第2の人生は若返ってから

マユリ

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第4章 イトルア村

第51話 お礼には採取

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おはようございます。
…そういえば、テントの部屋のベッドでしたね。ここ数日はベッドがコロコロ変わるので朝少しだけ変な感じでしたよ。朝起きるとテントのキッチンに立ちます。朝御飯でも作りたかったんですけど既にザイルさん達がいて朝御飯の準備をしていました。…ザイルさん達っていつ寝てるのでしょうか?朝早すぎませんか?
まっ、ザイルさんのご飯は美味しいから嬉しいですけどね。それに私の朝御飯と言っても、ベーコンエッグぐらいしか出来ませんし。料理が出来ない訳じゃなくて、ここと地球との野菜の種類と味がまだ一致しないんですよ。それで料理の仕方が難しくなっているのに調味料が高い上少ないし、日本人に必要な調味料もないのは痛いです。

……私この世界で使えなくないですか?
久し振りに泣けてきそうでした。アルさんも何か作ってますね。アルさんをみてみたら、…お菓子ですか?

「ザイルさんから、マリさんはお菓子がお好きだとお聞きしたので作ってみました。マリさんのお口に合うと嬉しいのですが…。」

「アルさんが‼ありがとうございます。とても嬉しいです。」

お菓子です。お菓子ゲットですよ!……少しはしゃぎすぎてしまいました。でも、この世界にきてからお菓子と言えばドライフルーツですよ。ザイルさんがお菓子を作ってくれなかったら、この世界にお菓子がないと思ったぐらいです。それが、お菓子ですよ。嬉しく無いわけないじゃないですか、お菓子が嫌いな女子はほとんどいないと思います。

その後起きてきたジルさんと皆で朝御飯を食べ、それが終ると私がお世話になった人達にお礼がしたいので薬草を集めている話になり、アルさんは私に付き合ってくれる事になりました。ザイルさん達は、近くにきたついでに欲しいものがあるそうなので、少しだけ別行動です。

今日は、アルさんもいるので村の表から出れますね。ザイルさん達とそこまでは一緒に行くことになり向かいました。村の入り口に近づくと入り口の方からリックお兄さんが走ってきました。

「マ~リ!何処に行くんだ?」

「あ、リックお兄さん。」

「心配だから俺もつ……」

「リックお兄さん?」

どうしたのでしょうか?リックお兄さん、凄い汗をかいてるし顔色がとても悪いですけど大丈夫でしょうか?何故か震えてもいますし。…んっ?気温が少し下がりましたか?

「リックお兄さん大丈夫ですか?」

「…だ、…大丈夫だ!」

「本当に大丈夫なんですか?」

すると後ろから、もう一人の門番のお兄さんが現れリックお兄さんの肩を掴みました。

「大丈夫だ。こいつは連れて行くから心配しないでいいよ。ねっ、後ろのお兄さんも。」

そう言われてアルさんを見ると、心配と言うよりいつもの笑顔ですけど?…あれ、気温戻った?さっきの気温の変化はやっぱり私の気のせいだったのでしょうか?……まっ、いいですか。

「それではよろしくお願いします。私は少し外に出ますね。」

「おう、そこのお兄さんがついてるなら問題ないだろうし、いってらっしゃい。」

村の入り口で、ザイルさん達やお兄さん達と別れ森の中に向かいます。アルさん、何か考え事でもあるのでしょうか?珍しく静かですね。

「アルさんどうかしましたか?」

「……先程の男の方をマリさんがお兄さんとお呼びしていたので気になってしまって。」

「あ~、それはですね。」

私は、リックお兄さんが妹が欲しかった事、それで妹扱いの上「お兄さん」とつけて呼ぶことになった事を伝えました。ついでにミランお母さんも同じ様な理由で、娘が欲しかったので「お母さん」呼びをお願いされていることを伝えました。

「…だから呼び捨てですか。(小声)」

「んっ?アルさん何か言いましたか?」

「マリさん何でもありませんよ。それより、薬草が沢山採れるといいですね。」

アルさんが傍にいるので、やはり安心感がありますね。…相変わらず執事セットも健在です。あ~、あの果実水は相変わらず美味しいですね。
私はアルさんと共に午前中一杯薬草採取に励むのでした。


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