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第六章 西の大陸と魔導学園
第百四十四話 【学園祭のイベント】
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学園祭、ディランのイベントで俺対四人で戦う事となる。 学校の講師が生徒達の前で戦う事なんて滅多に無く、見に来ている生徒達は盛り上がっている。
ディラン達の実力もさっきの戦いでわかっているからガヤからは「いくら先生でも一人は無理じゃね?」 「どーせやらせだろ」 「無茶が過ぎる(笑)」 など色々と言ってくれるじゃないか。
よし、俺の実力見せてやろう。
力は本物じゃ無くても、技や実践の息づかい、経験は本物だ。
定位置に着いて試合開始。
ディラン達は遠距離攻撃が出来ない時は相手の死角から攻撃するようにと教えてある。
左右にマシュー、ディラン。
真ん中にエリュー、その後ろにメメルと言う布陣。
一気に間合いを詰めてくるわけでは無く、ジリジリと間合いを詰めてくる。
普通の相手からしたら嫌な感じだろうが、俺は全然大丈夫。
なんたって塔でパワーアップしてるからな。
「行くぞ」
そうディラン達に言い、ディラン達が身構えた時にはエリューが空に舞い上がり、マシューの方へ落ちて行く。
「「え!?」」
マシューの上にエリューが落ち、一瞬の出来事でディラン達の動きが止まった。
俺はメメルをディランの方へ高く投げ、ディランの目線がメメルに移った瞬間、ディランの背後に取り喉元へ剣を当てて「キャアアァァァ!」 と叫び声を上げて落ちてくるメメルをキャッチした。
その動きが一瞬過ぎた為、見に来ていた生徒や他の講師もだれも声を上げられず、シーンとなってしまった。
「「…………」」
あれ? やり過ぎたか?
「ま、まいりました……」
ディランの一言で会場は大歓声!
どうやら講師としての面目は保たれたようだな。
「先生やっぱつえーです……、でも俺も負けないくらい強くなって見せます!」
「僕もです!」
「わたくしもですわ! それでいつかはディアさんに認めてもらうんですわ!」
「私も頑張りますぅ~」
メメルはまだ目が回っているようだが、皆んな強くなろうとしている。
エリューがディアにこだわるのはメメルや俺達と同じく魔生獣から助けられた事がきっかけらしい。
それと自分の実家の家訓が【弱者を救うためには強くあれ】と言う事で強さを求めていたらしい。 それと多分憧れだろうな。
今くらいの実力なら認めてもらえそうだけどな。
拍手喝采のステージから下りる時、ミーファさんの姿が見えた。
ミーファさんは目線を俺に飛ばすと、会場の外へと出ていく。 どうやら見つけたようだ。
後をついて行き、人気の無い所でミーファさんから話しを聞いた。
「コクヨクの場所がわかりましたか?」
「それが……」
「何か他の事でも?」
「コクヨクがいる場所は見つけたのですが、空だったのです。 そしてコリンが見つけたのはコクヨクでは無くハイブラだと言う事です」
「ハイブラ! あのガスパの闘技場にいた執事風の奴か」
「そうです」
「それじゃ直ぐに向かおう!」
「それが、向こうも気がついたようで直ぐに消えてしまったようなんです」
「それじゃ探し直しって事?」
「他のヴァルスケルハイトの部下達もいたようですから、そちらから探ってみますが、明日の最終日に何かしてくるかも知れません。 今日はその忠告に来ました」
「わかった、ありがとう。 明日は俺達も目を光らせておくよ」
ミーファさんは深くお辞儀をしてまた何処かへ行ってしまう。
「明日は私も気をつけておくね」
「私も明日は皆さんが通る場所を見ておきますにゃ」
「俺も街を見てから向かう事にするよ。 二人とも明日は頼む」
そして今日は学園にいると沢山の生徒に囲まれ、指導を受けたいと言う声が多数。
この学園祭が終わったら直ぐに行くところがあるとその都度伝えて街へ向かう。
街でもステージでの戦いを耳にした人達に囲まれるので、宿へと逃げて来た。
「レア、明日は大変な一日になりそうだ。 頑張ろうな」
「……そうですね……、私も頑張りますにゃ……」
やはりレアの様子が気になる。
もう本人に聞いてみるか。
「なぁレア、最近なんだか変じゃないか?」
「そんな事無いですにゃ……」
「もし俺に言いたい事があればはっきり言ってくれよ」
「……はい……ですにゃ……」
「俺は元気なレアが好きなんだからな」
「……ありがとうございますにゃ……。 そうだ、ご飯を買って来ます。 何か食べたい物ありますか? にゃ?」
「レアが食べたい物でいいよ」
「わかりましたにゃ」
俺が外に出ると囲まれてしまうからだろう。 レアが夕飯を買いに部屋から出て行った。
レアどうしたんだ? 語尾のにゃも言えてない時があるし、無理して言っている感じだし……。
塔で何かあったのだろうか? 話しは聞いてないからわからないな。
レアの事は気になるが、明日の準備はしておこう。
レアが戻って夕飯を食べて今日は眠りについた。
ディラン達の実力もさっきの戦いでわかっているからガヤからは「いくら先生でも一人は無理じゃね?」 「どーせやらせだろ」 「無茶が過ぎる(笑)」 など色々と言ってくれるじゃないか。
よし、俺の実力見せてやろう。
力は本物じゃ無くても、技や実践の息づかい、経験は本物だ。
定位置に着いて試合開始。
ディラン達は遠距離攻撃が出来ない時は相手の死角から攻撃するようにと教えてある。
左右にマシュー、ディラン。
真ん中にエリュー、その後ろにメメルと言う布陣。
一気に間合いを詰めてくるわけでは無く、ジリジリと間合いを詰めてくる。
普通の相手からしたら嫌な感じだろうが、俺は全然大丈夫。
なんたって塔でパワーアップしてるからな。
「行くぞ」
そうディラン達に言い、ディラン達が身構えた時にはエリューが空に舞い上がり、マシューの方へ落ちて行く。
「「え!?」」
マシューの上にエリューが落ち、一瞬の出来事でディラン達の動きが止まった。
俺はメメルをディランの方へ高く投げ、ディランの目線がメメルに移った瞬間、ディランの背後に取り喉元へ剣を当てて「キャアアァァァ!」 と叫び声を上げて落ちてくるメメルをキャッチした。
その動きが一瞬過ぎた為、見に来ていた生徒や他の講師もだれも声を上げられず、シーンとなってしまった。
「「…………」」
あれ? やり過ぎたか?
「ま、まいりました……」
ディランの一言で会場は大歓声!
どうやら講師としての面目は保たれたようだな。
「先生やっぱつえーです……、でも俺も負けないくらい強くなって見せます!」
「僕もです!」
「わたくしもですわ! それでいつかはディアさんに認めてもらうんですわ!」
「私も頑張りますぅ~」
メメルはまだ目が回っているようだが、皆んな強くなろうとしている。
エリューがディアにこだわるのはメメルや俺達と同じく魔生獣から助けられた事がきっかけらしい。
それと自分の実家の家訓が【弱者を救うためには強くあれ】と言う事で強さを求めていたらしい。 それと多分憧れだろうな。
今くらいの実力なら認めてもらえそうだけどな。
拍手喝采のステージから下りる時、ミーファさんの姿が見えた。
ミーファさんは目線を俺に飛ばすと、会場の外へと出ていく。 どうやら見つけたようだ。
後をついて行き、人気の無い所でミーファさんから話しを聞いた。
「コクヨクの場所がわかりましたか?」
「それが……」
「何か他の事でも?」
「コクヨクがいる場所は見つけたのですが、空だったのです。 そしてコリンが見つけたのはコクヨクでは無くハイブラだと言う事です」
「ハイブラ! あのガスパの闘技場にいた執事風の奴か」
「そうです」
「それじゃ直ぐに向かおう!」
「それが、向こうも気がついたようで直ぐに消えてしまったようなんです」
「それじゃ探し直しって事?」
「他のヴァルスケルハイトの部下達もいたようですから、そちらから探ってみますが、明日の最終日に何かしてくるかも知れません。 今日はその忠告に来ました」
「わかった、ありがとう。 明日は俺達も目を光らせておくよ」
ミーファさんは深くお辞儀をしてまた何処かへ行ってしまう。
「明日は私も気をつけておくね」
「私も明日は皆さんが通る場所を見ておきますにゃ」
「俺も街を見てから向かう事にするよ。 二人とも明日は頼む」
そして今日は学園にいると沢山の生徒に囲まれ、指導を受けたいと言う声が多数。
この学園祭が終わったら直ぐに行くところがあるとその都度伝えて街へ向かう。
街でもステージでの戦いを耳にした人達に囲まれるので、宿へと逃げて来た。
「レア、明日は大変な一日になりそうだ。 頑張ろうな」
「……そうですね……、私も頑張りますにゃ……」
やはりレアの様子が気になる。
もう本人に聞いてみるか。
「なぁレア、最近なんだか変じゃないか?」
「そんな事無いですにゃ……」
「もし俺に言いたい事があればはっきり言ってくれよ」
「……はい……ですにゃ……」
「俺は元気なレアが好きなんだからな」
「……ありがとうございますにゃ……。 そうだ、ご飯を買って来ます。 何か食べたい物ありますか? にゃ?」
「レアが食べたい物でいいよ」
「わかりましたにゃ」
俺が外に出ると囲まれてしまうからだろう。 レアが夕飯を買いに部屋から出て行った。
レアどうしたんだ? 語尾のにゃも言えてない時があるし、無理して言っている感じだし……。
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レアの事は気になるが、明日の準備はしておこう。
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