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HERO異世界へ

レベルアップ?

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村人達に熱烈な歓迎を受ける中、メタルバトラーのインカムにピロリン♪と音が入った。
取り敢えず、確認は後にして村人の一人に此処は何処なのかと、先程の盗賊の襲来は当たり前なのかを尋ねてみた。
村人が言うには、

「ここはラサト村と言います。グラード王国に属した村です。盗賊や魔族は、ここ数年で被害が各地で増えてると噂を聞いてます。」

なるほど。
被害の増加の陰には、必ず原因がある。
メタルバトラーは、更に王都のある方角を尋ね、ゲールランナーを召喚し走り出した。

バイクを走らせながら、メタルバトラーは先程のお知らせのチャイムを確認した。

『ブラストナックル、レベル3へ上昇。』

?????

なんだコレは?
まるでゲームみたいじゃないか?
一旦、停車させて続きを調べる。

名前:メタルバトラー
  (藤倉 信)
総合レベル:5

アーマー強度:3000000

ブラストナックル:レベル3
 拳に闘気を纏わせ、敵勢を吹き飛ばす。レベル3は1発で5人を吹き飛ばし可能。

グラビティーキック:レベル2
 蹴りに重力波を纏わし、蹴り飛ばし踏みつけが可能。レベル2は中位の岩を砕き吹き飛ばし可能。
 
フレイムフィンガー:レベル1
 掴んだ敵を燃やす事が可能。レベル1は範囲は単体のみ。

ライトニングバトラーキック:
 稲妻に似た高速・超破壊な必殺技。総合レベルに合わせてパワーアップする。

他の技の能力は封印中。
総合レベルアップで解放。

アーマー能力。
暗視機能:
暗闇でも昼と同じ様にデジタルモニターに転換し視る事が可能。サーモ機能も重複してるため、透明生物や生死判断はしやすい。

ジャンプ機能:
現時点では、最大7階相当ジャンプや着地可能。地面スレスレに能力を使用すれば、瞬間移動の様な機動力を発揮出来る。

消音機能:
身体から発する全ての音をシャットアウト。隠密作戦に有効。

集音機能:
小さな音や会話を聞き取る機能。アーマーレベルアップにより、範囲拡大出来る。

レーダー機能:
目標とする者や接近する者等を探知可能。連れ従っている者のマークも可能。

マップ及びマッピング機能:
世界マップを表示可能。
また、建物やダンジョンにおける自動マッピングと表示が可能。

現時点のアーマー能力はここまで。レベルアップ必要あり。

召喚。
ゲールランナー:
悪路でも高速快適に走れる、戦闘バイク。
『マキシマムパワー』を解放する事で鉄の城壁であろうと破壊。突破出来る。
オプションのサイドカーを着ける事で、タンデムの他に人を乗せる事が可能。

その他は、現在のレベルでは使用不可。

武器。
総合的にメタルバトラー(藤倉 信)以外は使用出来ない。
他者が使おうとすると消える。但し、メタルバトラー(藤倉 信)の許可があれば、一時的に他者の使用が可能。

レーザーセイバー:
 熱光線によるソード。
切れ味は、総合レベルに合わせてアップする。
この世界の聖剣・魔剣に匹敵する。

マグナムブラスター:
 拳銃型の光線兵器。
現時点の破壊力は、デザートイーグルに匹敵。
総合レベルアップにより、破壊力等がアップする。
単発の発射なので、注意が必要。
弾数は♾️

他の武器は、現在の総合レベルでは使用不可能。

神様からのギフト。

神様との通信。
変神時はモニター等でお知らせ。
インカムによる会話が可能。
変神してない時は、念話による交信が可能。

インフェニティーボックス。
回収した物等、入れて保存可能。念じて出し入れ出来る。

他は神様は検討中。

な、何なんだ?
レベル?
しかも最後の『神様検討中』?

真面目なのか、不真面目なのかが、まるで解らん。

確認を終えたメタルバトラーは、再びゲールランナーを発進させる。

「マップオン」

バイザー内にマップが表示される。
王都までの距離数やルートが表れる。

「………さて、行くか。」

月明かりの中、メタルバトラーはゲールランナーでの疾走を開始した。
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