ、ラジュナ……。
『…………』
ラジュナもダンマリをしてしまっている。
あれから5日が経ち、俺の質問には毎回はぐらかせられてしまっていた。
何か言ってはいけない事があるのだろう。
前にもこう言う事あったし。
しつこく聞くのも野暮だからな、話せる時が来るまで待っていよう。
体の痛みもほぼ消えると、俺達は旅立ちの準備を始めた。
「俺達は八首斬影を探しに行きますが、アミルさんはどうしますか?」
「私は、ディメールへ向かおうと思います」
「ならディメールまでは一緒に行けそうですね」
「いえ、途中パラキ村に寄ってから行きますので、先に向かって下さい」
「なら俺達もパラキ村まで行きますよ」
実際パラキ村がどうなったか見ておきたいからな。
「本当ですか! なら一緒に行きましょう」
決まりだな。
もう少し休んでからアミルさんと一緒に行く計画を立てた。
俺はまだ回復しきってしないのか、少しボーッとする頭をふるいながら、皆んなと食事を済ませた。
そして、その夜、俺はエルザ、シルク、マリス、シャルを召喚し、ルマも寝静まった頃、俺は皆んなを置いて、1人、村を後にした……。
エルザと融合したお陰で俺の体はボロボロになってしまい、治るまで激痛に耐えながら過ごす事になった。
あれから俺はベッドから軽く動ける事は出来る様になったが、激痛は未だ抜けない。
「おっはよ~、カケル」
ルマが部屋に入ってくるなり、寝ている俺の上を飛び回り、布団の中に入ってくる。
「ちょっとカケル!」
布団からモゾモゾと這い出てくると、布団の中を指刺す。
「カケル、貴方、いくら使役者だからって……、せ、精霊様に何を!」
布団の中はいつもの様に皆んなが入り込んでいた。
「いや、これは……、久しぶりに皆んながこうやって寝たいって言うから……」
「カケル今まで精霊様に、こんな……。 あんな事やそんな事……、いや、もしかして……。 もっと凄い事まで……!?」
「何か変な想像してないか?」
こんな体の状態で何が出来ると言うのだ。
いや、健康なら何かするって訳では無いけどな。
「翔~、あたしは構わないぜ」
「駄目ですよ。 最初はわたくしです」
「何かするなら僕にも~」
「……私は最後でいいです……」
『皆さんばっかりずるいです。 私もたまには外出たいです~』
皆んなとりあえず落ち着こう。
「そう言えば精霊様達なんで4人も出て来てるんですか?」
「皆んな久しぶりで、外に出たいって言うから……」
魔力の流れは次の日には回復し、皆んなの声を聞く事が出来た。
「そうじゃ無くて、2人が限界じゃなかったの?」
「新しい召喚呪文だと2人が限界だけど、今までの召喚呪文なら全員召喚出来るからな」
「そうなんだ。 でも、そんなに違うものなの?」
ルマの疑問に答えてあげたいが、俺も感覚でしかわからない。
「もちろん違いますわ」
シルクが椅子に座って髪を梳かしながらルマの話しを聞いていたようだ。
「今の翔だとパワーアップしたあたし達は2人が限界だな」
エルザはまだ俺の隣でふわ~っとあくびをしながら伸びをしている。
「でも兄ちゃんの魔力ってまだまだ余ってるよね?」
マリスはルマを頭に乗せて遊んでいる。
「それを言っちゃ駄目ですよ!」
シャルは口元でバッテンを作ってマリスに言っている。
え? 俺の魔力量ってまだ余ってるの?
「なあ、シルク?」
「さ、皆さん、そろそろアミルさんのお手伝いに参りますわよ」
「あ、お、おい……」
「じゃ、カケル後でね~」
話しの途中で皆んな部屋から出て行ってしまった。
なあ、ラジュナ……。
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ラジュナもダンマリをしてしまっている。
あれから5日が経ち、俺の質問には毎回はぐらかせられてしまっていた。
何か言ってはいけない事があるのだろう。
前にもこう言う事あったし。
しつこく聞くのも野暮だからな、話せる時が来るまで待っていよう。
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「俺達は八首斬影を探しに行きますが、アミルさんはどうしますか?」
「私は、ディメールへ向かおうと思います」
「ならディメールまでは一緒に行けそうですね」
「いえ、途中パラキ村に寄ってから行きますので、先に向かって下さい」
「なら俺達もパラキ村まで行きますよ」
実際パラキ村がどうなったか見ておきたいからな。
「本当ですか! なら一緒に行きましょう」
決まりだな。
もう少し休んでからアミルさんと一緒に行く計画を立てた。
俺はまだ回復しきってしないのか、少しボーッとする頭をふるいながら、皆んなと食事を済ませた。
そして、その夜、俺はエルザ、シルク、マリス、シャルを召喚し、ルマも寝静まった頃、俺は皆んなを置いて、1人、村を後にした……。
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