壁の染みの見る世界:わたしは隅っこにいますよ

新帯 繭

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始まり……最期の記憶

あなたは『霊』を信じますか?
死んだ後の『残留思念』というものや、『死後の世界』というものを信じますか?
わたしは信じていません……
ほんの少し前までは……
今では、それも嘘や捏造を含みながらも、少なからず存在はしているのかな……何で考えてます。
そうなった理由を、今からお話致しましょう。


まず自己紹介から
私は、渡真利 麻依:17歳。
色々と悩む、多感なごく普通の高校生だ。
今は、学校を休んでいる。
というよりも不登校手前みたいに投稿日数を少なくして学校生活を送っている。
別に学校が嫌な訳でもない。
先生が嫌いな訳でも強いて言うなら違う。
学校がとある私の事情を鑑みて、そういう措置をしたというわけだ。
問題児というわけではない。
学業成績も学校でも上位で、ボランティア活動も積極的にしている、表彰も何度かされている。
学校生活だけで言えば優等生に近い。
何が理由なのかは、今は詳しく言いたくない。
だけど、一言で言うなら、わたしの体と心の問題だ。
それで学校側は、そういう生徒をクラスで毎日受け入れ続けるのは、配慮面でも理解面でも無理だってことらしい。
元担任が気味悪がって、好き放題に言葉を浴びせたのを副担と教頭が重く受け止めて、配慮を約束してくれて、限界がこれなのだ。
嫌いではないが、信頼はしていない。

そんなわたしにも、友人ぐらいはいる。
女子三人と男子二人ほどのグループだ。
偶に焼き肉行ったり、カラオケしたりで集まる仲だけど、授業での絡み以外は殆ど仲良いだけのドライな関係。
それでも、わたし個人としては、絆は深いと思っている。
特に幼馴染の、島谷 優雨は数少ない理解者だ。
わたしを頻繁に女子会に誘ってくれたり、プリクラを撮ったり、何だかんだで喧嘩しようが、何しようが付かず離れずで、悩んでいても相談に乗ってくれて、本当に優しい人。
そんな優雨に、わたしは恋に近いものを抱いているのかもしれない。
今まさに、目の前に座って、一人読書に勤しんでいる。

突如、図書室でまったりと微睡んでと地震が起きた。
優雨は?……オロオロしている。
すると本棚が倒れ、本が一気に頭上を襲ってくる。
咄嗟に、わたしは、優雨をかばった。
これがわたしの……『渡真利 麻依』としての最後の記憶となった。
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