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12話
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「固まっておられるようですわね」
「何か言ったらどうですの」
いや、細かいな、ってびっくりしてたんだよ……。
とはいえレナードがナッツを嫌いなことは確かに知らなかった。というかレナードに苦手なものがあることすら知らないし、弱点なども気にしたこともなかった。弱点に関してはまあ、憎んでいる訳でもなし、いちいち考えないだろうが、苦手なことを気にしないのはこちらがレナードに関心がないからというよりは、なんとなくだがレナードが全然そんな素振りを見せてこないからな気がする。
「それは確かに知らなかったです。教えてくださりありがとうございます」
とりあえず何か言えと言われているようなので、イーディスは素直な気持ちを笑顔で伝えた。だというのに令嬢たちはますます不満な顔をしてくる。女の子って難しいんだなとしみじみ思った。
「とにかく! 馴れ馴れしい態度はどうかと思いますことよ!」
いわゆる捨て台詞のような言葉すら微笑ましく思いながら、去ろうとしている令嬢たちを見ていると一人がバランスを崩して転びそうになった。
「おっと」
イーディスはとっさに手を伸ばし、その令嬢を支えた。
「危なかったね、気をつけて」
「あ、ありがとうござい、ます」
今まで不満をぶつけていた相手に支えられたからか、その令嬢は顔を真っ赤にして小さな声で礼を言ってきた。そんな様子すらイーディスには可愛らしく思えてしまう。つい「可愛らしいな」と呟いてしまい、侮辱されたとでも思ったのか、令嬢はますます顔を赤らめてきた。
「な、何をなさっているのです。行きますよ!」
呆然と様子を見ていた他の令嬢たちが慌てたように言ってくる。するとイーディスが抱えていた令嬢も慌ててイーディスから離れ、小さく頭を下げてくると他の令嬢についていった。
「ディー」
遠くでイーディスが令嬢たちといるのに気づいたらしいリーゼロッテが令嬢としての範疇でなんとか早足でやって来てくれていた。普段走ることなどないからだろう、息がとても乱れている。
「ロッテ、大丈夫?」
「だ、大丈夫なのか聞きたいのはこちらよ。何か言われてたの? 大丈夫?」
自分が令嬢に囲まれたら困惑しておろおろするであろうリーゼロッテが自分のために駆けつけてくれたことを、イーディスはとてつもなく嬉しく思った。
「ありがとう、ロッテ。私は全然大丈夫。むしろ楽しかったよ」
「楽しい……? てっきり……レナード殿下のことで……何か言われてたかと……思ったんだけど……」
「その通り。レナードのことで何か言っていたなあ」
心底楽しかったという風にしみじみ言えばまだ息が整わないリーゼロッテが呆れたような顔で見てきた。
「そういえば、あの方たちが去っていく前に何か悶着があったようだけど……」
「悶着? ああ、あれかな? 一人がね、転びそうになったの。ここの令嬢たちは運動不足さんが多いなあ。あとお尻の筋肉が少ないのかな。股関節の動きが鈍い気がする」
「……たまにあなたが何を言っているのかわからないわ……」
この世界では筋肉がどうこうとか股関節がどうこうといった内容は一般的ではないのだろうかとイーディスは慌ててむしろ話を続けた。病院でよくリハビリ担当の看護師に指導を受けていたせいでつい関節のことなども気になってしまうのかもしれない。
「とりあえず転びそうになってたので私が支えてたの。それだけだよ」
「あなたよりあちらのほうが背が高そうでしたのに」
「女の子一人支えるくらいは余裕だよ、何てったって剣を振り回してるしね」
「……ああ、そうでしたわね」
この学園では身内以外にリーゼロッテだけには騎士を目指して剣の稽古をしていることを話していた。最初それを聞いたリーゼロッテは目をむいて驚いていたが「でもあなたらしい。カッコいいと思う」などと笑ってくれたのがイーディスは嬉しかった。姉のエレンは優しくて大好きだが、淑女過ぎてかイーディスが令嬢らしくない振舞いをすることにはいい顔をしてくれない。
「心配してくれてありがとうね、ロッテ。大好き」
「私もディーが大好きよ」
リーゼロッテはふわりと笑った。
「私、ロッテにワッフルを作ってきたの」
「まぁ、嬉しい。ではご一緒にお茶をしましょうよ」
改めて女の子っていいなとしみじみ思いつつ、イーディスはナッツのことを思い出し、次にレナードが休日にやって来る時にナッツのことを聞いてみようと一人頷いた。
「ねえレナード」
その休日、剣や乗馬の練習を終えた後にお茶を飲みながらイーディスは切り出した。
「なに、イーディス。とうとう僕と婚約してくれる気になった?」
「なってないな」
「ええー……」
「そんなことよりね」
「そんなこと……」
「あなたってナッツが嫌いなの?」
別に聞き辛いことでも何でもないのでズバリ聞くと、レナードは驚いた顔をした後に今度は不満そうな顔をしてきた。相変わらず表情のわかりやすい男だなと思っていると「何で……」とレナードが呟いてきた。
「何? もしかして私がナッツのこと知るのが不満なの?」
「そうじゃなくて、いや、ううん、まあ確かに知られたくはなかったよ。不満なのはでもそれじゃない。イーディスにはバレないようにしてたんだ。なのに何で。誰がばらしたの……」
「あら。何故私にだけバレないようにするの?」
令嬢たちが知っていたということは王族として秘密にしている訳でもない上に、親しい者だけが知っているという訳でもないことなのだろう。そんな誰もがたまたまだろうが知り得そうなことを何故あえてイーディスにだけ内緒にするのか。ナッツのことだってちゃんと知っていたらペカンのケーキなど渡さなかったし、渡した時も言ってくれればよかったのだ。そんなことを遠慮しあう仲ではないと思っていたのにとイーディスは面白くなさげにレナードを見た。
「何か言ったらどうですの」
いや、細かいな、ってびっくりしてたんだよ……。
とはいえレナードがナッツを嫌いなことは確かに知らなかった。というかレナードに苦手なものがあることすら知らないし、弱点なども気にしたこともなかった。弱点に関してはまあ、憎んでいる訳でもなし、いちいち考えないだろうが、苦手なことを気にしないのはこちらがレナードに関心がないからというよりは、なんとなくだがレナードが全然そんな素振りを見せてこないからな気がする。
「それは確かに知らなかったです。教えてくださりありがとうございます」
とりあえず何か言えと言われているようなので、イーディスは素直な気持ちを笑顔で伝えた。だというのに令嬢たちはますます不満な顔をしてくる。女の子って難しいんだなとしみじみ思った。
「とにかく! 馴れ馴れしい態度はどうかと思いますことよ!」
いわゆる捨て台詞のような言葉すら微笑ましく思いながら、去ろうとしている令嬢たちを見ていると一人がバランスを崩して転びそうになった。
「おっと」
イーディスはとっさに手を伸ばし、その令嬢を支えた。
「危なかったね、気をつけて」
「あ、ありがとうござい、ます」
今まで不満をぶつけていた相手に支えられたからか、その令嬢は顔を真っ赤にして小さな声で礼を言ってきた。そんな様子すらイーディスには可愛らしく思えてしまう。つい「可愛らしいな」と呟いてしまい、侮辱されたとでも思ったのか、令嬢はますます顔を赤らめてきた。
「な、何をなさっているのです。行きますよ!」
呆然と様子を見ていた他の令嬢たちが慌てたように言ってくる。するとイーディスが抱えていた令嬢も慌ててイーディスから離れ、小さく頭を下げてくると他の令嬢についていった。
「ディー」
遠くでイーディスが令嬢たちといるのに気づいたらしいリーゼロッテが令嬢としての範疇でなんとか早足でやって来てくれていた。普段走ることなどないからだろう、息がとても乱れている。
「ロッテ、大丈夫?」
「だ、大丈夫なのか聞きたいのはこちらよ。何か言われてたの? 大丈夫?」
自分が令嬢に囲まれたら困惑しておろおろするであろうリーゼロッテが自分のために駆けつけてくれたことを、イーディスはとてつもなく嬉しく思った。
「ありがとう、ロッテ。私は全然大丈夫。むしろ楽しかったよ」
「楽しい……? てっきり……レナード殿下のことで……何か言われてたかと……思ったんだけど……」
「その通り。レナードのことで何か言っていたなあ」
心底楽しかったという風にしみじみ言えばまだ息が整わないリーゼロッテが呆れたような顔で見てきた。
「そういえば、あの方たちが去っていく前に何か悶着があったようだけど……」
「悶着? ああ、あれかな? 一人がね、転びそうになったの。ここの令嬢たちは運動不足さんが多いなあ。あとお尻の筋肉が少ないのかな。股関節の動きが鈍い気がする」
「……たまにあなたが何を言っているのかわからないわ……」
この世界では筋肉がどうこうとか股関節がどうこうといった内容は一般的ではないのだろうかとイーディスは慌ててむしろ話を続けた。病院でよくリハビリ担当の看護師に指導を受けていたせいでつい関節のことなども気になってしまうのかもしれない。
「とりあえず転びそうになってたので私が支えてたの。それだけだよ」
「あなたよりあちらのほうが背が高そうでしたのに」
「女の子一人支えるくらいは余裕だよ、何てったって剣を振り回してるしね」
「……ああ、そうでしたわね」
この学園では身内以外にリーゼロッテだけには騎士を目指して剣の稽古をしていることを話していた。最初それを聞いたリーゼロッテは目をむいて驚いていたが「でもあなたらしい。カッコいいと思う」などと笑ってくれたのがイーディスは嬉しかった。姉のエレンは優しくて大好きだが、淑女過ぎてかイーディスが令嬢らしくない振舞いをすることにはいい顔をしてくれない。
「心配してくれてありがとうね、ロッテ。大好き」
「私もディーが大好きよ」
リーゼロッテはふわりと笑った。
「私、ロッテにワッフルを作ってきたの」
「まぁ、嬉しい。ではご一緒にお茶をしましょうよ」
改めて女の子っていいなとしみじみ思いつつ、イーディスはナッツのことを思い出し、次にレナードが休日にやって来る時にナッツのことを聞いてみようと一人頷いた。
「ねえレナード」
その休日、剣や乗馬の練習を終えた後にお茶を飲みながらイーディスは切り出した。
「なに、イーディス。とうとう僕と婚約してくれる気になった?」
「なってないな」
「ええー……」
「そんなことよりね」
「そんなこと……」
「あなたってナッツが嫌いなの?」
別に聞き辛いことでも何でもないのでズバリ聞くと、レナードは驚いた顔をした後に今度は不満そうな顔をしてきた。相変わらず表情のわかりやすい男だなと思っていると「何で……」とレナードが呟いてきた。
「何? もしかして私がナッツのこと知るのが不満なの?」
「そうじゃなくて、いや、ううん、まあ確かに知られたくはなかったよ。不満なのはでもそれじゃない。イーディスにはバレないようにしてたんだ。なのに何で。誰がばらしたの……」
「あら。何故私にだけバレないようにするの?」
令嬢たちが知っていたということは王族として秘密にしている訳でもない上に、親しい者だけが知っているという訳でもないことなのだろう。そんな誰もがたまたまだろうが知り得そうなことを何故あえてイーディスにだけ内緒にするのか。ナッツのことだってちゃんと知っていたらペカンのケーキなど渡さなかったし、渡した時も言ってくれればよかったのだ。そんなことを遠慮しあう仲ではないと思っていたのにとイーディスは面白くなさげにレナードを見た。
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