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第3章 恋人同士
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受付の女性に「彼女さんに作らはるんですか?」と聞かれたものの、俺は「いいえ、自分用に……」と答える。女性は言いにくそうに「男性用はないですね、すみません」と言ったので、俺たちはその場から離れた。
それから軽音部のライブを見にホールへ入る。室内は薄暗かったものの、人が何人かいた。俺と侑は1番後ろの席に座る。曲が始まり、静かに聴いていた。
MCの時間になったので、これはチャンスだと思い侑の耳元でこう囁く。
「頭なでられたり、顔に触られたりするのいや?」
頭なでたり顔に触ったりしていいのは彼氏だけだよと侑が言ったので、「じゃあ肩にもたれかかってきて」とお願いする。「こんな感じ?」と侑が聞いてきたので、「そうそう」と返した。それから俺は侑の髪を撫でる。
実は俺の高校時代、女子は全員ショートカットにしなければならないという校則があった。それで俺は侑の髪の長さに驚き、「髪長いね」と囁く。次は侑の耳たぶに手を伸ばし、耳たぶを指で挟んでみる。
それから軽音部のライブを見にホールへ入る。室内は薄暗かったものの、人が何人かいた。俺と侑は1番後ろの席に座る。曲が始まり、静かに聴いていた。
MCの時間になったので、これはチャンスだと思い侑の耳元でこう囁く。
「頭なでられたり、顔に触られたりするのいや?」
頭なでたり顔に触ったりしていいのは彼氏だけだよと侑が言ったので、「じゃあ肩にもたれかかってきて」とお願いする。「こんな感じ?」と侑が聞いてきたので、「そうそう」と返した。それから俺は侑の髪を撫でる。
実は俺の高校時代、女子は全員ショートカットにしなければならないという校則があった。それで俺は侑の髪の長さに驚き、「髪長いね」と囁く。次は侑の耳たぶに手を伸ばし、耳たぶを指で挟んでみる。
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