第2の人生は若返ってから

マユリ

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第8章 日常と非日常

第103話 癒され…ない

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ジルさんに連れられて来た家の裏庭、ここはジルさんの母のアリアさんが、ジルさんの為に植えたそうです。

「女って私一人だけだったから、色々気を使ったみたいなのよね。別に気にしなくても良かったのに。」

ジルさんはそんな事を言っていますが、裏庭の花は綺麗な花ばかりです。色んな色の花達に囲まれて素敵時間です。

…但し、「セイッ!」とか「ヤァ―!」の掛け声と共に何かが倒れる音や、「バキッ!」と、何かが割れる音等がなければですが……。

距離的には離れているのですが、気合いが入っているのでしょう。少し離れただけでは音が聞こえるのはしょうがないと思います。

「あはははっ。前は声なんて聞こえなかったんどけど、弟子が前より増えちゃったからね。」

そう笑った後、「後でザイルか、アルに道場と、部屋を空間魔法で増やしてもらおうかしら?」と、小声で呟いていました。多分あれは確実にやらされるパターンですよね。


~その頃ザイルさん~

「ぅおっ!」

突然襲った寒気に身体を擦っていた。

「ザイルさん、どうしたんですか?」

本から目線も上げずアルは問いかけた。

「いや~、何か一瞬寒気が…。」

俺の問いかけにアルは、

「あぁ~、それジルさんですよ。多分何か思いついて私達にお願いしたい事でもあるんじゃないですか?」

「……そうか?」

確かにアルは感知能力は高いがそれでもわかるものなのか?

「私も先ほど一瞬で寒気を感じましたから、あれはジルさんでしょ。それよりザイルさん。調べものに戻って下さい。」

「…あぁ、すまん。」

そう言って本に目線を戻すが、アルはわかっているのか?さっきの感知能力はあり得ない事だと。……まっ、アルだしな。気にしたら負けだ。
そうして俺は本に集中するのだった。


~その頃マリ達は~

「くしゅん!」

私の後ろにいたジルさんがくしゃみをしたので振り替えると本人の方が驚いていた。……何故?疑問に思いつつもジルさんに近づくと声をかけた。

「ジルさん大丈夫ですか?」

「大丈夫、大丈夫。……風邪かしら?私一度も風邪なんて引いた事ないのに。」

「あはははっ」と笑うジルさんですが、聞いてみたら熱が出たのは魔物の怪我とかだけで、それ以外熱も出たことがないらしいです……。

「健康だけは自信があるのよ。」

私の所では「○○は風邪を引かない。」と言いますが、ジルさんそれではないですよね?そう願います。そんな事を思っていたら、何やら遠くから此方へと走ってくる人がいます。誰でしょう?気になって見ていると、………彼は確か…。
ジルさんを見ると頭を抱えています。そして聞こえてくる声。

「手合わせ願います~!」

……やはり彼でした。そのまま彼は声を出し続けながら走って来て後少しで裏庭に届く所で私の視界から忽然と消えてしまいました。

…何が起こったのでしょうか?ジルさんは、「ザイル達流石!」問いかけた言っていますが、お願いですから私にも説明して下さい。










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