第2の人生は若返ってから

マユリ

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第9章 初めての対峙

第108話 気持ちと違和感

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朝起きると珍しくアルさんがいませんでした。

「あら、アルは?」

「アルなら少し出掛けてるぞ。アイツの事だし直ぐに帰ってくるだろ。」

「…それもそうね。」

ジルさんは私を見ながらそう言うと席に座りました。一方私はアルさんがいない事に少しだけ変な言葉に出来ない気持ちになりながらもザイルさん達と一緒にご飯を食べました。
結局アルさんはお昼を少し過ぎた頃に戻ってきました。

「お帰りなさいアルさん。」

「…アル、遅かったな。」

「お帰りアル。」

「只今戻りました。あれから皆さんまだご飯を召し上がってないんですか?」

お昼の準備だけをして座っている私達に不思議そうな顔でアルさんは問い掛けました。

「それがな、マリが「アルさんがいないと落ち着かないですね。」って言うから少しだけ待ってみる事にしたんだよ。」

「そうだったんですか。マリさんありがとうございます。」

お礼を言われた後皆でご飯を食べている時、先程ザイルさんがお昼を待っていた理由を、アルさんに暴露された時は恥ずかしくてどうしようかと思いましたが、今隣でアルさんが嬉しそうに一緒にご飯を食べているからよいとしましょう。

それよりも気になるのは…。

「アルさん、大丈夫ですか?」

「マリさん、大丈夫ですかと問われても私はいたって元気ですよ?」

「なんと言えば良いのかわかりませんが、アルさんの笑顔がいつもと少しだけ違う気がして…。…疲れ?…悩み?わかりませんが気になってしまって。」

「……大丈夫ですよ。出掛けた先の方々と、なかなか話が合わなくて時間がかかっただけですから。」

それでも心配そうになって、そう言って笑う顔もやはり少しだけ元気がないようにみえてしまし心配そうに見上げる私にザイルさんが。

「アル。マリも心配している事だし少しだけ休んだらどうだ?」

「……わかりました。」

「俺が、アルがちゃんと休むか見届けてやるからよ心配するなよ。」

そう言って二人は部屋に戻って行くのを見届けると私はジルさんと向き合います。

「アルさん、大丈夫ですかね?」

「アルが大丈夫って言っているから大丈夫よ。それよりもマリちゃん、アルの表情でよくわかったわね。」

「いつもアルさんの笑顔を見ているので、少しだけ違和感を感じただけですよ。」

そんな感じでジルさんと話をしながら時間を過ごし途中疲れてしまった私はジルさんに断りを入れて仮眠をする事にしました。

サラ様達にも言われてますからね。無理しないで仮眠を取らないと!でも、いつまで続くのでしょうか?この眠気はかなりキツいですからね。
そんな事を考えながら私はベッドで横になるのでした。

その後、わたしが寝た後に再び私の右手の指先が消えかけて、ジルさんが大慌てしてるなんて知りませんでした。




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