夢花火

相沢 朋美

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第4章 恋人同士

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 その後、僕はあっちゃんを最寄駅まで送り届けた。あっちゃんと別れた後はお店に車を返しに行く。それから僕は歩いて家に帰った。家で僕が撮ったあっちゃんの写真を見返す。あっちゃんはイルミネーションをバックにとても可愛く写っており、僕は恋人を可愛く撮れる天才なのかもしれないと自惚れる。
 月曜日、午前中の業務を終えて佐田山さんや五十嵐さんとランチに行く。僕は開口一番に「彼女できました! あの婚活パーティーでカップリングした子です!」と報告した。2人とも自分のことのように喜んでくれる。そういった色恋沙汰の噂はすぐに広まり、社内では「成田についに彼女できたってよ」と僕の話で持ちきりになった。僕自身に直接聞いてくる者はいないけれど、彼女ができた話は瞬く間に広がる。

***

 今週末はあっちゃんと付き合い出して初めてのクリスマスデートをする。僕はそのために良さげな焼肉店を予約した。プレゼントは一緒に見に行こうという話になる。
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