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第16話 戦闘
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盗賊のリーダーはさらに速くカイとレオに向かってきた。まるでさっきまでは手を抜いていたかのように。今度はレオの方に攻撃を仕掛けてきた。レオはその攻撃を受けるのが精一杯で攻撃に回ることが出来ない。そこにカイが盗賊の後ろから攻撃を仕掛けるが蹴り飛ばされてしまう。と、今度はカイの方に盗賊のリーダーが攻撃を仕掛ける。レオが助けに行くが返り討ち。
「おいおい、それじゃさっきと一緒だろ? お前ら相手だけじゃなく仲間のこともよく見るんだ。仲間の動きに合わせてやるんじゃなくて、自然にだ! この感覚はお互い息が合って初めてわかる感覚だ! カイ! お前はレオのことみなさすぎだ。レオ!お前はカイのことを気にしすぎだ!お互いベストのタイミングで攻撃を仕掛けろ」
レオはハッと気が付き自分の攻撃ができていなかったことに気がつく。カイのサポートばかりに回っていて攻撃が後手後手になっていた。お互いをちゃんと見て両方から攻撃を仕掛けられればさすがに腕が立つといっても受けきれないはずだ。相手のことをよく見るということも忘れては行けない。
「カイ! 状況をよく見るんだ! 僕のことも相手のことも」
しかしカイは頭に血が上っているのかレオの声も届いていない様子だ。
と、カイは足元にあった石につまづき転んでしまった。その隙を盗賊のリーダーが見逃すはずもなく攻撃を仕掛ける。
ドスッ
カイはとっさに避けたが
ダガーが左肩に刺さってしまった....
悶えるカイ。
クリスはとても嫌な感じがした。
「いかん!」
そう言ってレオの方に走り出す。
レオは、
助けなきゃ助けなきゃ助けなきゃ
カイが死んじゃう!カイが死んじゃう!
嫌だァアアアアアアア
感情がコントロール出来なくなっていた。
左腕が巨大化し盗賊の方へ走り出していた。盗賊のリーダーは何が起こったのかわからず。とっさに後ろに引いた。
ズドォオン
拳はカイのすぐ近くに振り下ろされた。レオは我を失っている。
クリスが盗賊2人を投げ捨てたのを見て盗賊のリーダーはその2人に向かって素早く移動し抱えて森の中に消えていった。
「うあああああああ」
レオの感情はまだ収まらない。
一体どうしたら。カイは痛みで苦しみながらもレオを止めなきゃいけないと思い立ち上がっていた。
すると、後ろの方から何か白く光るロープのようなものが伸びてきて、あばれているレオを縛ったのだった....
「おいおい、それじゃさっきと一緒だろ? お前ら相手だけじゃなく仲間のこともよく見るんだ。仲間の動きに合わせてやるんじゃなくて、自然にだ! この感覚はお互い息が合って初めてわかる感覚だ! カイ! お前はレオのことみなさすぎだ。レオ!お前はカイのことを気にしすぎだ!お互いベストのタイミングで攻撃を仕掛けろ」
レオはハッと気が付き自分の攻撃ができていなかったことに気がつく。カイのサポートばかりに回っていて攻撃が後手後手になっていた。お互いをちゃんと見て両方から攻撃を仕掛けられればさすがに腕が立つといっても受けきれないはずだ。相手のことをよく見るということも忘れては行けない。
「カイ! 状況をよく見るんだ! 僕のことも相手のことも」
しかしカイは頭に血が上っているのかレオの声も届いていない様子だ。
と、カイは足元にあった石につまづき転んでしまった。その隙を盗賊のリーダーが見逃すはずもなく攻撃を仕掛ける。
ドスッ
カイはとっさに避けたが
ダガーが左肩に刺さってしまった....
悶えるカイ。
クリスはとても嫌な感じがした。
「いかん!」
そう言ってレオの方に走り出す。
レオは、
助けなきゃ助けなきゃ助けなきゃ
カイが死んじゃう!カイが死んじゃう!
嫌だァアアアアアアア
感情がコントロール出来なくなっていた。
左腕が巨大化し盗賊の方へ走り出していた。盗賊のリーダーは何が起こったのかわからず。とっさに後ろに引いた。
ズドォオン
拳はカイのすぐ近くに振り下ろされた。レオは我を失っている。
クリスが盗賊2人を投げ捨てたのを見て盗賊のリーダーはその2人に向かって素早く移動し抱えて森の中に消えていった。
「うあああああああ」
レオの感情はまだ収まらない。
一体どうしたら。カイは痛みで苦しみながらもレオを止めなきゃいけないと思い立ち上がっていた。
すると、後ろの方から何か白く光るロープのようなものが伸びてきて、あばれているレオを縛ったのだった....
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