俺の魔力は悠々自適 〜精霊達と気ままな旅路〜

かなちょろ

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第51話 赤い瞳

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 ボーッとして頭が働かない。

 暗い道を光りのある方に歩いている。

 僕の名前は安龍 翔あんりゅう かける
 小学3年生だ。

 夏休みには祭りにプールに大忙し。
 海に遊びに行った時、遊びに夢中になりすぎて海で溺れかけた。
 その時、僕は青い光りに助けられたんだ。
 勿論この事を親に話したが信じてもらえなかった。

 また別の光りに向かって歩き出す。

 僕は安龍 翔あんりゅう かける
 5年生の秋、焚火をして焼き芋を作ろうと落ち葉に火を着けようとし、燃え上がり火事になりかけた。
 その時、赤い光りが落ち葉の火を消してくれた。
 勿論この話しも信じてはもらえていない。
 ただただ、怒られただけだった。
 当然だけど……。

 俺は安龍 翔あんりゅう かける
 中学3年の受験生。
 単語帳を読みながら歩いていた所、車に轢かれそうになる。
 その時は緑の光りが現れ、足をつまづいてしまいギリギリ轢かれずにすんだ。

 俺は安龍 翔あんりゅう かける
 高校生になった俺は学校生活をそこそこ満喫していた。
 ある日、工事現場の横を通りかかると、上から鉄のパイプが崩れて落下して来たらしい。
 その時は、白い光りが突風を起こし、パイプから守ってくれた。

 俺は今までの事を考えると、自分に何かが憑いていると確信した。
 この不運も何かが憑いているからだと、少し思う。

 自分の運の無さを祓う為に、あちこちの神社に行ったのはいい思い出だ。

 今は公園のベンチで携帯をいじっている。

「翔」
「翔様」
「兄ちゃん」
「翔さん」
「カケル」

 誰だ?
 俺の前に4人の人と、小さい人が立っている。
 その姿はボヤけて顔はわからない。

 その4人に声をかけようとしたが、後ろから別の人の声がする。
 振り向くと、そこには、高校生の俺には刺激の強い格好をした、美人なお姉さん。

 そのお姉さんは俺の首に手を回すと、耳元で囁く。

「貴方は私の物……、他の事は考えなくていいの」

 その囁き声には背中がゾワゾワとくるが、甘い香りと、赤く光る瞳から目が離せなくなり、また頭がボーッとする。

 急に視界が開くと、目の前には見た事が無い化け物だ。
 そいつが急に襲いかかってきた。
 またお姉さんの声がする。

「化け物からその剣で身を守りなさい。 化け物を殺すのよ」

 俺は手に持っていた剣を振り回し、攻撃する。

 剣なんて扱った事が無いから、どう扱えば良いのか……。
 いや、知ってるな。
 扱った事がある……、あるはずだ。
 その化け物向けて剣を振るう。
 俺の剣をギリギリで躱しながら化け物は「ギャーギャー!」と叫んでいる。

 何度か切り付けてはいるが、中々当たらない。

 上段で振り下ろした剣は、化け物に真剣白刃取りをされ、抑え込まれた。
 その化け物は騒がしく叫ぶと、仲間が増えた。

 くそっ! 仲間を呼ばれたか!

 化け物を蹴り飛ばし、なんとか離れたが、化け物が4人となり、襲いかかってくる。

 化け物4人と対峙すると、化け物達は魔法を使ってくる。

 風で動きを鈍らせ、足元をへこましバランスを崩してくる。
 化け物の魔法を上手く避け、近づくと直ぐに散らばって逃げてしまう。
 戦う気が無いのかと思えば、泡を飛ばしてくるし、直ぐに捕まえようとしてくる化け物もいる。
 その化け物達の猛攻を掻い潜り……。
 いまだ!!

 俺の一撃が化け物の1人を捉え、斬り裂いた! と思った瞬間、別の小さな化け物が飛び込んで来る。
 俺はその小さな化け物を斬り倒した。
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