とある能力者達の物語

野良猫

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第1章 出会い

第2話 出会い

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お互い通じ合うものが合ったのだろう、私と葉子ようこが仲良くなるにはそう時間もかからなかった。

先にも述べた通り、私には不思議な力がある。

霊感があり、遠視もでき、占いも伝え方はつなたいけれど、それなりに当たっている。

言霊ことだまに関してもそうだ。

私が「こうなる」と言えば必ずその通りになった。

私はその自分の力を上手く制御できず、力を持て余した状態だった。

その力を察したのか、葉子の繋がりで3人と出会った。

それが、琉貴るき紗枝さえ狛井こまいの3人だ。


話は変わるけれど、私の住んでいる家は、どうしようもないくらいに酷いものだ。

どう酷いかと言うと、鬼門が寝室、裏鬼門がキッチン、風呂場と脱衣所の洗面台はあわせ鏡

これだけでも悲惨さはわかると思う。

しかしそれだけではなく、私が住んでるあたりは、昔古墳であったという話が出ており、建物を立てる前の土地の供養もまともにされていなかったのだ。

私はそういう謂れいわれのある土地に呼ばれやすい体質のようだ。

そして、立て続けに不幸が相次ぎ、普段物持ちの良い私が、物を立て続けに壊れてしまったりと

私でも理解が追いつかない状況に陥っておちいっていた。

そんな時に出会ったのが琉貴だった。
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