第2の人生は若返ってから

マユリ

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第6章  旅の道のり

第76話 ポーション

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道のりはのんびりと進んでいます。本当はもっとスピードが出るのですが、早く景色が流れていく光景に慣れなくて私の気分が悪くてなってしまったのが原因です。アルさんのチートのお陰で全く揺れないので、景色さえ見なければ大丈夫だと伝えたのですが、(乗り物は車等で乗りなれてますから。)皆さんが心配してユックリ進むことになり、少しずつ様子を見ながらスピードを上げて行くそうです。
でもその為に次の村まで一週間程かかります。因みにこの馬車で跳ばせば1~2日程度で着くそうです。

……本当に申し訳ないです。

広いキャリッジの中をザイルさん達は何処かに消えました。…中が家のように広いって……。そうボンヤリ思っていたら、食事を持ったザイルさん達が現れ、私の側にいたアルさんがテーブルを取り出します。

「そろそろ、お昼だろ!ご飯作ったぞ。あ、そうだった。アル、勝手に炊事場かりたぞ!」

「どうぞ、ご自由に使用して下さい。あ、それは此方に置きましょうか?」

「ああ、助かる。後これを並べたら終わりだ。…よし!食べるか!」

あっという間に目の前には綺麗に並べられた食事があります。
……ザイルさんにアルさん、私達よりも女子力高くないですか?…この世界ではこれが普通なのでしょうか?

それから私達は食事を終え各自ソファーに座り本を読んだり、武器を磨いたりしています。アルさんは私の眠る所の準備をしにいきましたし、私も本を読もうと思ったのですが、ボックスに薬草が残っていたのを思いだしポーション作りをする事にしました。
先ずはポーションを入れる物、鍋をイメージして創造して作成していきます。その後は、薬草をボックスから取り戻すと、バスケットボール程の水の玉を作成して沸騰させると中に薬草を入れます。そのままでは苦そうなので、苦味をおさえるイメージで薬草からの成分を取り戻していきます。それが出来たら、鍋に入れて冷ましておいたところで……。

………先程から、ザイルさんとジルさんが私を凝視しているのは何故でしょうか?

「ザイルさん、ジルさん、どうかしましたか?」

私の言葉に我にかえってザイルさんが口をひらきます。

「………マリは今何を造っているんだ?」

「今ですか?アルさんから教えて貰った回復ポーションを作っています。後は冷やしたら瓶に詰めるだけです。」

私の言葉にザイルさんとジルさんは、お互いに顔を合わせるとため息を吐きました。

「……もしかして、この作り方を街中でやったりはしてないよね?」

「やっていませんよ。」

「…そうか……。マリ、このポーション作りのやり方は少しだけ特別でな、人前ではやらない方がいいぞ。」

「……そうね。……でも、アルのをみて再現出来るなんて……。実はマリちゃん凄い人?」

私の言葉を最後に、お互いに話し合っていきます。……私どうしたら?
…と思っていたら今度は私に眠気が襲ってきます。大変です。この感じは歩けませんね。私はソファーに持たれると共に襲ってくる眠気を迎えます。

これは何時もの逆らえない眠気ですね。と思いながら仮眠の感覚で私は眠っていくのでした。

~とあるヒトコマ~

ザイル
「…マリ。……寝ているな。」(真顔)

ジル
「あら、本当ね。……でも、本当にマリちゃんには驚いたわ。」(ビックリ顔)

アル
「マリさんに何かあったのですか?」

先程迄、本を読んでいたアルがザイル達を見た。

ザイル
「……アル、マリにポーションの作り方を教えたのか?」(真顔)

ジルもこちらを見ている。

アル
「はい、必要になると聞いたので…。それがなにか?」(疑問顔)

ザイル
「大有りだ!マリがさっきポーションを作ったんだが、魔道具も無しに短時間で作ったんだぞ!」(驚き顔)

アル
「それが何か?」(真顔)

ザイル
「………お前なぁ…。普通ポーションを作るには安定して作るために魔道具で作るのが基本だろ。それに魔力を少しずつ流していき混ぜ合わせ数時間後出来上がるのが普通だろ。」(少しの怒り&呆れ顔)

アル
「そうでした?」(真顔)

ザイル
「…………それを…マリも出来ているんだぞ。それも何気なくだぞ…。」(驚き顔)

アル
「マリさん流石ですね。」(笑顔)

ザイル
「…いや、そうじゃなくて。」(驚き顔)

アル
「早速明日マリさんの好きなお菓子を準備しなくては!」

ザイル
「…だから、そうじゃなくて。」(焦り顔)

アルがザイルの話を冴えきり奥に消えていった。

ザイル
「……だから。……もう後でいいや…。」(呆れ顔)

ジル、ザイルの頭に手をのせると頭を撫でた。
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