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第15話 旅
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レオ達はクリスの家から出発した。王都セイダンまでは、歩いて1週間ほどかかる。その中間地点に大きな街があり、今はそこへ向かっている。
「なあ、レオ。あとどのくらいで着くんだ?」
「何言ってるんだよカイ。まだ出発したばかりじゃないか」
「別に早くつきたいって訳じゃなくて、むしろ逆なんだよ」
「どういうこと?」
「こうやって歩いてるといろんなやつに会うかもだろ?もし襲ってくるようなやつがいたら戦ってみたくてよ。ほら、俺たちどのくらい強くなったか知りたいだろ?」
「この前クリスの家に入ってきた盗賊と戦って何とか勝てた感じだったじゃないか」
「あれは.... 油断したんだよ」
「今も油断してないか? 笑」
「今度はちゃんと油断しないで戦える」
そんなことを話していたら....
ほんとに来てしまった。
人数は3人。盗賊だ。
「おい、お前ら。殺されたくなかったら、持ってるもんをぜーーんぶ置いてとっとと失せな!」
お約束のセリフを恥ずかしげもなく吐いてくる。
と、クリスが
「まあ、ちょうどいいか」
と言うと
「あのリーダーっぽいやつ。あの恥ずかしいセリフ言ったやつな。あいつ、二人で倒してみろ」
「なんでだよ。1人で倒せるよ」
カイが駄々をこねる
「いいから。連携をとって戦うことは非常に大切なんだ。お前らにそれができるか? 難しいかな? お子ちゃまだもんな」
「バカにすんな! やってやるよ! なあ、レオ?」
「う、うん。できるさ」
クリスはニヤニヤしながら
「よし決まりだな」
といった。
「おい! 何コソコソ話してやがる!」
盗賊がしびれを切らして向かってきた。すかさずクリスが先頭にいるリーダーを大剣で左の方に吹っ飛ばす。そして残った2人を相手取り、右の方に誘導しながら戦っている。
レオとカイはリーダーの方に向かっていく。カイはその脚力でものすごいスピードを出しながら向かっていく。が、リーダーは既に起き上がって剣を構えていた。リーダーの剣がカイの爪を受ける。とレオが追いつきすかさず剣を抜いて振り下ろそうとするがリーダーは後ろに引いてかわす。さらにカイが向かっていく。リーダーは見事な反射神経でそれを受け、後から来るレオの攻撃も避ける。するとリーダーは剣を捨て、懐からダガーを2本取りだした。そちらの方が動きやすいと思ったのだろう。そこから一転して2人がかりのレオ達が防戦一方となる。リーダーは素早くカイに向かっていきカイもそれを受ける。レオも助けに入ろうと剣を振るがこちらも意識しているようでしっかり受けられてしまう。
「おいおい、全然ダメだな笑」
クリスが完全にのびてしまった盗賊2人を抱えてきた。
「なんだと?」
リーダーはとても驚いたようだ。
「ちゃんと連携しないと勝てないぞ? ここは大きな町に続いてる道だ。そんなところで盗賊をやって生き残ってるってだけで実力がちゃんとある証拠だろ。油断したな。おい盗賊。この2人に勝てたら有り金とのびてる二人解放してやるよ」
「何ぃ? それは本当だな? よしやってやる」
そこから目の色を変えて盗賊のリーダーはレオたちに向かってきた。
「なあ、レオ。あとどのくらいで着くんだ?」
「何言ってるんだよカイ。まだ出発したばかりじゃないか」
「別に早くつきたいって訳じゃなくて、むしろ逆なんだよ」
「どういうこと?」
「こうやって歩いてるといろんなやつに会うかもだろ?もし襲ってくるようなやつがいたら戦ってみたくてよ。ほら、俺たちどのくらい強くなったか知りたいだろ?」
「この前クリスの家に入ってきた盗賊と戦って何とか勝てた感じだったじゃないか」
「あれは.... 油断したんだよ」
「今も油断してないか? 笑」
「今度はちゃんと油断しないで戦える」
そんなことを話していたら....
ほんとに来てしまった。
人数は3人。盗賊だ。
「おい、お前ら。殺されたくなかったら、持ってるもんをぜーーんぶ置いてとっとと失せな!」
お約束のセリフを恥ずかしげもなく吐いてくる。
と、クリスが
「まあ、ちょうどいいか」
と言うと
「あのリーダーっぽいやつ。あの恥ずかしいセリフ言ったやつな。あいつ、二人で倒してみろ」
「なんでだよ。1人で倒せるよ」
カイが駄々をこねる
「いいから。連携をとって戦うことは非常に大切なんだ。お前らにそれができるか? 難しいかな? お子ちゃまだもんな」
「バカにすんな! やってやるよ! なあ、レオ?」
「う、うん。できるさ」
クリスはニヤニヤしながら
「よし決まりだな」
といった。
「おい! 何コソコソ話してやがる!」
盗賊がしびれを切らして向かってきた。すかさずクリスが先頭にいるリーダーを大剣で左の方に吹っ飛ばす。そして残った2人を相手取り、右の方に誘導しながら戦っている。
レオとカイはリーダーの方に向かっていく。カイはその脚力でものすごいスピードを出しながら向かっていく。が、リーダーは既に起き上がって剣を構えていた。リーダーの剣がカイの爪を受ける。とレオが追いつきすかさず剣を抜いて振り下ろそうとするがリーダーは後ろに引いてかわす。さらにカイが向かっていく。リーダーは見事な反射神経でそれを受け、後から来るレオの攻撃も避ける。するとリーダーは剣を捨て、懐からダガーを2本取りだした。そちらの方が動きやすいと思ったのだろう。そこから一転して2人がかりのレオ達が防戦一方となる。リーダーは素早くカイに向かっていきカイもそれを受ける。レオも助けに入ろうと剣を振るがこちらも意識しているようでしっかり受けられてしまう。
「おいおい、全然ダメだな笑」
クリスが完全にのびてしまった盗賊2人を抱えてきた。
「なんだと?」
リーダーはとても驚いたようだ。
「ちゃんと連携しないと勝てないぞ? ここは大きな町に続いてる道だ。そんなところで盗賊をやって生き残ってるってだけで実力がちゃんとある証拠だろ。油断したな。おい盗賊。この2人に勝てたら有り金とのびてる二人解放してやるよ」
「何ぃ? それは本当だな? よしやってやる」
そこから目の色を変えて盗賊のリーダーはレオたちに向かってきた。
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