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21話
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「うん、そっか」
『うん。いずれ留学もしたいしね。隼くんはお兄さんみたいに留学、しないの?』
「んー、今のところは考えてないかな。実際大学行けばもしかしたら気が変わるかもだけど」
『そっか。お互い、がんばろうね』
「そうだな」
『別れてもたまには勉強のこととかさ、話、できる?』
「それはもちろん」
『よかった。じゃあそろそろ切るね』
「うん。さよなら」
電話を切った後、隼はころりとベッドへ転がった。嫌いになったのではないから少し寂しい気もするが、仕方ないなと思う。
『お兄さんみたいに留学……』
そしてふとその言葉が過ぎった。
隼の兄は年が少し離れていて、もう医師として働いている。一応日本の医療機関に勤めているが、今は海外にいる。留学の際に臨床研修を受けており、派遣時には定められた現地での国家試験もパスしている。
海外で開業するどころか普通に勤めるだけでも特に「外国人」という意味で難しいが、兄は日本で所属している医師として現地で働いているのもあり、待遇は悪くないようだ。それもこれも成績が優秀で、そして若いながらもかなり腕が確かだからだろう。隼はそんな兄にずっと憧れてきたし、多分これからも憧れ続けると思う。
ちなみに避けている父親も優秀な医師だ。だからこそ、隼はこうして日々勉学に勤しんでいる。何度も何度も心の中で思うように、憧れの兄を目指すため、そして父親を見返すため。
「学校は勉強するだけの場じゃねえ。自分というものを向上させるための一つが勉強だ。内面も外見も付き合いも何もかも他はどうでもいいと思ってるなら大間違いだからな」
だがふと前に凪に言われた言葉がまた過った。
……そういう考え方もあるかもしれない。でも俺はとりあえずは勉強だと思っているし、電話の相手も自分と同じ考え方だからこそ仲よくなれたし付き合い続けられたし、結果別れることになってもお互い友好的でいられた。
自分に言い聞かせるように思いつつも何となくスッキリせず、隼は伸びしてから寝室を出た。ちょうどそろそろ夕飯の時間だった。
ふとテーブルを見ると、案の定雅也がすでに座っている。確か出かけていたはずなのに、こうしてほぼ毎日律儀に同じような時間帯になるとそこにいる雅也がおかしくて、隼はそっと笑った。
「……電話でもしてたのか?」
準備はしてあったので火を入れるだけだった肉豆腐を温め、テーブルへ運ぶと雅也が怪訝そうに聞いてきた。
「ああ、うん」
食べる時は勝手がわからないらしく雅也は基本的に座ったままだ。本人曰く、その代わり食べ終えた後は自分がする、のだそうだ。
「……お前が……? 珍しいな」
「そう? まぁ、そうかな」
確かに滅多に電話もメールもしない。
「……誰?」
何が気になるのか、雅也はそわそわとしながら聞いてくる。隼は怪訝に思いながら豆腐を口へ運んだ。そしてしっかり出汁と肉の味が染み込んでいることに満足する。雅也のほうはそわそわしつつも、さっそく肉に食らいついているようだ。
……犬だもんな。いや、狼だっけか。
そんな適当なことを考えていると「誰だったんだよ。彼女か?」とまた聞いてきた。声は少しイラついたような色を帯びている。
「ああ、ごめん。えっと……彼女……だった、かな?」
「あ?」
イラついたような顔を今度は怪訝そうに歪めてきた。整ってはいるが、知らない人が見たら多分怖がるような表情だろう。隼は慣れもあって全く怖くないので、淡々と説明した。
中学の頃からつき合っていた女子と、あまり会う暇もないし他にやることもあるしでさっき電話で別れたのだ、と。
「え、おま……、は? そ、そんなでいいのかよ……?」
「そんな?」
「電話でとか! 会う暇とか!」
「……? うん」
隼はまた怪訝に思いながら頷いた。すると雅也は妙な顔つきになり「……あれだ、その、ほら俺の肉も食えよ」と隼の皿に自分の分の肉を置いてきた。
「? 肉、美味しくなかった?」
「は? うめぇよ!」
いまいちだったのかなと隼が聞くと、ムッとしたように言い返しながら残りの豆腐と玉ねぎでご飯をお代わりしていた。
その後も何故か隼の顔を窺うような雅也に、隼はそっと首を傾げる。
いったい何だというのだ。
自分は何か変なことを言ったのだろうかと思いつつも、思い当たることが何一つないので気にするのも面倒になった。よって隼はそっとしておくことにした。すると今度は「大丈夫なのか?」「菓子食うか?」と、普段全く使ってないであろう気を使ってくる。
「……雅也どうしたの? 雅也こそ大丈夫?」
怪訝そうに聞けば「俺は大丈夫に決まってんだろうが!」とムッとしてくる。相変わらず理解できそうでできないものだなと隼はしみじみ思った。とりあえず「大丈夫か」と言われても何のことかわからなく答えようがないので、違う話を面倒だが振ることにした。
とはいえ普段から誰かとあまり会話をしないので話題が浮かばない。ふと浮かんだのは「彼女」という言葉。先ほど自分が電話していたからだろうなと冷静に思いつつ、これでいいかと口にした。
「そういえば雅也の彼女ってどんな人?」
「あぁ? な、何だよいきなり」
雅也の方がよっぽど色々いきなりだと思うけれどもと内心苦笑しつつ、隼は「何となく」と答える。
「どんなって……年上」
「へえ。大人なんだ」
「……大人っつーか、大学行ってる」
「ああ、だから雅也はよく遊びに行ってるんだね。社会人だと中々難しいもんな」
「っるせぇな! どうだっていいだろ!」
「まあそうだけど。どんな感じの人なの」
実際どうだっていいとは思ったが、また耳を真っ赤にしながらムッとしている雅也の反応が面白くてつい隼は続けて質問する。
「知るかよ。……あれだ、そいやお前にどっかちょっと似てる」
「は? 顔、が……?」
隼が心底微妙な気持ちで雅也を見ると、ハッとなった後で今度は顔まで赤くしながら雅也が手を大きく振ってきた。
「っち、ちげぇ! 別にお前にそっくりとかそんなんじゃねえし、顔も似てねえよ! ただ冷めてるっつーか、ことなかれ主義っつーか。俺が何してもニコニコしてむしろ楽しんでるっつーか」
何て言われようだと隼はそっと思う。とはいえわからなくもないのでまた微妙な顔になる。
ていうか似てる部分ってことで冷めてるって言われた。やっぱりクールだって言われてるし冷たいんだな、俺。
そう思いつつ、隼はやはり少しおかしくも思う。こんな見た目怖そうな不良なのに、彼女に何となく手のひらで転がされているところを想像してしまった。それもまた、わからなくもないと思う。不良みたいだけれども、年上の彼女なら雅也を転がしたくもなるだろう。
反応がだっておもしろい。
隼からすればそこまではないけれども、少しまだ警戒心のある飼いたての犬という感じが拭えない。
「何がおかしいんだよコラ!」
どうやらとうとう顔に出ていたらしい。雅也がギロリと睨んでくる。けれどもやはりまだ耳も顔も少し赤い。
「いや、何かいい感じなんだろうなって思って。ていうか何してもニコニコって、例えば何するの?」
「ぇ、い、いや。別に……その、た、例えば俺が、その、お前……」
「ん?」
隼がニッコリ首を傾げると、また腹を立てたのか雅也は少し赤かった顔をさらに真っ赤にしながら「何でもねぇよ!」と部屋に籠ってしまった。やはり飼いたてわんこの扱いは難しいらしい。
『うん。いずれ留学もしたいしね。隼くんはお兄さんみたいに留学、しないの?』
「んー、今のところは考えてないかな。実際大学行けばもしかしたら気が変わるかもだけど」
『そっか。お互い、がんばろうね』
「そうだな」
『別れてもたまには勉強のこととかさ、話、できる?』
「それはもちろん」
『よかった。じゃあそろそろ切るね』
「うん。さよなら」
電話を切った後、隼はころりとベッドへ転がった。嫌いになったのではないから少し寂しい気もするが、仕方ないなと思う。
『お兄さんみたいに留学……』
そしてふとその言葉が過ぎった。
隼の兄は年が少し離れていて、もう医師として働いている。一応日本の医療機関に勤めているが、今は海外にいる。留学の際に臨床研修を受けており、派遣時には定められた現地での国家試験もパスしている。
海外で開業するどころか普通に勤めるだけでも特に「外国人」という意味で難しいが、兄は日本で所属している医師として現地で働いているのもあり、待遇は悪くないようだ。それもこれも成績が優秀で、そして若いながらもかなり腕が確かだからだろう。隼はそんな兄にずっと憧れてきたし、多分これからも憧れ続けると思う。
ちなみに避けている父親も優秀な医師だ。だからこそ、隼はこうして日々勉学に勤しんでいる。何度も何度も心の中で思うように、憧れの兄を目指すため、そして父親を見返すため。
「学校は勉強するだけの場じゃねえ。自分というものを向上させるための一つが勉強だ。内面も外見も付き合いも何もかも他はどうでもいいと思ってるなら大間違いだからな」
だがふと前に凪に言われた言葉がまた過った。
……そういう考え方もあるかもしれない。でも俺はとりあえずは勉強だと思っているし、電話の相手も自分と同じ考え方だからこそ仲よくなれたし付き合い続けられたし、結果別れることになってもお互い友好的でいられた。
自分に言い聞かせるように思いつつも何となくスッキリせず、隼は伸びしてから寝室を出た。ちょうどそろそろ夕飯の時間だった。
ふとテーブルを見ると、案の定雅也がすでに座っている。確か出かけていたはずなのに、こうしてほぼ毎日律儀に同じような時間帯になるとそこにいる雅也がおかしくて、隼はそっと笑った。
「……電話でもしてたのか?」
準備はしてあったので火を入れるだけだった肉豆腐を温め、テーブルへ運ぶと雅也が怪訝そうに聞いてきた。
「ああ、うん」
食べる時は勝手がわからないらしく雅也は基本的に座ったままだ。本人曰く、その代わり食べ終えた後は自分がする、のだそうだ。
「……お前が……? 珍しいな」
「そう? まぁ、そうかな」
確かに滅多に電話もメールもしない。
「……誰?」
何が気になるのか、雅也はそわそわとしながら聞いてくる。隼は怪訝に思いながら豆腐を口へ運んだ。そしてしっかり出汁と肉の味が染み込んでいることに満足する。雅也のほうはそわそわしつつも、さっそく肉に食らいついているようだ。
……犬だもんな。いや、狼だっけか。
そんな適当なことを考えていると「誰だったんだよ。彼女か?」とまた聞いてきた。声は少しイラついたような色を帯びている。
「ああ、ごめん。えっと……彼女……だった、かな?」
「あ?」
イラついたような顔を今度は怪訝そうに歪めてきた。整ってはいるが、知らない人が見たら多分怖がるような表情だろう。隼は慣れもあって全く怖くないので、淡々と説明した。
中学の頃からつき合っていた女子と、あまり会う暇もないし他にやることもあるしでさっき電話で別れたのだ、と。
「え、おま……、は? そ、そんなでいいのかよ……?」
「そんな?」
「電話でとか! 会う暇とか!」
「……? うん」
隼はまた怪訝に思いながら頷いた。すると雅也は妙な顔つきになり「……あれだ、その、ほら俺の肉も食えよ」と隼の皿に自分の分の肉を置いてきた。
「? 肉、美味しくなかった?」
「は? うめぇよ!」
いまいちだったのかなと隼が聞くと、ムッとしたように言い返しながら残りの豆腐と玉ねぎでご飯をお代わりしていた。
その後も何故か隼の顔を窺うような雅也に、隼はそっと首を傾げる。
いったい何だというのだ。
自分は何か変なことを言ったのだろうかと思いつつも、思い当たることが何一つないので気にするのも面倒になった。よって隼はそっとしておくことにした。すると今度は「大丈夫なのか?」「菓子食うか?」と、普段全く使ってないであろう気を使ってくる。
「……雅也どうしたの? 雅也こそ大丈夫?」
怪訝そうに聞けば「俺は大丈夫に決まってんだろうが!」とムッとしてくる。相変わらず理解できそうでできないものだなと隼はしみじみ思った。とりあえず「大丈夫か」と言われても何のことかわからなく答えようがないので、違う話を面倒だが振ることにした。
とはいえ普段から誰かとあまり会話をしないので話題が浮かばない。ふと浮かんだのは「彼女」という言葉。先ほど自分が電話していたからだろうなと冷静に思いつつ、これでいいかと口にした。
「そういえば雅也の彼女ってどんな人?」
「あぁ? な、何だよいきなり」
雅也の方がよっぽど色々いきなりだと思うけれどもと内心苦笑しつつ、隼は「何となく」と答える。
「どんなって……年上」
「へえ。大人なんだ」
「……大人っつーか、大学行ってる」
「ああ、だから雅也はよく遊びに行ってるんだね。社会人だと中々難しいもんな」
「っるせぇな! どうだっていいだろ!」
「まあそうだけど。どんな感じの人なの」
実際どうだっていいとは思ったが、また耳を真っ赤にしながらムッとしている雅也の反応が面白くてつい隼は続けて質問する。
「知るかよ。……あれだ、そいやお前にどっかちょっと似てる」
「は? 顔、が……?」
隼が心底微妙な気持ちで雅也を見ると、ハッとなった後で今度は顔まで赤くしながら雅也が手を大きく振ってきた。
「っち、ちげぇ! 別にお前にそっくりとかそんなんじゃねえし、顔も似てねえよ! ただ冷めてるっつーか、ことなかれ主義っつーか。俺が何してもニコニコしてむしろ楽しんでるっつーか」
何て言われようだと隼はそっと思う。とはいえわからなくもないのでまた微妙な顔になる。
ていうか似てる部分ってことで冷めてるって言われた。やっぱりクールだって言われてるし冷たいんだな、俺。
そう思いつつ、隼はやはり少しおかしくも思う。こんな見た目怖そうな不良なのに、彼女に何となく手のひらで転がされているところを想像してしまった。それもまた、わからなくもないと思う。不良みたいだけれども、年上の彼女なら雅也を転がしたくもなるだろう。
反応がだっておもしろい。
隼からすればそこまではないけれども、少しまだ警戒心のある飼いたての犬という感じが拭えない。
「何がおかしいんだよコラ!」
どうやらとうとう顔に出ていたらしい。雅也がギロリと睨んでくる。けれどもやはりまだ耳も顔も少し赤い。
「いや、何かいい感じなんだろうなって思って。ていうか何してもニコニコって、例えば何するの?」
「ぇ、い、いや。別に……その、た、例えば俺が、その、お前……」
「ん?」
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