夢花火

第3章 カップル成立

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　夜ご飯を食べた後は、車を走らせてイルミネーションを見に行く。12月ということもあり、クリスマスイルミネーションが綺麗だった。もちろんプロジェクションマッピングもある。僕はあっちゃんとイルミネーションを見ながら歩いていた。
　ちょうどイルミネーションが綺麗だけれど人が少ない場所を見つけたので、そこに向かう。僕はあっちゃんに「話したいことがあるんだ」と切り出す。
「あっちゃんが好きです。僕の彼女になってくれますか？」
僕がそう言うと、あっちゃんは「え、嘘、私でいいの……？」と目を丸くした。「あっちゃんがいいんだ」と僕は返す。「はい、よろしくお願いします」とあっちゃんに言ってもらえて、あっちゃんは僕の彼女になった。
　その後はイルミネーションをバックにお互いの写真を撮り合ったり、ツーショットも撮ったりする。これまで遠慮していた、手を繋ぐという行為も初めて行った。女性と手を繋ぐのが久しぶりで緊張していた僕に、あっちゃんが手の繋ぎ方を教えてくれる。あっちゃんとならこれからも良い関係で居続けることができそうだと確信した。