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3Wednesday
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「風紀の分のさー、会計資料ちょっと風紀に持ってくわ」
今まで必死になって作ったデータをUSBメモリに入れ、青葉はさりげなさを装って立ち上がった。
「……いってらっしゃぁい」
雑誌を読んでいた睦はじっと青葉を見た後にニヤリと笑いながら手を振ってきた。その表情に少しだけうっとなりながら、青葉は何でもない風を装って隣の部屋へ向かう。
自分の気持ちはまだ睦に言ってなかった。だからバレていないはず、と内心言い聞かせる。
「基久せんぱーい。これー」
相変わらずな態度で、机に座って何らかの入力していた基久に対して、青葉は無造作にUSBメモリを渡した。
「何、これ? っていうか青葉、何でそんな顔赤いんだ?」
「はっ? あ、赤くねぇよ! 基久先輩、委員長のくせにいい加減なこと言うなよな!」
「委員長関係ないと思うんだけどな。で、これ何?」
「そっちの会計データ! いるでしょ」
「ああ。そっか、ありがとう」
何だろうという顔でUSBメモリを見ていた基久が、ニッコリ笑いながら礼を言ってくる。その様子は本当に裏もなく、あっけらかんと明るい。
……慶一くんも、もし男とつき合うとしてもこういう爽やかなイケメンのがやっぱいいかな。俺みたいに性格悪いのは絶対無理かな。……っていやいや、俺諦めるつもりだよね?
青葉がふるふる頭を振ると、慶一の姿が見えた。急に頭を振ってきて「どうしたの」とポカンと聞いてくる基久を無視し、青葉はそっと慶一の様子を窺う。
慶一も何やら資料でも作成しているのか、じっとパソコンを見ながらキーボードをひたすら叩いている。いつも無表情なので特に変わった様子はないが、それでもひたすら仕事をしている慶一を見て青葉は少し俯きながら口元を緩めた。
「ほんとどうしたんだ?」
するとまた基久が聞いてくる。
「な、んでもねーし。とりあえず基久先輩、渡したからねー」
ムッとした顔しながら青葉は言い返すと、また生徒会室のほうへ戻った。
「おかえりー、あお。……慶一くん、いた?」
席へ戻ると隣の睦が頬杖つきながらニヤニヤ聞いてくる。
「はっ? え? あ、え、えっとい、いた」
見てないと言えばよかったものを、つい正直に答えてしまう。こればかりは性格なのかもしれないと青葉は自分が微妙になる。性格が悪いのは自覚しているが、嘘はどうにも苦手だった。とはいえ睦に「慶一が好きだ」と言うつもりないし、できればどうしようもなくなる前に諦める予定ではある。
「へぇ。後でじゃあ拉致して楽しんでこよーかなー」
睦がニコニコ青葉を見てきた。
「……あんま変なことばっかしてたら好きになってもらえねーんじゃねーの?」
「えー? 別に変なことしてねーでしょ? 気持ちいーことしかしてねーじゃん今までも」
「……そーなんだけどさー」
「そー言うならあおも一緒にしなよ。んで俺が変なことしねーよーに見張ればいーんじゃね?」
「……俺は……もーしねーし……」
ニッコリ言われ、青葉は少し俯きつつ顔をそらしながら呟いた。
「何で?」
「何で……、って。……むつ好きなんでしょ? なのによく俺誘うよね?」
「だって楽しーほーがいーじゃん」
「……慶一くんが楽しくないよ……きっと」
「……は? ……あお、何言ってんの? らしくねーよね」
「別に……俺は俺だし。つか興味ねーの! そんだけ!」
青葉は言い放つとまた立ち上がり、再度生徒会室を出て行った。風紀室も横切って廊下に出る時、たまたまだが慶一と目が合った。そのまま構わず廊下へ出ると、しばらく歩き続けてから青葉はその場に蹲った。
耳が熱い。慶一と目が合っただけだというのに、心臓がというよりもはや内臓がおかしい。気持ち悪さすら覚え、青葉は蹲ったまま口を押さえる。
「……しんぞー、口から出るんかも」
それくらい気持ち悪い。ドキドキを通り越してドンドンと打ちつけてくる心臓のせいで流れている血液までも脈打っている感じがする。さすがに自分でもちょっとおかしいのではないかと思った。
今までさんざんいたぶり、からかい、そして犯した相手に対して今さら何これ、と呆れる。
目が合っただけなんだけど!
それでもやっぱり嬉しかった。別に気持ちが通じ合っているわけでもないし向こうは下手したら青葉と認識すらしてなかったかもしれない。目が合ったと青葉が思い込んでいるだけで、たまたま青葉の方向を見ただけなのかもしれない。それだというのに「合った」ということが嬉しくて堪らない。
……好きって、ヤバくね……?
ようやく立ち上がると青葉は息を吸い込み、思いきり吐き出した。
情けないが恐らく自分にとってこれは初恋だ。高校に入って初めてなど、本気で微妙になりそうだが仕方ない。
……そして自覚した途端失恋だけどな。
歩きながら青葉は微妙な顔して思う。散々弄んだ青葉のことを慶一が好きなわけないというだけでなく、諦めなければならない。
普通に考えると諦めるほうがおかしいのかもしれない。いくら兄も同じ相手が好きなのだとしても、だったら競い合えばいいのかもしれない。
でも、と青葉は少し俯いた。
睦のことも好きなのだ。もちろん慶一に対して抱いている気持ちとは全く違う。恋愛として好きなのではない。
大切な身内として好き。
小さい頃からいつも一緒にいてくれて、おもしろいことたくさん教えてくれて、かわいがってくれた睦が好きだし、青葉はまだ慶一への気持ちを自覚しだしたところだ。恐らく睦は前から好きだったのだろう。だったら自分が諦めるほうが妥当な気がした。
大丈夫、諦められる。そこまで好きじゃない。
すたすた歩きながら、青葉は内心自分に言い聞かせた。
少し胸は痛んだ。少しではあるが、ちくりといった感じではなくジクジクした痛みだ。まるで化膿でもしそうな、悪化しそうな痛みのようで青葉は自分に舌打ちする。
「……キメェんだよ、俺」
最近ちゃんとセックスしていないからかもしれない。ずっとそういうことしてなくて、ようやく慶一と二人きりになった時も結局慶一を手でイかせただけだった。
青葉は柔道部が練習しているであろうグラウンド側の武道館へ向かう。
「北條、何か用?」
柔道部にいる友人が青葉に気づき、声かけてきた。
「セックスしてねーんだよね……」
「は? え、ちょ、何の話だよ? そんな不健全なこと健全にスポーツしてる俺らに持ち込んでくんなよ、つか風紀が何言ってんだよ……」
「ちげーし。別にお前らに突っ込みたいなんて思ってねーし。いいからイケメン何人か貸してよ。組敷きてーし」
「発言がもうアウトだろ!」
「うるせーな。知ってんだろ、俺いい練習相手になるよ? 変なことはしねーよ。でも遠慮なく投げるけどね」
セックス以外にも発散方法はある。スポーツは嫌いじゃない。好きだ。
青葉は柔道着を友人に借りると、その場で着替え始めて周りの数名を赤くさせつつ友人には叱られた。
「ちょー投げてあげるから、来て?」
青葉はいつものように人を見下すかのような笑みを浮かべ、掌を上に向けると指を手前に曲げて柔道部員を挑発した。
今まで必死になって作ったデータをUSBメモリに入れ、青葉はさりげなさを装って立ち上がった。
「……いってらっしゃぁい」
雑誌を読んでいた睦はじっと青葉を見た後にニヤリと笑いながら手を振ってきた。その表情に少しだけうっとなりながら、青葉は何でもない風を装って隣の部屋へ向かう。
自分の気持ちはまだ睦に言ってなかった。だからバレていないはず、と内心言い聞かせる。
「基久せんぱーい。これー」
相変わらずな態度で、机に座って何らかの入力していた基久に対して、青葉は無造作にUSBメモリを渡した。
「何、これ? っていうか青葉、何でそんな顔赤いんだ?」
「はっ? あ、赤くねぇよ! 基久先輩、委員長のくせにいい加減なこと言うなよな!」
「委員長関係ないと思うんだけどな。で、これ何?」
「そっちの会計データ! いるでしょ」
「ああ。そっか、ありがとう」
何だろうという顔でUSBメモリを見ていた基久が、ニッコリ笑いながら礼を言ってくる。その様子は本当に裏もなく、あっけらかんと明るい。
……慶一くんも、もし男とつき合うとしてもこういう爽やかなイケメンのがやっぱいいかな。俺みたいに性格悪いのは絶対無理かな。……っていやいや、俺諦めるつもりだよね?
青葉がふるふる頭を振ると、慶一の姿が見えた。急に頭を振ってきて「どうしたの」とポカンと聞いてくる基久を無視し、青葉はそっと慶一の様子を窺う。
慶一も何やら資料でも作成しているのか、じっとパソコンを見ながらキーボードをひたすら叩いている。いつも無表情なので特に変わった様子はないが、それでもひたすら仕事をしている慶一を見て青葉は少し俯きながら口元を緩めた。
「ほんとどうしたんだ?」
するとまた基久が聞いてくる。
「な、んでもねーし。とりあえず基久先輩、渡したからねー」
ムッとした顔しながら青葉は言い返すと、また生徒会室のほうへ戻った。
「おかえりー、あお。……慶一くん、いた?」
席へ戻ると隣の睦が頬杖つきながらニヤニヤ聞いてくる。
「はっ? え? あ、え、えっとい、いた」
見てないと言えばよかったものを、つい正直に答えてしまう。こればかりは性格なのかもしれないと青葉は自分が微妙になる。性格が悪いのは自覚しているが、嘘はどうにも苦手だった。とはいえ睦に「慶一が好きだ」と言うつもりないし、できればどうしようもなくなる前に諦める予定ではある。
「へぇ。後でじゃあ拉致して楽しんでこよーかなー」
睦がニコニコ青葉を見てきた。
「……あんま変なことばっかしてたら好きになってもらえねーんじゃねーの?」
「えー? 別に変なことしてねーでしょ? 気持ちいーことしかしてねーじゃん今までも」
「……そーなんだけどさー」
「そー言うならあおも一緒にしなよ。んで俺が変なことしねーよーに見張ればいーんじゃね?」
「……俺は……もーしねーし……」
ニッコリ言われ、青葉は少し俯きつつ顔をそらしながら呟いた。
「何で?」
「何で……、って。……むつ好きなんでしょ? なのによく俺誘うよね?」
「だって楽しーほーがいーじゃん」
「……慶一くんが楽しくないよ……きっと」
「……は? ……あお、何言ってんの? らしくねーよね」
「別に……俺は俺だし。つか興味ねーの! そんだけ!」
青葉は言い放つとまた立ち上がり、再度生徒会室を出て行った。風紀室も横切って廊下に出る時、たまたまだが慶一と目が合った。そのまま構わず廊下へ出ると、しばらく歩き続けてから青葉はその場に蹲った。
耳が熱い。慶一と目が合っただけだというのに、心臓がというよりもはや内臓がおかしい。気持ち悪さすら覚え、青葉は蹲ったまま口を押さえる。
「……しんぞー、口から出るんかも」
それくらい気持ち悪い。ドキドキを通り越してドンドンと打ちつけてくる心臓のせいで流れている血液までも脈打っている感じがする。さすがに自分でもちょっとおかしいのではないかと思った。
今までさんざんいたぶり、からかい、そして犯した相手に対して今さら何これ、と呆れる。
目が合っただけなんだけど!
それでもやっぱり嬉しかった。別に気持ちが通じ合っているわけでもないし向こうは下手したら青葉と認識すらしてなかったかもしれない。目が合ったと青葉が思い込んでいるだけで、たまたま青葉の方向を見ただけなのかもしれない。それだというのに「合った」ということが嬉しくて堪らない。
……好きって、ヤバくね……?
ようやく立ち上がると青葉は息を吸い込み、思いきり吐き出した。
情けないが恐らく自分にとってこれは初恋だ。高校に入って初めてなど、本気で微妙になりそうだが仕方ない。
……そして自覚した途端失恋だけどな。
歩きながら青葉は微妙な顔して思う。散々弄んだ青葉のことを慶一が好きなわけないというだけでなく、諦めなければならない。
普通に考えると諦めるほうがおかしいのかもしれない。いくら兄も同じ相手が好きなのだとしても、だったら競い合えばいいのかもしれない。
でも、と青葉は少し俯いた。
睦のことも好きなのだ。もちろん慶一に対して抱いている気持ちとは全く違う。恋愛として好きなのではない。
大切な身内として好き。
小さい頃からいつも一緒にいてくれて、おもしろいことたくさん教えてくれて、かわいがってくれた睦が好きだし、青葉はまだ慶一への気持ちを自覚しだしたところだ。恐らく睦は前から好きだったのだろう。だったら自分が諦めるほうが妥当な気がした。
大丈夫、諦められる。そこまで好きじゃない。
すたすた歩きながら、青葉は内心自分に言い聞かせた。
少し胸は痛んだ。少しではあるが、ちくりといった感じではなくジクジクした痛みだ。まるで化膿でもしそうな、悪化しそうな痛みのようで青葉は自分に舌打ちする。
「……キメェんだよ、俺」
最近ちゃんとセックスしていないからかもしれない。ずっとそういうことしてなくて、ようやく慶一と二人きりになった時も結局慶一を手でイかせただけだった。
青葉は柔道部が練習しているであろうグラウンド側の武道館へ向かう。
「北條、何か用?」
柔道部にいる友人が青葉に気づき、声かけてきた。
「セックスしてねーんだよね……」
「は? え、ちょ、何の話だよ? そんな不健全なこと健全にスポーツしてる俺らに持ち込んでくんなよ、つか風紀が何言ってんだよ……」
「ちげーし。別にお前らに突っ込みたいなんて思ってねーし。いいからイケメン何人か貸してよ。組敷きてーし」
「発言がもうアウトだろ!」
「うるせーな。知ってんだろ、俺いい練習相手になるよ? 変なことはしねーよ。でも遠慮なく投げるけどね」
セックス以外にも発散方法はある。スポーツは嫌いじゃない。好きだ。
青葉は柔道着を友人に借りると、その場で着替え始めて周りの数名を赤くさせつつ友人には叱られた。
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