17 / 150
17話
しおりを挟む
この国は何気にベリー系がよく採れる。
家庭でよく使われているグースベリーはとても甘く、そのままでもいいがジャムやデザートに合う。同じく一般的なスグリは赤が酸味の強さからやはりジャムやジュースに使うことが多い。黒も加工して使うことが大半だが、ブルーベリーよりも栄養分が高いと言われていて重宝されている。また、ビルベリーも同じく栄養価が高く、古くから食用としてだけでなく薬としても愛用されていた。
リンゴンベリーは栄養がありつつ酸味が強く、煮詰めてソースにするのが大半だ。肉料理の付け合わせに使われているが、主にミートボールにかけるソースとしてよく食べられているかもしれない。
そしてクラウドベリーは様々な美容価値の高いベリーとして、アレクシアはかなり重宝していた。
「これをもっと上手く活用したら他国の貴族にも人気のある商品として大いに売り出せるのではないかしら。ねぇ、どう思う? エラ」
「ええ、姫様の手にかかれば」
「嬉しいけど信憑性のなさそうな返事ね」
「全面的に信頼しているのです。あと、いい加減クリード様への返事をなさって差し上げてください」
「……分かってるわよ」
分かっていると言いつつ、アレクシアはため息を吐く。
クリード・フィアードは隣国、リストリア王国の第一王子だ。そしてアレクシアの婚約者でもある。もちろん、政略結婚の流れではない。アレクシアの親はそういうことをしないし、そもそもケルエイダ王国は政略結婚など必要のない大国でもある。アレクシアの商売気はただの性質によるものだ。よその国から婚姻話を持ちかけられることはあってもこちらから持ちかけることなどない。
三年前、アレクシアは成人した十六歳の時に社交界デビューも果たした。クリードとはその時に初めて出会い、そしていわゆる一目惚れというものをされた。他の人からも誘われはしたが、クリードからのアタックはそれはもう、笑えるほどストレートで猛烈だった。だがアレクシアはその度に丁重に断っていた。
別にクリードのことは嫌いではなかった。リストリア王国はとてもいい国だし、クリードの噂も流れてくるが以前から評判のいい王子だった。あれほどストレートに猛進してくる人だったのは意外だが、クリード曰くアレクシアがそうさせるのだそうだ。見目もいい。さぞリストリアではクリードに夢を見ている貴族の娘が多いことだろう。
だがアレクシアは他国へ嫁ぐつもりなどなかった。いずれ誰かと結婚するにしても、自国の貴族だろうなとなんとなく思っていた。他国へ嫁げば家族と離ればなれになってしまう。何より可愛い弟、ウィルフレッドとも滅多に会えなくなってしまう。
アレクシアは家族がとても好きだ。祖父母も父母も、そして兄弟も。
兄、ルイは昔から性格こそ腹黒いが分別のある頭のいいところが好きだ。何も知らないような純粋無垢よりもよほど頼れる。ただ一度だけアレクシアをとても怒らせてきたことがあるが、ルイの弱点を唯一知っているアレクシアは絶えずドレスのポケットに小さな人形を忍ばせ隙あらばルイに見せつけてやったらそれ以降、アレクシアを怒らせることは避けているようだ。そこが何だか可愛らしい。
すぐ下の弟、ラルフはチャラくて軽い。恐らく城にはラルフと関係を持ったことのある女性が少なくはないだろう。そういうところは本当にろくでもないと思うし、何より食べ物の趣味が最悪だ。アレクシアは虫などが苦手なのだが、あの馬鹿は庶民派だか何だか知らないが、トカゲの干物やコオロギの煮付けなどを持ってきたりする。最悪だし、あんなおぞましいものを食べた口と、他の娘はよくキスをする気になるものだと理解し難い。
いい加減なラルフには比較的怒る羽目になりがちだが、残念ながらアレクシアの使える魔法属性は光魔法と、水の上位魔法だ。祖父のように雷魔法が使えたらこっぴどく叱れも出来るというのに、と雨が降りそうな日には一切外出しない弟を思い、残念でならない。
しかしラルフはあれでもとても優しい性質を持っている。他人を思って心を痛めることの出来るチャラ男とでも言おうか。そしてあれでもかなり頭が回る。チェスではあのルイですらラルフに勝てない。とても参謀に向いている。なので結局憎めず、ちょくちょく仕事をサボるラルフに代わり、アレクシアがよく務めてやったりしている。
そして末っ子のウィルフレッド。かなり小さな頃は存在をつい忘れてしまうほど、全然目立たない大人しい子だった記憶しかない。だがいつの間にかちゃんと自分を主張出来る子になっていた。例え自分を押し殺したような子だった頃より性格が歪もうがアレクシアからすれば断然いい。正直、見た目はぱっとしないしあらゆる能力も並か並以下だ。必死な分かわいそうだがそれらが向上することは大してなさそうだと思いつつ今に至る。だがそれを諦めの理由にせず努力している様はいたいけで何とも可愛らしいと思っている。ウィルフレッドはアレクシアの一番のお気に入りになっていた。
とてもかわいそうでかわいらしいと思うのよ。
ウィルフレッドを思い出してはそっと微笑む。
そんな訳でアレクシアはこの国を出たくはない。だからずっと断っていた。
しかし長年に渡るクリードのひたむきなアプローチにアレクシアがとうとう折れて婚約したのはつい最近のことだ。その時のクリードの喜びようは例えようのないくらいだった。それをリストリアの娘たちが見れば髪をかきむしって嘆くのではないだろうか。仕事も出来、将来素晴らしい王になると言われているハンサムな王子様──
婚約したとはいえ、アレクシアは結婚するまではリストリアへ住む気はない。誘われればたまになら訪問もするが、自分の仕事である外交を優先させる。おかげでリストリアの重鎮たちはアレクシアのこともケルエイダ王国のこともかなり友好的に見てくれている。
そのため、クリードとゆっくり過ごすことは滅多にない。普段もこうして手紙のやり取りをするくらいだろうか。
ため息を吐いた後にアレクシアは優しく微笑んだ。
ウィルフレッドも可愛いけれども、クリードも本当に可愛い方。好きにならずにはいられない。手紙の文面すらストレートで、そしていつもとても懸命で。
今もアレクシアの返事を心待ちにしているのかと思うと、すぐに返事を書くのはつい躊躇われる。
「クリード様もおかわいそうな方……せめて手紙くらいは早く返してお優しくなさってあげてください」
「あら、エラ。私はいつも優しいわよ」
アレクシアはにっこりと微笑んだ。
家庭でよく使われているグースベリーはとても甘く、そのままでもいいがジャムやデザートに合う。同じく一般的なスグリは赤が酸味の強さからやはりジャムやジュースに使うことが多い。黒も加工して使うことが大半だが、ブルーベリーよりも栄養分が高いと言われていて重宝されている。また、ビルベリーも同じく栄養価が高く、古くから食用としてだけでなく薬としても愛用されていた。
リンゴンベリーは栄養がありつつ酸味が強く、煮詰めてソースにするのが大半だ。肉料理の付け合わせに使われているが、主にミートボールにかけるソースとしてよく食べられているかもしれない。
そしてクラウドベリーは様々な美容価値の高いベリーとして、アレクシアはかなり重宝していた。
「これをもっと上手く活用したら他国の貴族にも人気のある商品として大いに売り出せるのではないかしら。ねぇ、どう思う? エラ」
「ええ、姫様の手にかかれば」
「嬉しいけど信憑性のなさそうな返事ね」
「全面的に信頼しているのです。あと、いい加減クリード様への返事をなさって差し上げてください」
「……分かってるわよ」
分かっていると言いつつ、アレクシアはため息を吐く。
クリード・フィアードは隣国、リストリア王国の第一王子だ。そしてアレクシアの婚約者でもある。もちろん、政略結婚の流れではない。アレクシアの親はそういうことをしないし、そもそもケルエイダ王国は政略結婚など必要のない大国でもある。アレクシアの商売気はただの性質によるものだ。よその国から婚姻話を持ちかけられることはあってもこちらから持ちかけることなどない。
三年前、アレクシアは成人した十六歳の時に社交界デビューも果たした。クリードとはその時に初めて出会い、そしていわゆる一目惚れというものをされた。他の人からも誘われはしたが、クリードからのアタックはそれはもう、笑えるほどストレートで猛烈だった。だがアレクシアはその度に丁重に断っていた。
別にクリードのことは嫌いではなかった。リストリア王国はとてもいい国だし、クリードの噂も流れてくるが以前から評判のいい王子だった。あれほどストレートに猛進してくる人だったのは意外だが、クリード曰くアレクシアがそうさせるのだそうだ。見目もいい。さぞリストリアではクリードに夢を見ている貴族の娘が多いことだろう。
だがアレクシアは他国へ嫁ぐつもりなどなかった。いずれ誰かと結婚するにしても、自国の貴族だろうなとなんとなく思っていた。他国へ嫁げば家族と離ればなれになってしまう。何より可愛い弟、ウィルフレッドとも滅多に会えなくなってしまう。
アレクシアは家族がとても好きだ。祖父母も父母も、そして兄弟も。
兄、ルイは昔から性格こそ腹黒いが分別のある頭のいいところが好きだ。何も知らないような純粋無垢よりもよほど頼れる。ただ一度だけアレクシアをとても怒らせてきたことがあるが、ルイの弱点を唯一知っているアレクシアは絶えずドレスのポケットに小さな人形を忍ばせ隙あらばルイに見せつけてやったらそれ以降、アレクシアを怒らせることは避けているようだ。そこが何だか可愛らしい。
すぐ下の弟、ラルフはチャラくて軽い。恐らく城にはラルフと関係を持ったことのある女性が少なくはないだろう。そういうところは本当にろくでもないと思うし、何より食べ物の趣味が最悪だ。アレクシアは虫などが苦手なのだが、あの馬鹿は庶民派だか何だか知らないが、トカゲの干物やコオロギの煮付けなどを持ってきたりする。最悪だし、あんなおぞましいものを食べた口と、他の娘はよくキスをする気になるものだと理解し難い。
いい加減なラルフには比較的怒る羽目になりがちだが、残念ながらアレクシアの使える魔法属性は光魔法と、水の上位魔法だ。祖父のように雷魔法が使えたらこっぴどく叱れも出来るというのに、と雨が降りそうな日には一切外出しない弟を思い、残念でならない。
しかしラルフはあれでもとても優しい性質を持っている。他人を思って心を痛めることの出来るチャラ男とでも言おうか。そしてあれでもかなり頭が回る。チェスではあのルイですらラルフに勝てない。とても参謀に向いている。なので結局憎めず、ちょくちょく仕事をサボるラルフに代わり、アレクシアがよく務めてやったりしている。
そして末っ子のウィルフレッド。かなり小さな頃は存在をつい忘れてしまうほど、全然目立たない大人しい子だった記憶しかない。だがいつの間にかちゃんと自分を主張出来る子になっていた。例え自分を押し殺したような子だった頃より性格が歪もうがアレクシアからすれば断然いい。正直、見た目はぱっとしないしあらゆる能力も並か並以下だ。必死な分かわいそうだがそれらが向上することは大してなさそうだと思いつつ今に至る。だがそれを諦めの理由にせず努力している様はいたいけで何とも可愛らしいと思っている。ウィルフレッドはアレクシアの一番のお気に入りになっていた。
とてもかわいそうでかわいらしいと思うのよ。
ウィルフレッドを思い出してはそっと微笑む。
そんな訳でアレクシアはこの国を出たくはない。だからずっと断っていた。
しかし長年に渡るクリードのひたむきなアプローチにアレクシアがとうとう折れて婚約したのはつい最近のことだ。その時のクリードの喜びようは例えようのないくらいだった。それをリストリアの娘たちが見れば髪をかきむしって嘆くのではないだろうか。仕事も出来、将来素晴らしい王になると言われているハンサムな王子様──
婚約したとはいえ、アレクシアは結婚するまではリストリアへ住む気はない。誘われればたまになら訪問もするが、自分の仕事である外交を優先させる。おかげでリストリアの重鎮たちはアレクシアのこともケルエイダ王国のこともかなり友好的に見てくれている。
そのため、クリードとゆっくり過ごすことは滅多にない。普段もこうして手紙のやり取りをするくらいだろうか。
ため息を吐いた後にアレクシアは優しく微笑んだ。
ウィルフレッドも可愛いけれども、クリードも本当に可愛い方。好きにならずにはいられない。手紙の文面すらストレートで、そしていつもとても懸命で。
今もアレクシアの返事を心待ちにしているのかと思うと、すぐに返事を書くのはつい躊躇われる。
「クリード様もおかわいそうな方……せめて手紙くらいは早く返してお優しくなさってあげてください」
「あら、エラ。私はいつも優しいわよ」
アレクシアはにっこりと微笑んだ。
2
あなたにおすすめの小説
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
* ゆるゆ
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが、びっくりして憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
ノィユとヴィルの動画を作ってみました!(笑)
インスタ @yuruyu0
Youtube @BL小説動画 です!
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったらお話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです!
ヴィル×ノィユのお話です。
本編完結しました!
『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編、完結しました!
時々おまけのお話を更新するかもです。
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
完結・オメガバース・虐げられオメガ側妃が敵国に売られたら激甘ボイスのイケメン王から溺愛されました
美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!
【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
* ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。
BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)
本編完結、恋愛ルート、トマといっしょに里帰り編、完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
きーちゃんと皆の動画をつくりました!
もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画
プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら!
本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる