19 / 45
19話
しおりを挟む
アートはフィンリーの正体を知っても態度は変わらなかった。最初は戸惑いもあったようで「何で身分隠してたんだ、ですか」などとぎこちない言葉を使ってきたが「そういう態度をされるのが嫌でつい隠したんだよ」と言えばタレ目気味の目をさらに垂れさせ笑ってきた。
「なるほどな。だったら遠慮なく普通に喋っていいか?」
「もちろん。普通に友だちでいてくれる?」
「それこそもちろん。よし、じゃあパーっと飲みに行くか!」
「あ、できたら君の友だちには俺の身分、特に話さないでいてもらえたら……いや、もうすでにばれてるだろうか」
「いんや、喋ってねーよ? 別に言うことでもねーしな」
「いいやつ」
「俺が? 軽いやつとはよく言われるけど、いいやつと言われることはまぁ、ねーな」
笑いながら言われ、それこそ軽い雰囲気につい「だからって俺を好きになるなよ」とフィンリーは言い返す。
「お前を? はは、了解。男に言われることもまぁ、ねーわ」
フィンリーの言葉にポカンとした後でアートは何を言っているんだかと笑っていた。
そんな風に、フィンリーはアートとの付き合いを普通に楽しんでいた。時折念のために警戒はするものの、アートは攻略対象とは思えないほどフィンリーに対し前世の頃にしてきた男同士の付き合いを保ってくれる。要はフィンリーが疑心暗鬼になるような態度を取ってこないというのだろうか。前世での妹である桃からは「ちょっと不憫系も入ってる軟派系キャラ」とも聞かされていた。不憫というのは全く当てはまらない気がするが、軟派系に関しては首がもげるほど頷きたくなる程度にはわかる。多分その性質のおかげなのかもしれない。アートはフィンリーの百倍は女が好きなのだろうと思われる。フィンリーも童貞をいつか幸せな気持ちで失いたいと切実に思ってはいるが、それこそ遥か彼方昔に童貞を失っているであろうアートはそんなフィンリーを凌駕する勢いで女の子と楽しく遊びたいと切実に思っているようだ。おかげでフィンリーに対して全く変な目で見てこない。チャラい軟派男様々だ。前世では「リア充め」とチャラいタイプを少々目の仇にしていたが、現世ではこれほど安心できる人種はいないなと思えた。
いやまあ、男が好きな軟派タイプもいるんだろうけど……その点はアートの設定は揺ぎなさそうだよな。
多分、一番安心できるはずの身内であるジェイクやリースに対して安心できないのは「ヤンデレ」や「束縛」といった性質がパートナーに対して向くものだからだ。好きな相手に向ける感情でありそこに男女の限定は特にない。だからゲーム本来の性質が彼らから気のせいだろうが少しでも感じられるとハラハラしてしまう。だがアートの「軟派」は、設定の時点で女へ向ける性質と特定されていた上に現実でも女に対して向けられているのを目の当たりにしているから多少なりとも安心できるのではないだろうか。
ついでにカリッドやデイリーの性質も多分パートナーだけに向けるものではないだろう。おそらく好きな相手にだけ向ける性質ではないと思えるので、そこまで心配しなくてもいいような気もしないではない。
ただし、そういう発想であるならカリッドは今も「俺様」のはずだ。しかしあれのどこをどう見たら「俺様」なのか。子どもの頃は間違いなくその性質だったように思うのだが、カリッドのせいでストーリーは変わっても設定は変わらないと断言できなくなってしまった。そのため、残念ながらアートに対しても念のために警戒するようにはしているという訳だ。
っつってもアートの気持ちが俺に向くのはほんとあり得ないわな。
先ほども知り合いの女性を捕まえて息をするかのごとく口説いていたアートを微妙な顔で見ながらフィンリーは苦笑した。
「フィンリー様。見つけましたよ」
その時、背後からジェイクの声がした。思わずびくりとフィンリーは肩を大きく揺らしてしまう。恐る恐る振り向けば、果たしてそこには間違いなくジェイクがいた。外にテーブルのある席じゃなくてカフェ室内にすればよかったとフィンリーは後悔する。とはいえ何故この場所がわかったのか。
「ちょ、何でここが」
「オレを見て言うことがそれだけですか。優雅に酒など飲んで。今日はジェラルド卿がいらっしゃるので屋敷にいてくださいと言いましたよね、オレ」
「だ、だってジェラルド卿はアイリスに会いに」
「あれほど大事になさっておられる妹君が心配ではないのですか」
「アイリスは大事だよ! でもあいつ何でかわかんないけどぜんっぜん誰にも興味示さないだろ。むしろこのままじゃ結婚どころか恋人すらできないんじゃってそっちのが俺、心配なんだよ。アイリスはしっかりしてるけど手に職ってタイプでもないし。つか大抵の貴族がそんなもんだけどさ。ジェラルド卿は俺よりちょっと年上なだけだし優しい人だし家柄も問題ないし紳士だし、なら邪魔にならないよう出かけるのがいいお兄さんじゃないか」
「この間は第二王子と何で婚約しないんだろうっておっしゃってましたよね」
「言ったけど」
「ならジェラルド卿よりもそちらがうまくいくよう進めるべきではありませんか」
「そりゃカリッド王子とうまくいってくれたら俺も嬉しいけど! でもアイリスが気に入るなら別に」
「アイリス様は別にジェラルド卿を気に入っておられません」
「だから今日、ゆっくり過ごしてみてだな!」
「あのー二人とも」
ムキになってジェイクに言い返していたら、少し垂れた目を困ったようにさらに垂れさせながらアートが間に入ってきた。嬉しそうな時もさらに垂れるというのにどういった感情の時もさらに垂れるのかとフィンリーは関係ないことを何となく思う。
「貴族のことはよくわからないけどさー、あまりこういうとこで言い合うことじゃないだろ? あとフィンリー、今日はとりあえずは帰ったほうがいいんじゃないか?」
「……うん。そうだな。ごめん、アート。迷惑かけちゃったか?」
「まさか。大丈夫だよフィンリー。いつでもおいでよ。俺は歓迎だから」
ニコニコとフィンリーの肩に回そうとしたアートの腕を、ジェイクは笑顔のまま鬼の一口といった勢いでつかんできた。フィンリーは思わず一歩下がりたくなった。それはアートも同じようで、とりあえず戸惑ったようにジェイクを見ている。
「失礼。アート、でしたっけ? オレの主に気安くお触れにならないよう願います」
「は、はい」
訳がわからないままアートが頷いている。
「ジェイク! アートは俺の親しい友人だから問題ないんだ。お前こそいくら俺の身内だからって俺の友人に失礼な態度を取らないでくれ」
「申し訳ありません」
フィンリーの言葉に、ジェイクは素直に手を離し、アートにも頭を下げている。フィンリーはアートに改めて「ごめん。またな」と謝ると、ジェイクを引っ張るようにしてその場から離れた。
「なるほどな。だったら遠慮なく普通に喋っていいか?」
「もちろん。普通に友だちでいてくれる?」
「それこそもちろん。よし、じゃあパーっと飲みに行くか!」
「あ、できたら君の友だちには俺の身分、特に話さないでいてもらえたら……いや、もうすでにばれてるだろうか」
「いんや、喋ってねーよ? 別に言うことでもねーしな」
「いいやつ」
「俺が? 軽いやつとはよく言われるけど、いいやつと言われることはまぁ、ねーな」
笑いながら言われ、それこそ軽い雰囲気につい「だからって俺を好きになるなよ」とフィンリーは言い返す。
「お前を? はは、了解。男に言われることもまぁ、ねーわ」
フィンリーの言葉にポカンとした後でアートは何を言っているんだかと笑っていた。
そんな風に、フィンリーはアートとの付き合いを普通に楽しんでいた。時折念のために警戒はするものの、アートは攻略対象とは思えないほどフィンリーに対し前世の頃にしてきた男同士の付き合いを保ってくれる。要はフィンリーが疑心暗鬼になるような態度を取ってこないというのだろうか。前世での妹である桃からは「ちょっと不憫系も入ってる軟派系キャラ」とも聞かされていた。不憫というのは全く当てはまらない気がするが、軟派系に関しては首がもげるほど頷きたくなる程度にはわかる。多分その性質のおかげなのかもしれない。アートはフィンリーの百倍は女が好きなのだろうと思われる。フィンリーも童貞をいつか幸せな気持ちで失いたいと切実に思ってはいるが、それこそ遥か彼方昔に童貞を失っているであろうアートはそんなフィンリーを凌駕する勢いで女の子と楽しく遊びたいと切実に思っているようだ。おかげでフィンリーに対して全く変な目で見てこない。チャラい軟派男様々だ。前世では「リア充め」とチャラいタイプを少々目の仇にしていたが、現世ではこれほど安心できる人種はいないなと思えた。
いやまあ、男が好きな軟派タイプもいるんだろうけど……その点はアートの設定は揺ぎなさそうだよな。
多分、一番安心できるはずの身内であるジェイクやリースに対して安心できないのは「ヤンデレ」や「束縛」といった性質がパートナーに対して向くものだからだ。好きな相手に向ける感情でありそこに男女の限定は特にない。だからゲーム本来の性質が彼らから気のせいだろうが少しでも感じられるとハラハラしてしまう。だがアートの「軟派」は、設定の時点で女へ向ける性質と特定されていた上に現実でも女に対して向けられているのを目の当たりにしているから多少なりとも安心できるのではないだろうか。
ついでにカリッドやデイリーの性質も多分パートナーだけに向けるものではないだろう。おそらく好きな相手にだけ向ける性質ではないと思えるので、そこまで心配しなくてもいいような気もしないではない。
ただし、そういう発想であるならカリッドは今も「俺様」のはずだ。しかしあれのどこをどう見たら「俺様」なのか。子どもの頃は間違いなくその性質だったように思うのだが、カリッドのせいでストーリーは変わっても設定は変わらないと断言できなくなってしまった。そのため、残念ながらアートに対しても念のために警戒するようにはしているという訳だ。
っつってもアートの気持ちが俺に向くのはほんとあり得ないわな。
先ほども知り合いの女性を捕まえて息をするかのごとく口説いていたアートを微妙な顔で見ながらフィンリーは苦笑した。
「フィンリー様。見つけましたよ」
その時、背後からジェイクの声がした。思わずびくりとフィンリーは肩を大きく揺らしてしまう。恐る恐る振り向けば、果たしてそこには間違いなくジェイクがいた。外にテーブルのある席じゃなくてカフェ室内にすればよかったとフィンリーは後悔する。とはいえ何故この場所がわかったのか。
「ちょ、何でここが」
「オレを見て言うことがそれだけですか。優雅に酒など飲んで。今日はジェラルド卿がいらっしゃるので屋敷にいてくださいと言いましたよね、オレ」
「だ、だってジェラルド卿はアイリスに会いに」
「あれほど大事になさっておられる妹君が心配ではないのですか」
「アイリスは大事だよ! でもあいつ何でかわかんないけどぜんっぜん誰にも興味示さないだろ。むしろこのままじゃ結婚どころか恋人すらできないんじゃってそっちのが俺、心配なんだよ。アイリスはしっかりしてるけど手に職ってタイプでもないし。つか大抵の貴族がそんなもんだけどさ。ジェラルド卿は俺よりちょっと年上なだけだし優しい人だし家柄も問題ないし紳士だし、なら邪魔にならないよう出かけるのがいいお兄さんじゃないか」
「この間は第二王子と何で婚約しないんだろうっておっしゃってましたよね」
「言ったけど」
「ならジェラルド卿よりもそちらがうまくいくよう進めるべきではありませんか」
「そりゃカリッド王子とうまくいってくれたら俺も嬉しいけど! でもアイリスが気に入るなら別に」
「アイリス様は別にジェラルド卿を気に入っておられません」
「だから今日、ゆっくり過ごしてみてだな!」
「あのー二人とも」
ムキになってジェイクに言い返していたら、少し垂れた目を困ったようにさらに垂れさせながらアートが間に入ってきた。嬉しそうな時もさらに垂れるというのにどういった感情の時もさらに垂れるのかとフィンリーは関係ないことを何となく思う。
「貴族のことはよくわからないけどさー、あまりこういうとこで言い合うことじゃないだろ? あとフィンリー、今日はとりあえずは帰ったほうがいいんじゃないか?」
「……うん。そうだな。ごめん、アート。迷惑かけちゃったか?」
「まさか。大丈夫だよフィンリー。いつでもおいでよ。俺は歓迎だから」
ニコニコとフィンリーの肩に回そうとしたアートの腕を、ジェイクは笑顔のまま鬼の一口といった勢いでつかんできた。フィンリーは思わず一歩下がりたくなった。それはアートも同じようで、とりあえず戸惑ったようにジェイクを見ている。
「失礼。アート、でしたっけ? オレの主に気安くお触れにならないよう願います」
「は、はい」
訳がわからないままアートが頷いている。
「ジェイク! アートは俺の親しい友人だから問題ないんだ。お前こそいくら俺の身内だからって俺の友人に失礼な態度を取らないでくれ」
「申し訳ありません」
フィンリーの言葉に、ジェイクは素直に手を離し、アートにも頭を下げている。フィンリーはアートに改めて「ごめん。またな」と謝ると、ジェイクを引っ張るようにしてその場から離れた。
2
あなたにおすすめの小説
番に見つからない街で、子供を育てている
はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。
異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。
現世の記憶は失われているが、
この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。
街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、
ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。
だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。
再会は望まない。
今はただ、この子との生活を守りたい。
これは、番から逃げたオメガが、
選び直すまでの物語。
*不定期連載です。
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
異世界転移した元コンビニ店長は、獣人騎士様に嫁入りする夢は……見ない!
めがねあざらし
BL
過労死→異世界転移→体液ヒーラー⁈
社畜すぎて魂が擦り減っていたコンビニ店長・蓮は、女神の凡ミスで異世界送りに。
もらった能力は“全言語理解”と“回復力”!
……ただし、回復スキルの発動条件は「体液経由」です⁈
キスで癒す? 舐めて治す? そんなの変態じゃん!
出会ったのは、狼耳の超絶無骨な騎士・ロナルドと、豹耳騎士・ルース。
最初は“保護対象”だったのに、気づけば戦場の最前線⁈
攻めも受けも騒がしい異世界で、蓮の安眠と尊厳は守れるのか⁉
--------------------
※現在同時掲載中の「捨てられΩ、癒しの異能で獣人将軍に囲われてます!?」の元ネタです。出しちゃった!
憎くて恋しい君にだけは、絶対会いたくなかったのに。
Q矢(Q.➽)
BL
愛する人達を守る為に、俺は戦いに出たのに。
満身創痍ながらも生き残り、帰還してみれば、とっくの昔に彼は俺を諦めていたらしい。
よし、じゃあ、もう死のうかな…から始まる転生物語。
愛しすぎて愛が枯渇してしまった俺は、もう誰も愛する気力は無い。
だから生まれ変わっても君には会いたく無いって願ったんだ。
それなのに転生先にはまんまと彼が。
でも、どっち?
判別のつかないままの二人の彼の愛と執着に溺死寸前の主人公君。
今世は幸せになりに来ました。
猫になった俺、王子様の飼い猫になる
あまみ
BL
車に轢かれそうになった猫を助けて死んでしまった少年、天音(あまね)は転生したら猫になっていた!?
猫の自分を受け入れるしかないと腹を括ったはいいが、人間とキスをすると人間に戻ってしまう特異体質になってしまった。
転生した先は平和なファンタジーの世界。人間の姿に戻るため方法を模索していくと決めたはいいがこの国の王子に捕まってしまい猫として可愛がられる日々。しかも王子は人間嫌いで──!?
*性描写は※ついています。
*いつも読んでくださりありがとうございます。お気に入り、しおり登録大変励みになっております。
これからも応援していただけると幸いです。
11/6完結しました。
悪役神官の俺が騎士団長に囚われるまで
二三@冷酷公爵発売中
BL
国教会の主教であるイヴォンは、ここが前世のBLゲームの世界だと気づいた。ゲームの内容は、浄化の力を持つ主人公が騎士団と共に国を旅し、魔物討伐をしながら攻略対象者と愛を深めていくというもの。自分は悪役神官であり、主人公が誰とも結ばれないノーマルルートを辿る場合に限り、破滅の道を逃れられる。そのためイヴォンは旅に同行し、主人公の恋路の邪魔を画策をする。以前からイヴォンを嫌っている団長も攻略対象者であり、気が進まないものの団長とも関わっていくうちに…。
処刑されたくない悪役宰相、破滅フラグ回避のため孤独なラスボス竜を懐柔したら番として溺愛される
水凪しおん
BL
激務で過労死した俺が転生したのは、前世でやり込んだBLゲームの悪役宰相クリストフ。
しかも、断頭台で処刑される破滅ルート確定済み!
生き残る唯一の方法は、物語のラスボスである最強の”魔竜公”ダリウスを懐柔すること。
ゲーム知識を頼りに、孤独で冷徹な彼に接触を試みるが、待っていたのは絶対零度の拒絶だった。
しかし、彼の好物や弱みを突き、少しずつ心の壁を溶かしていくうちに、彼の態度に変化が訪れる。
「――俺の番に、何か用か」
これは破滅を回避するためのただの計画。
のはずが、孤独な竜が見せる不器用な優しさと独占欲に、いつしか俺の心も揺さぶられていく…。
悪役宰相と最強ラスボスが運命に抗う、異世界転生ラブファンタジー!
婚約解消されたネコミミ悪役令息はなぜか王子に溺愛される
日色
BL
大好きな王子に婚約解消されてしまった悪役令息ルジア=アンセルは、ネコミミの呪いをかけられると同時に前世の記憶を思い出した。最後の情けにと両親に与えられた猫カフェで、これからは猫とまったり生きていくことに決めた……はずなのに! なぜか婚約解消したはずの王子レオンが押しかけてきて!?
『悪役令息溺愛アンソロジー』に寄稿したお話です。全11話になる予定です。
*ムーンライトノベルズにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる