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幼少期
幼稚園~
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幼稚園に通い始めて、幼児性から様々な事件を起こしていた。
乳児期に祖父に叩きこまれた虫取りによる園内散策とクラスからの離脱、水槽の金魚を「閉じ込められて可哀想」と言い滑り台やブランコへ乗せて日常的に一緒に遊ぶ、カメを高い高いして上に投げて本当に他界他界してしまう……数えればキリがない。
何よりも困ったのが、女の子特有の「ダメでしょ」が入園当 時から年長組の男の子相手に炸裂していたこと。
それで殴り合い、掴み合いの喧嘩に発展することも屡々で、横暴な態度も許せなくて頻繁に先生たちを困らしていた。
その背景として、大人になった今思えば「女の子である自分」と「男の子を徹底して演じなければいけない使命」との鬩ぎ合いで、自分に必要な心の発達が不十分で尚且つ余裕がなかったのも原因だったのかなと考える。
男の子と女の子では必要な教育と発達は、身体以上に全く違うし共通点も思春期まで「人として」以外は皆無だと思う。
そこに齟齬が起きるのだ。
往々にして生きていくのに無理がある。
故に集団行動が無理で、頻繁に休んだり遅れて通園したりしていたし、行事も殆ど出席しなかった。
だけど、変えるわけにはいかなかった。
進学デビューするまでの間の、キャラ変の暫しの辛抱だ。
ただ、唯一優しさや母性から来ていた行動の一端を褒められていたことだけが救いだった。
乳児期に祖父に叩きこまれた虫取りによる園内散策とクラスからの離脱、水槽の金魚を「閉じ込められて可哀想」と言い滑り台やブランコへ乗せて日常的に一緒に遊ぶ、カメを高い高いして上に投げて本当に他界他界してしまう……数えればキリがない。
何よりも困ったのが、女の子特有の「ダメでしょ」が入園当 時から年長組の男の子相手に炸裂していたこと。
それで殴り合い、掴み合いの喧嘩に発展することも屡々で、横暴な態度も許せなくて頻繁に先生たちを困らしていた。
その背景として、大人になった今思えば「女の子である自分」と「男の子を徹底して演じなければいけない使命」との鬩ぎ合いで、自分に必要な心の発達が不十分で尚且つ余裕がなかったのも原因だったのかなと考える。
男の子と女の子では必要な教育と発達は、身体以上に全く違うし共通点も思春期まで「人として」以外は皆無だと思う。
そこに齟齬が起きるのだ。
往々にして生きていくのに無理がある。
故に集団行動が無理で、頻繁に休んだり遅れて通園したりしていたし、行事も殆ど出席しなかった。
だけど、変えるわけにはいかなかった。
進学デビューするまでの間の、キャラ変の暫しの辛抱だ。
ただ、唯一優しさや母性から来ていた行動の一端を褒められていたことだけが救いだった。
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