第2の人生は若返ってから

マユリ

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第6章  旅の道のり

第83話 やっと決まったプレゼント

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いよいよ明日はゲカン。予定では昼頃には到着予定です。私が部屋に籠っていた間スピードを上げることが出来たみたいで思ったよりも早くゲカンに着く事が出来たそうです。ザイルさん達のプレゼントも綺麗にラッピング済みです。
お礼なので頑張りましたよ。ただ、まだアルさんのプレゼントが決まっていません。なので今からジルさんに相談する為に女子会です。
……女子会と言わないとアルさんが執事の用にずっとついていてくれて、お茶やお菓子等のセッティングをしたりしますからね。いっそ執事の服でもプレゼントしましょうか?

……嘘です。そんな事はしませんよ。
少し、少しだけ見てみたい気持ちもありますけどね。

そんな事を思っていたら扉を叩く音と共にジルさんの声がしたので、私はジルさんを部屋へと迎えました。そして椅子に座って貰うと、アルさんから貰ったお菓子と果実水を出します。

「ジルさん、飲み物は紅茶もありますがどちらの方が良いですか?」

紅茶はザイルさんとアルさんから頂いた物ですが大量にあります。…あの二人は転移事件以来色んな物を私にくれるので、ボックス内の食べ物や飲み物が凄い事になっています。

「マリちゃん、私はこの果実水で大丈夫だから座ったら?」

ジルさんの声に我に帰り椅子に座ると早速相談をします。ゲカンに着いた夜にプレゼントをしたいので時間が無いのです。

「……アルへのお礼かぁ、マリちゃんがあげるものなら何でも喜んで貰うと思うんだけどね……。」

「アルさんは優しいですからね。何でも喜んでくれそうですよね。」

「嫌、そう言う事じゃなくて……。あっ、そうだわ。マリちゃん銀細工得意じゃない。それで何か身に付けれる物を造ってみたら?喜ぶと思うわよ。イヤーカフやネックレスとかはどうかしら?」

「身に付けれる物ですか……。」

その時アルさんにプレゼントしたブレスレットを思い出しました。今なら更に上手に造れる筈です。

「ジルさん!ありがとうございます。お陰で良いアイディアが思い付きました。」

「そう。良かったわね。それでマリちゃんはアルに何をプレゼントするのか聞いても良いのかしら?」

「はい、ブレスレットをプレゼントしようと思います。私が最初にプレゼントしたものは未熟な物でしたから。」

「……ブレスレットをプレゼントするの?」

「はい、……あれ、もしかして何かあるんですか?」

「いいえ、何でも無いわ。アルとても喜ぶと思うわよ。」

私はジルさんにそう言って貰えて自信をもちました。その後はジルさんと何気ない会話をしながら過ごし。夜になるとテーブルに向かいました。よし!今から頑張って造りますよ。そう気合いを入れるとアルさんのプレゼント造りに勤しむのでした。


~とあるヒトコマ~

ジル、マリの部屋から自身の部屋に戻った。

ジル
「……はぁ~。」(悩み顔)

ザイル
「ん、どうしたんだ。ジル。」(心配顔)

ジル
「今日、マリちゃんの相談にのっていたんだけどね。それが…」(悩み顔)

ザイル
「ちょっと待て!相談話を俺に話して良いのかよ。」(焦り顔)

ジル
「大丈夫よ。ザイルには話するって伝えてるし。」(真顔)

ザイル
「…そ、そうか。それならいいんだが。それでどうしたんだ?」(焦り顔)

ジル
「そう、それでマリちゃんにアルへのプレゼントの相談をされて、身に付ける物でネックレスとかを提案したのよ。」(真顔)

ザイル
「まぁ、無難だな。でも、アルならマリがくれたものなら、そこら辺の石でも喜びそうだけどな。」(苦笑顔)

ジル
「……偶然ね。私もそう思ったわ。」(呆れ顔)

ザイル
「それで、決まったのか?」(真顔)

ジル
「決まったわよ。ブレスレットに。」(困り顔)

ザイル
「お、おい、ブレスレットっての……。」(焦り顔)

ジル
「前にプレゼントした物より今なら上手に造れるからだそうよ。」(困り顔)

ザイル
「…意味はわかって無いだろうが、……まぁ、アルが喜ぶから良いと考えるべきなのか?」(困り顔)

ジル
「……プレゼントを貰ったアルが暴走しないか不安よ。」(真顔)

ザイル
「……なんか頭が痛くなってきた。…とりあえず、様子をみよう。アルの暴走(マリ限定)はいつもの事にだしな。」(困り顔)

ジル
「…それもそうね。そう言えば、話の最中に出た果実水にお菓子なんだけどね。」(真顔)

ザイル
「おう。俺の作った物か?それともアルの作った物か?」(真顔)

ジル
「アルが作った物よ。…どれも素材が希少種ばかりの物だったんどけど…。」(困り顔)

ザイル
「…果実水は前に作るのみたが、お菓子も?」(呆れ顔)

ジル
「お菓子のジャムと上に乗っていたフルーツは間違え無いわ。あのテーブルの上だけで大きな家が買えるわよ。」(困り顔)

ザイル
「……はぁ。アルに言っても聞かないから、マリにお菓子は貴重だから人前に出さないように言っとくよ。」(呆れ顔)

ジル
「そうした方がいいわね。宜しくねザイル。」(スッキリ顔)

ザイル
「……あぁ。わかった。」(困り顔)


ザイル
(お願いだから、これ以上問題起こさないでくれよ。)

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