第2の人生は若返ってから

マユリ

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第10章 暴走する人達

第125話 謎の男 2

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謎の男が仕掛けてくる攻撃をかわしていく行為を続けていくと相手の男は不思議そうな顔をしだした。

「…何故?攻撃が全て見切られている…。」

確かに、彼の剣さばきとその間に放つ魔法の速さはAランクがギリギリついてこれる、いえ、ここまでバランスが良いと中にはついていけない方もいるかもしれません。

まぁ、ザイルさん達なら問題なく対応出来ると思いますが…。

「…一旦体制を立て直すべき…か?………面倒。」

そう言うなり彼は攻撃を一旦止めると、私から距離をとりました。

「……もう考えるの疲れた。……疲れたから帰る…。」

そう言って帰ろうとする彼の目の前に壁を造り足を止めます。

「その前に何の目的があって、何故この場所に現れたのかをお聞かせしてもらえないと"すぐ"には返す事が出来ません。」

と言っても、彼が何も答える筈も無いことは解っています。なのでこれは集中力の切れたような彼の気を更に少しでも反らし、何かしら次への切っ掛けとなればとと言う気持ちでしかありません。其ほど今の私達には情報が無さすぎます。

「………アイツ、簡単だと言ったのに…。こっちの方が面倒。」

「こっちとは?貴方は一人ではないのですか?」

「…今は一人。……この壁硬い…。」

話ながらも、壁を壊すべく力を加えていく男。その際も面倒と言いながらも一瞬も隙などをみせない。

「……もういい。…これはアイツのせい。」

そう言うなり懐から何かを取り出した。

「…あの方いないし。…問題ない……。」

その瞬間あの嫌な感じが溢れ出したのを感じとっさにシールドをはる。それと同時に物凄い音の爆発音と、シールドにあたる土や木々。それに消えた彼の気配。

シールドを解除し、土煙を風魔法で視界をクリアにするとそこに彼の姿はなく、彼が立っていた場所を中心に深くえぐれた地面。そこから円を描くように目の前には無造作に倒れた木々や花達の姿があった。

まさかあの壁を取り去る為だけにこの威力の爆発を引き起こしたのですか?…それにあれは何ですか?明らかに魔法とは違う物でした。実際に魔力を一切感じませんでした。
でも、何故かあれを見た瞬間嫌な感じがしたのです。

まぁ、結果その判断が正しかったのですが…。

「…結局何もわからないままでしたね。」

無惨に散らかった裏庭を見詰めながらそう思っていた時。

「あ~‼️」

爆発音を聞き付けたジルさんが声をあげながら近づいてきました。
ザイルさんもその後ろをついてきています。ジルさんは私の方に近づいて、花が咲いていた場所を指差すと。

「どうしてくれるのよ!マリちゃんが好きだった裏庭なのに。」

「あ、……。」

そうでした。この裏庭をマリさんは気にいっていたのでしたね。

………ふふっ。あの彼今度会った時どうしてくれましょうか?

そう考えているとジルさんはゆっくりと私から離れ、ザイルさんのそばまで戻ると。

「……ちょっと、ザイル。アルが壊れた。」

「……俺に振るな。それにアイツが壊れたのは最近からずっとだろ?」

「……あ、それもそうね。」

……二人とも失礼ですね。



















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