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33話
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とはいえ家にいつまで引きこもっていればいいのか。数日はこちらへ来られないと言っていた通り、リースとはあれ以来会っていないため理由はまだ聞けていない。
「何でリースはあんなこと言ったんだと思う?」
ジェイクに聞くと少し逡巡するような様子を見せてきた後に「派閥問題ではないでしょうか」と答えてきた。
「派閥? 皇帝派と貴族派の?」
「はい。オレの家は代々シューリス家に忠実に仕えてきたのもあり、派閥がどうこうというよりシューリス派みたいなものなので、」
「俺の家が宗教みたいな言い方しないで」
微妙な顔で突っ込みを入れるもジェイクは聞いてないかのように続けてきた。
「あまり派閥に詳しくはありませんが何やら最近きな臭い噂があるというのは耳にしたことがあります」
「きな臭い?」
「はい。戦争が起きるとかそこまで大々的なものではありませんが、特に最近フィンリー様と第二王子殿下が仲よくなさっておられるのもあって」
「な、かよくしてねーから!」
「……言い方が下品なのがあの平民のせいだとしたらオレはあのアートとかいう野郎を粛清いたしますが」
とりあえず、今この人息継ぎした?
「って待って、怖いこと言わないで……! たまについ出ちゃうのは俺の、その、かつて持っていた性質のせいだから……! アート関係ないから!」
「……ちょっと何をおっしゃられているのかわかりませんが……、まあとにかくですね、そういうこともあって貴族派に属している一部の貴族が何やら企てている可能性はあります。第二王子殿下を支持している貴族派の貴族が多いからこそ、シューリス家の子息がその王子と必要以上に親しくすることで危惧を覚える者もいるでしょうね。そうなればフィンリー様、あなたの身が危険だということでもあります。それでリース様は、明確にとまでいかなくともはっきりするまではフィンリー様に外出を控えるようおっしゃられていたのでは」
怪訝そうに首を傾げる様子は今も昔のように可愛らしいというのに、軽率に「粛清する」と口にする上に、実際腕の立つジェイクはさらりと実行しそう過ぎて複雑になる。
あとやはりカリッドがここへ度々やって来ることはよくなかったということじゃないかとフィンリーはため息を吐いた。ジェイクが耳にしていてフィンリーの耳に入ってこないのは、むしろ当事者だからだろうか。
「それにしても……ジェイクの言ったことがもし正しいとなると確かに問題だな……でもそれならむしろ俺は外出したほうがいいんじゃないのか?」
「頭がお沸きになったんですか?」
とてつもなく呆れたような顔で言ってきたジェイクをフィンリーは微妙な顔で見返した。
「お前は幼馴染で親友で身内みたいなものとはいえ、一応俺の世話係だからな?」
「当然です。フィンリー様の何からナニまでオレがすべてお世話して差し上げたいくらいですし」
「何から何までって、ありがたいけどそこまではいいから……。お前もちゃんと自分のしたいことをしてくれよ……?」
「していいのならとことんさせていただきますけどね」
もちろん構わないのだが、何故かジェイクの言い方が少し引っかかる。フィンリーは話題を変えようと先ほどの話を続けた。
「リースがもし貴族派の何かを明確にしようとしているのなら俺が外出することで事は動くんじゃないのか?」
「やはり頭がどうかされたとしか思えません。オレもですが、リース様にとってフィンリー様の安全は何より第一なんです。だからこそ、多少距離があるにも関わらずわざわざ朝に立ち寄って外出を控えるようおっしゃっておられたわけですし、何か不穏な動きがあるならそれを調べようとなさっておられるんじゃないですか? それだというのにフィンリー様自らが危険に身を晒してどうするんですか」
「それはわかってるけど……俺が公爵令嬢というなら確かに危険だろうよ。でも俺は男だし、これでも腕に自信はあるんだけど」
「……ロード・エーレン」
ジェイクがフィンリーを名前で呼ぶのではなく、領地エーレンを治めている公爵家の長男としての正式名称で呼んできた。間違いなくろくでもないとフィンリーは構える。ちなみにフィンリーが公爵となった場合にはユア・グレースと呼びかけられることになる。堅苦しいしこそばゆいので苦手だ。だから基本的に話をよくする相手には名前で呼ぶようお願いしている。
「あなたの立場を自覚なさってください」
「わ、かってる、よ……」
普段なら言い返しもするが、本気の生真面目なジェイクに対しては茶化せない。フィンリーは親に叱られた子どものようにシュンとしながら頷いた。
こうなっては本当に外出できない。アートに会いにいけないどころか仕事に関しても誰かに任せるしかない。気分転換も敷地内の庭園で済ませるしかなかった。当然微妙にストレスが溜まってくる。妹のアイリスからすれば「お兄さまがずっとそばにいらしてくださっているので嬉しい」らしいし、それはフィンリーとしても嬉しいのだが、いたくて家に籠るのと強制されて籠るのでは雲泥の差だ。特に用事がなくとも外へ出たくて堪らなくなる。
こんな時に限って、あれだけよく来ていたカリッドもやって来なくなった。よって側近であるデイリーもだ。あんなことがあったため、本来ならフィンリーにとってもありがたいことなのかもしれないが、実際のところ暇を持て余してしかたがない。
「殿下まで来なくなった」
「別にいいじゃありませんか」
「つまらない」
「フィンリー様……まさかやはり第二王子殿下とは……」
「ジェイクしつこい! そういうんじゃないから! 単に引きこもりが辛いってこと!」
そんな状態だからだろうか。
ある日リースの使いから迎えがやって来ると、フィンリーは喜び勇んで馬車に乗り込んだ。ジェイクが言っていたことにやはり間違いないためか、馬車は人目を忍ぶようなところに停められており、最初屋敷に訪れてきた者はあろうことかトラウトン商会の身分を名乗っていた。アートとは個人的に付き合いがあるだけのフィンリーが怪訝に思いながら応接間に出向くとようやくフラートン家の者だと名乗ってきた。上着の裏地にはフラートン家の紋章が刺繍されていたし、連れられた馬車にもフラートン家の紋章があった。フラートン家を騙った偽者でないのは少なくとも間違いない。
ただ、当然のようについて来ようとしたジェイクに対し、使いの者が「ジェイク卿はお控えください」と断ってきた。
「何故です。オレがエーレン卿に仕える者だとは承知されておられるようですが」
「はい、それはわかっておりますが、うちの閣下からの指示です」
閣下? ということはリースがというよりリースの兄弟であるフラートン家当主の指示ということだろうか。フラートン家はすでに長男であるリースの兄が跡を継いでいる。フィンリーが首を傾げているとジェイクが構わず馬車に乗り込もうとしてきた。
「ジェイク卿。あなたがこの命に従わない場合、それなりの罪に問われますが」
「……ジェイク。従って」
よくわからないが何か理由があるのだろう。ジェイクが罪に問われるなどとんでもないとフィンリーが言えばジェイクから舌打ちが聞こえてきたかと思うと「エーレン卿、お出かけになられるなら紳士のたしなみとしてハンカチをお持ちください」とあからさまに子ども扱いするかのように周りにも見せびらかせながらフィンリーのポケットにハンカチを突っ込んできた。だがその後は大人しく馬車から離れた。
「何でリースはあんなこと言ったんだと思う?」
ジェイクに聞くと少し逡巡するような様子を見せてきた後に「派閥問題ではないでしょうか」と答えてきた。
「派閥? 皇帝派と貴族派の?」
「はい。オレの家は代々シューリス家に忠実に仕えてきたのもあり、派閥がどうこうというよりシューリス派みたいなものなので、」
「俺の家が宗教みたいな言い方しないで」
微妙な顔で突っ込みを入れるもジェイクは聞いてないかのように続けてきた。
「あまり派閥に詳しくはありませんが何やら最近きな臭い噂があるというのは耳にしたことがあります」
「きな臭い?」
「はい。戦争が起きるとかそこまで大々的なものではありませんが、特に最近フィンリー様と第二王子殿下が仲よくなさっておられるのもあって」
「な、かよくしてねーから!」
「……言い方が下品なのがあの平民のせいだとしたらオレはあのアートとかいう野郎を粛清いたしますが」
とりあえず、今この人息継ぎした?
「って待って、怖いこと言わないで……! たまについ出ちゃうのは俺の、その、かつて持っていた性質のせいだから……! アート関係ないから!」
「……ちょっと何をおっしゃられているのかわかりませんが……、まあとにかくですね、そういうこともあって貴族派に属している一部の貴族が何やら企てている可能性はあります。第二王子殿下を支持している貴族派の貴族が多いからこそ、シューリス家の子息がその王子と必要以上に親しくすることで危惧を覚える者もいるでしょうね。そうなればフィンリー様、あなたの身が危険だということでもあります。それでリース様は、明確にとまでいかなくともはっきりするまではフィンリー様に外出を控えるようおっしゃられていたのでは」
怪訝そうに首を傾げる様子は今も昔のように可愛らしいというのに、軽率に「粛清する」と口にする上に、実際腕の立つジェイクはさらりと実行しそう過ぎて複雑になる。
あとやはりカリッドがここへ度々やって来ることはよくなかったということじゃないかとフィンリーはため息を吐いた。ジェイクが耳にしていてフィンリーの耳に入ってこないのは、むしろ当事者だからだろうか。
「それにしても……ジェイクの言ったことがもし正しいとなると確かに問題だな……でもそれならむしろ俺は外出したほうがいいんじゃないのか?」
「頭がお沸きになったんですか?」
とてつもなく呆れたような顔で言ってきたジェイクをフィンリーは微妙な顔で見返した。
「お前は幼馴染で親友で身内みたいなものとはいえ、一応俺の世話係だからな?」
「当然です。フィンリー様の何からナニまでオレがすべてお世話して差し上げたいくらいですし」
「何から何までって、ありがたいけどそこまではいいから……。お前もちゃんと自分のしたいことをしてくれよ……?」
「していいのならとことんさせていただきますけどね」
もちろん構わないのだが、何故かジェイクの言い方が少し引っかかる。フィンリーは話題を変えようと先ほどの話を続けた。
「リースがもし貴族派の何かを明確にしようとしているのなら俺が外出することで事は動くんじゃないのか?」
「やはり頭がどうかされたとしか思えません。オレもですが、リース様にとってフィンリー様の安全は何より第一なんです。だからこそ、多少距離があるにも関わらずわざわざ朝に立ち寄って外出を控えるようおっしゃっておられたわけですし、何か不穏な動きがあるならそれを調べようとなさっておられるんじゃないですか? それだというのにフィンリー様自らが危険に身を晒してどうするんですか」
「それはわかってるけど……俺が公爵令嬢というなら確かに危険だろうよ。でも俺は男だし、これでも腕に自信はあるんだけど」
「……ロード・エーレン」
ジェイクがフィンリーを名前で呼ぶのではなく、領地エーレンを治めている公爵家の長男としての正式名称で呼んできた。間違いなくろくでもないとフィンリーは構える。ちなみにフィンリーが公爵となった場合にはユア・グレースと呼びかけられることになる。堅苦しいしこそばゆいので苦手だ。だから基本的に話をよくする相手には名前で呼ぶようお願いしている。
「あなたの立場を自覚なさってください」
「わ、かってる、よ……」
普段なら言い返しもするが、本気の生真面目なジェイクに対しては茶化せない。フィンリーは親に叱られた子どものようにシュンとしながら頷いた。
こうなっては本当に外出できない。アートに会いにいけないどころか仕事に関しても誰かに任せるしかない。気分転換も敷地内の庭園で済ませるしかなかった。当然微妙にストレスが溜まってくる。妹のアイリスからすれば「お兄さまがずっとそばにいらしてくださっているので嬉しい」らしいし、それはフィンリーとしても嬉しいのだが、いたくて家に籠るのと強制されて籠るのでは雲泥の差だ。特に用事がなくとも外へ出たくて堪らなくなる。
こんな時に限って、あれだけよく来ていたカリッドもやって来なくなった。よって側近であるデイリーもだ。あんなことがあったため、本来ならフィンリーにとってもありがたいことなのかもしれないが、実際のところ暇を持て余してしかたがない。
「殿下まで来なくなった」
「別にいいじゃありませんか」
「つまらない」
「フィンリー様……まさかやはり第二王子殿下とは……」
「ジェイクしつこい! そういうんじゃないから! 単に引きこもりが辛いってこと!」
そんな状態だからだろうか。
ある日リースの使いから迎えがやって来ると、フィンリーは喜び勇んで馬車に乗り込んだ。ジェイクが言っていたことにやはり間違いないためか、馬車は人目を忍ぶようなところに停められており、最初屋敷に訪れてきた者はあろうことかトラウトン商会の身分を名乗っていた。アートとは個人的に付き合いがあるだけのフィンリーが怪訝に思いながら応接間に出向くとようやくフラートン家の者だと名乗ってきた。上着の裏地にはフラートン家の紋章が刺繍されていたし、連れられた馬車にもフラートン家の紋章があった。フラートン家を騙った偽者でないのは少なくとも間違いない。
ただ、当然のようについて来ようとしたジェイクに対し、使いの者が「ジェイク卿はお控えください」と断ってきた。
「何故です。オレがエーレン卿に仕える者だとは承知されておられるようですが」
「はい、それはわかっておりますが、うちの閣下からの指示です」
閣下? ということはリースがというよりリースの兄弟であるフラートン家当主の指示ということだろうか。フラートン家はすでに長男であるリースの兄が跡を継いでいる。フィンリーが首を傾げているとジェイクが構わず馬車に乗り込もうとしてきた。
「ジェイク卿。あなたがこの命に従わない場合、それなりの罪に問われますが」
「……ジェイク。従って」
よくわからないが何か理由があるのだろう。ジェイクが罪に問われるなどとんでもないとフィンリーが言えばジェイクから舌打ちが聞こえてきたかと思うと「エーレン卿、お出かけになられるなら紳士のたしなみとしてハンカチをお持ちください」とあからさまに子ども扱いするかのように周りにも見せびらかせながらフィンリーのポケットにハンカチを突っ込んできた。だがその後は大人しく馬車から離れた。
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