とある能力者達の物語

野良猫

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第4章 泥沼な関係

第7話 葉子の泥沼

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次は葉子ようこについて語っていこう。

葉子は複雑な家庭環境で育った生い立ちがあった。
これは琉貴るき狛井こまい紗枝さえも同様である。

私に関しては、まだ一番マシな家庭環境であった事は言うまでもない。

だからなのだろうか、皆それぞれ精神年齢が低く感じられる部分が多々ある。

かく言う私も、大概たいがい精神年齢は低い方だと認識している。

だからなのか、後先を考えずに琉貴に想いを伝えてしまったのであろうと、今になって私は思っている。

葉子に関しては、この5人の中で最年長ではあるが、考えが甘い部分や、少し抜けている部分に対して、私が最年長だと思っていただけに、驚きを隠せない部分があった。

事の発端は琉貴ではあるが、この話をややこしくしているのは葉子であると、私は認識している。

琉貴に対して、ハッキリとした想いがあるのであれば、何故なぜ狛井への返事を返さないのか

私からしてみれば、狛井をキープしておこうとしているようにしか見えないのだ。

何故かは分からないが、葉子は狛井への返事を渋っている。

まぁ、また力が暴走されて、攻撃されるのが嫌だから。と言われてしまっては、返す言葉もない。

しかしながら、変なところで感の鋭い狛井は、フラれる事を自覚はしていた。

彼なりに覚悟は出来ているであろうから、そこに関しては早く返事をしてあげて欲しいものだ。
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