第2の人生は若返ってから

マユリ

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第7章 ゲカン

第92話 実家にて

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…おはようございます。
今日も一日が始まります。でも、今日からはあのスキルが使えませんからね。眠気に気をつけないといけません!唯一の救いはアルさんがこの町ではトラブル防止で離れないと言ってくれた事ですね。勿論眠気で倒れる前に休む事が前提ですが、もしも倒れたら知っている人が側いると安心ですからね。
気を引き締めていきたいと思います。
…ですが、今までの代償でしょうか?寝た筈なのに既に眠いです。今日はジルさんの実家にお邪魔する日なのですが大丈夫でしょうか?不安ですね。
少しボーッとする頭をしっかり目を冷まさせる為に冷たい水で顔を洗うと皆の所に向かいます。
席につきご飯を食べ始めるとジルさんが話始めました。

「昨日話した通り私の実家に行こうと思うの。彼処なら変な人が入って来ないしね。」

「確かにな。安心しても大丈夫だと思うぞ。」

「そうと決まったら、ご飯を食べ次第行きましょう。」

そう言うとご飯を食べチェックアウトすると皆でジルさんの実家に向かいます。道はどんどん町の奥へと向かっていき廻りの建物は大きな物へと変わっていきます。
……もしかしてジルさんってお嬢様?
そんな事を思っていたら。

「この辺りは弟子を持っている人達のエリアですね。確かジルさんのご実家は沢山の弟子をお持ちだそうですよ。」 

「小さい頃から色んな武術なんか見ていたら、それに伴う武器が好きになって色々集めたくて気がついたら冒険者になっていたのよ。」

「ジルの武器コレクターは筋金入りだからな。数も質も半端じゃないぞ。お陰で色んな目にあったけどな。」

「まっ、良いじゃないの!っと、着いたわよ♪」

苦笑いを浮かべるザイルさんの脇腹に肘を当てた後ジルさんが足を止めました。
ジルさんが足を止めた建物はこの町でも1~2番を誇る建物ではないかと思われる程のものでした。

「…大きい建物ですね。」

「そうね。でも弟子達も一緒に生活となるとこれぐらいないと厳しいのよ。さぁ行くわよ。」

そう言って、入り口の大きな扉の前に立つと一人の男の人に声を掛けます。

「オキさんお久し振りです。連絡は行っていると思うけど。母さん達はいるかしら?」

「ジルさん、お久し振りです。アリアさん達なら丁度今、家の方へと戻られた頃だと思いますよ。」

「ありがとう。じゃあ、家の方へ行ってみるわ。」

ジルさん曰く、早く実家に向かった訳は遅すぎた場合、鍛練等で家にいない可能性が高くタイミングを逃すと捕まりにくい為だそうです。ジルさんは、私達をどんどん屋敷の中へと案内していき1つの部屋の前にくると、そこでザイルさんにアルさん達と共に待つことをお願いすると部屋から出て行きました。

「この部屋は来客用なんだよ。」

そう言ってザイルさんは中に私達を招き入れると鍵を閉めました。
不思議そうな私にザイルさんは苦笑いをしながら説明をしてくれました。

「町の中では連れがいたら手合わせの願いは禁止だが、この屋敷内ではそれが無い。連れが許せば手合わせが出来るからな。まっ、念の為の予防だと思ってくれ。」

そう言った瞬間扉を叩く音が聞こえました。

「誰だ。」

「すみません。お見掛けした際かなりの…」

「断る。後ろに続く奴らもだ。」

ザイルさんの返答に相手側は暫く話し掛けていましたが、返答がないとわかると去っていったようです。

「……なんか凄い所ですね。」

「暫くは来ないだろう。ジルも時間が掛かるだろうし、お茶にでもするか。」

ザイルさんは扉から離れソファーに座るとお茶を取り出しました。なんか凄い所にきてしまった感がするんですけど大丈夫ですよね?
少し不安になってしまった私でした。




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