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45話(終)
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春。
今年で梓は大学生ではなくなる。来年からは社会人となる。内定は既に取っており、単位取得も問題なさそうだ。柊とも昔のように、とは言わなくとも、いい関係になれたような気がする。
そしてかわいい灯。
「……あの、アズさん……くる、し……」
「ああ、ごめんね」
ぎゅっと抱きしめたままだったせいで梓の腕の中で赤い顔色をした灯が少々困っている。梓はニッコリ笑みを向けると、腕を少しだけ緩めてから灯の顔を上に向かせてキスした。
ようやくつき合えるようになり、梓としては順風満帆過ぎる日々だと思う。軽く何度か啄むと、そのまま灯の唇を味わうように挟んだり優しく吸ったり噛んだりする。そうしていると次第に灯の悩ましい吐息が聞こえてくる。
初めの頃は悩ましいというより苦しそうだったが、多少はキスに慣れてくれているのかもしれない。本当はもっと深く激しく貪りたくて仕方ないのだが、そうしてしまうと多分そのまま灯の身体まで貪りそうで我慢している。高校は卒業しているが、せめて大学に無事入学して灯が落ち着いてからにしたい。
……そこからまた道のりは長そうだけど。
どちらも男である以上、行きつくところまで行くならどちらかが受け入れる側になる。ここは年上として包容力を発揮し受け入れるべきなのかもしれないが、梓としては灯を抱きたい。かといって無理はさせたくないので、おそらくゆっくり慣れてもらうことになるだろうなと勝手ながら思っている。
そんな風に邪なことをつい考えてしまう上に梓としてもあまり我慢強いほうではないので、どこまで堪えられるかわからないが、本当に灯を大切にしたい。
「……ん」
ようやく唇を離すと、息の上がった灯が小さく吐息した後にじっと見上げてきた。
「ん……? どうかした?」
「……アズさん……。その……好きです……」
本当にどこまで堪えられるかわからない。
「うん、俺も好きだよ」
ギクシャクしないよう、笑みを浮かべて囁いた。
「……本当、ですか……?」
「そりゃ当たり前。何でそんなこと聞くの」
「アズさんって、手が早いんです、よね……?」
「え?」
笑みが少々強張る。
「なのに、その、俺にはキス以上は何もしてこないから……シュウは大丈夫だろって言うけど……やっぱり俺、気になって」
本当に、どこまで、堪えられるか、わからない。
一見「子どもってどうやって作るのかあまり詳しく知りません」などと言いそうな灯の口から、少し違うがある意味「その先をしましょう」的なことを言われると、嬉しいながらも本当に困る。
「手が早いとか何情報かな? それに考え過ぎ。俺がどれだけ灯ちゃんのこと好きだと思ってんの。そもそも最初に告白したの、俺。大好きだよ。だから大事にしたいだけ」
と言いつつ、数ヶ月もしない間に全部貰う予定だけどね。
内心そう思いつつ言えば、灯がものすごくホッとしたような笑みを浮かべてきた。このまま梓の部屋に二人きりで籠っているとまずい。ここのところ柊が何故か家でも灯との間に入ってくることがなくなったのはありがたいのかもしれないが、梓としては少々困ったりもする。
「あ、そうだ。灯ちゃん、俺や柊の小さい頃のアルバム見ない?」
「わ。見たいです」
「よし。じゃあリビングへ行こうか。そっちにあるし」
「はい」
ひとまず二人きりだと意識しない部屋へ行こうと梓は行動に移した。
別に何がなんでもやらしいことをしたいと悶々としているわけではないので、基本的には二人でゆっくりしたり軽くいちゃつけたりできれば嬉しい。だが調子に乗ってキスを沢山してしまったり、灯がやたらかわいいところを無防備に見せてくると難しかった。
「わ、かわいい!」
「柊、泣き虫だろ」
「ふふ。だから小さい頃の写真あまり見せてくれなかったのかなぁ」
リビングへ移動すると改めて飲み物も用意し、二人でアルバムを見た。
下手すると三枚に一回は泣いているかもしれない柊は梓からしてもかわいくて天使に見える。
「アズさんもかわいいです。笑顔が天使」
「今も天使みたいな笑顔でしょ」
「今はたまに含みある感じなのでちょっと違います」
ニコニコ言われ、梓は苦笑した。
「柊って、昔から俺のあとをくっついて回ってたんだ。ほんとかわいかったんだ。まぁかわいいのは今もだけど」
「へぇ」
「俺のことよく観察してて、真似ばかりしてて。俺の考えてることまでよく見てて……。あと守ってるはずの俺が守られている気がすることもあるなぁ」
「アズさん?」
「柊の花言葉ってね『先見の明』とか『保護』って言うんだ。柊のその名前の通りだと俺は思うよ」
微笑むとアルバムを見ていた灯も梓を見上げて微笑んできた。
「はい、わかります。シュウにぴったり」
そんな話をしていると、出入口から物音が聞こえた。梓が顔を向けると真っ赤になって困っている柊が見えた。少しだけそっと様子を見ていると、入ろうかどこかへ行こうか逡巡しているようだった。かわいくて思わず吹き出すと、灯がポカンとしている。
「柊、入っておいでよ」
「シュウ? いるの?」
灯も振り返って出入口を見ると、柊が観念したように入ってくる。
「……部屋に入れねーんだよ……恥ずかしい話すんな」
まだ赤い顔をムッとさせてやってくる柊に、梓と灯は顔を合わせて笑った。
二人きりは最高だが、こうして三人でいるのも最高だった。灯を好きだったはずの柊だけに三人でいるのは柊がキツいだろうかと思ったこともあるが、柊はむしろどこか楽しそうであり、いつも梓のあとをついてきていた昔を思い出した。
この間は三人で外でのギター演奏をした。と言っても柊は見ているだけだったのだが、灯を除いた梓と柊は楽しんだ。
灯は「無理です」と即答だったが「そういえば前に灯ちゃん、ギターのお返しできてないって言ってたよね」と梓が言うと渋々折れてくれた。柊は微妙な顔をしつつも「やるしかねーな、アカリ」と苦笑していた。
本当はお返しなどいらないし、まだつき合っていなかった冬の誕生日にはプレゼントを貰っているので十分だったが、ものは言い様だなと梓は灯にニッコリ笑みを向けた。
外での演奏を灯は緊張しながらも、梓としては十分なほど弾きこなした。きっとこれからもっと成長していくんだろうなと思うと自分のことのように嬉しい。できれば沢山の人に、灯の作詞作曲、演奏や歌を聴いてもらいたいと思った。そして灯にももっと楽しんで欲しい。将来のことも決めつけないでゆっくり考えて欲しい。
「そういえばアズさん、一人暮らしするの、もうすぐですよね? 引っ越し、手伝いますね。……でも……遠くなる……?」
いつものように灯を送るついでの散歩道で、ふと灯が聞いてきた。
「うん、もうすぐ。でも遠くないよ」
「本当? よかった……遠くなったら寂しいなって思ってました」
「灯ちゃんはほんとかわいいなぁ。……ねぇ、灯」
人気のない道だしと梓はそっと灯の手を握った。すぐに顔が赤くなるが、灯は繋いだまま「はい」と見上げてくる。
「寂しいならね、週末、灯のお母さんが間違いなく仕事休みの時は泊まりにきて」
「……え?」
「本当は一緒に住もうかって言いたいところだけど、灯にはお母さんと恋ちゃんがいるから」
硬い、ごつごつしている灯の指をなぞった後に、梓はもう少しだけ、繋いだ手をきゅっと握る。
「だから、たまの週末だけ、同棲しよ」
「……っはい!」
先のことなんて考えてなかった頃が思い出せないくらい、今もこの先も楽しい。
ねぇ、灯。
これからもっと、君の音楽を聴かせて。そして俺にも奏でさせて。
今年で梓は大学生ではなくなる。来年からは社会人となる。内定は既に取っており、単位取得も問題なさそうだ。柊とも昔のように、とは言わなくとも、いい関係になれたような気がする。
そしてかわいい灯。
「……あの、アズさん……くる、し……」
「ああ、ごめんね」
ぎゅっと抱きしめたままだったせいで梓の腕の中で赤い顔色をした灯が少々困っている。梓はニッコリ笑みを向けると、腕を少しだけ緩めてから灯の顔を上に向かせてキスした。
ようやくつき合えるようになり、梓としては順風満帆過ぎる日々だと思う。軽く何度か啄むと、そのまま灯の唇を味わうように挟んだり優しく吸ったり噛んだりする。そうしていると次第に灯の悩ましい吐息が聞こえてくる。
初めの頃は悩ましいというより苦しそうだったが、多少はキスに慣れてくれているのかもしれない。本当はもっと深く激しく貪りたくて仕方ないのだが、そうしてしまうと多分そのまま灯の身体まで貪りそうで我慢している。高校は卒業しているが、せめて大学に無事入学して灯が落ち着いてからにしたい。
……そこからまた道のりは長そうだけど。
どちらも男である以上、行きつくところまで行くならどちらかが受け入れる側になる。ここは年上として包容力を発揮し受け入れるべきなのかもしれないが、梓としては灯を抱きたい。かといって無理はさせたくないので、おそらくゆっくり慣れてもらうことになるだろうなと勝手ながら思っている。
そんな風に邪なことをつい考えてしまう上に梓としてもあまり我慢強いほうではないので、どこまで堪えられるかわからないが、本当に灯を大切にしたい。
「……ん」
ようやく唇を離すと、息の上がった灯が小さく吐息した後にじっと見上げてきた。
「ん……? どうかした?」
「……アズさん……。その……好きです……」
本当にどこまで堪えられるかわからない。
「うん、俺も好きだよ」
ギクシャクしないよう、笑みを浮かべて囁いた。
「……本当、ですか……?」
「そりゃ当たり前。何でそんなこと聞くの」
「アズさんって、手が早いんです、よね……?」
「え?」
笑みが少々強張る。
「なのに、その、俺にはキス以上は何もしてこないから……シュウは大丈夫だろって言うけど……やっぱり俺、気になって」
本当に、どこまで、堪えられるか、わからない。
一見「子どもってどうやって作るのかあまり詳しく知りません」などと言いそうな灯の口から、少し違うがある意味「その先をしましょう」的なことを言われると、嬉しいながらも本当に困る。
「手が早いとか何情報かな? それに考え過ぎ。俺がどれだけ灯ちゃんのこと好きだと思ってんの。そもそも最初に告白したの、俺。大好きだよ。だから大事にしたいだけ」
と言いつつ、数ヶ月もしない間に全部貰う予定だけどね。
内心そう思いつつ言えば、灯がものすごくホッとしたような笑みを浮かべてきた。このまま梓の部屋に二人きりで籠っているとまずい。ここのところ柊が何故か家でも灯との間に入ってくることがなくなったのはありがたいのかもしれないが、梓としては少々困ったりもする。
「あ、そうだ。灯ちゃん、俺や柊の小さい頃のアルバム見ない?」
「わ。見たいです」
「よし。じゃあリビングへ行こうか。そっちにあるし」
「はい」
ひとまず二人きりだと意識しない部屋へ行こうと梓は行動に移した。
別に何がなんでもやらしいことをしたいと悶々としているわけではないので、基本的には二人でゆっくりしたり軽くいちゃつけたりできれば嬉しい。だが調子に乗ってキスを沢山してしまったり、灯がやたらかわいいところを無防備に見せてくると難しかった。
「わ、かわいい!」
「柊、泣き虫だろ」
「ふふ。だから小さい頃の写真あまり見せてくれなかったのかなぁ」
リビングへ移動すると改めて飲み物も用意し、二人でアルバムを見た。
下手すると三枚に一回は泣いているかもしれない柊は梓からしてもかわいくて天使に見える。
「アズさんもかわいいです。笑顔が天使」
「今も天使みたいな笑顔でしょ」
「今はたまに含みある感じなのでちょっと違います」
ニコニコ言われ、梓は苦笑した。
「柊って、昔から俺のあとをくっついて回ってたんだ。ほんとかわいかったんだ。まぁかわいいのは今もだけど」
「へぇ」
「俺のことよく観察してて、真似ばかりしてて。俺の考えてることまでよく見てて……。あと守ってるはずの俺が守られている気がすることもあるなぁ」
「アズさん?」
「柊の花言葉ってね『先見の明』とか『保護』って言うんだ。柊のその名前の通りだと俺は思うよ」
微笑むとアルバムを見ていた灯も梓を見上げて微笑んできた。
「はい、わかります。シュウにぴったり」
そんな話をしていると、出入口から物音が聞こえた。梓が顔を向けると真っ赤になって困っている柊が見えた。少しだけそっと様子を見ていると、入ろうかどこかへ行こうか逡巡しているようだった。かわいくて思わず吹き出すと、灯がポカンとしている。
「柊、入っておいでよ」
「シュウ? いるの?」
灯も振り返って出入口を見ると、柊が観念したように入ってくる。
「……部屋に入れねーんだよ……恥ずかしい話すんな」
まだ赤い顔をムッとさせてやってくる柊に、梓と灯は顔を合わせて笑った。
二人きりは最高だが、こうして三人でいるのも最高だった。灯を好きだったはずの柊だけに三人でいるのは柊がキツいだろうかと思ったこともあるが、柊はむしろどこか楽しそうであり、いつも梓のあとをついてきていた昔を思い出した。
この間は三人で外でのギター演奏をした。と言っても柊は見ているだけだったのだが、灯を除いた梓と柊は楽しんだ。
灯は「無理です」と即答だったが「そういえば前に灯ちゃん、ギターのお返しできてないって言ってたよね」と梓が言うと渋々折れてくれた。柊は微妙な顔をしつつも「やるしかねーな、アカリ」と苦笑していた。
本当はお返しなどいらないし、まだつき合っていなかった冬の誕生日にはプレゼントを貰っているので十分だったが、ものは言い様だなと梓は灯にニッコリ笑みを向けた。
外での演奏を灯は緊張しながらも、梓としては十分なほど弾きこなした。きっとこれからもっと成長していくんだろうなと思うと自分のことのように嬉しい。できれば沢山の人に、灯の作詞作曲、演奏や歌を聴いてもらいたいと思った。そして灯にももっと楽しんで欲しい。将来のことも決めつけないでゆっくり考えて欲しい。
「そういえばアズさん、一人暮らしするの、もうすぐですよね? 引っ越し、手伝いますね。……でも……遠くなる……?」
いつものように灯を送るついでの散歩道で、ふと灯が聞いてきた。
「うん、もうすぐ。でも遠くないよ」
「本当? よかった……遠くなったら寂しいなって思ってました」
「灯ちゃんはほんとかわいいなぁ。……ねぇ、灯」
人気のない道だしと梓はそっと灯の手を握った。すぐに顔が赤くなるが、灯は繋いだまま「はい」と見上げてくる。
「寂しいならね、週末、灯のお母さんが間違いなく仕事休みの時は泊まりにきて」
「……え?」
「本当は一緒に住もうかって言いたいところだけど、灯にはお母さんと恋ちゃんがいるから」
硬い、ごつごつしている灯の指をなぞった後に、梓はもう少しだけ、繋いだ手をきゅっと握る。
「だから、たまの週末だけ、同棲しよ」
「……っはい!」
先のことなんて考えてなかった頃が思い出せないくらい、今もこの先も楽しい。
ねぇ、灯。
これからもっと、君の音楽を聴かせて。そして俺にも奏でさせて。
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